本日の記事の見出し
多くの指導はマインドを変えろと言うが、本当に上手く行くの?
今日は
「悲観的な人がビジネスで成功する可能性」
というテーマに触れてみたいと思います。
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■楽観主義者と悲観主義者ではどちらが成功しやすいか?
人の性格は2つに分けることが出来ます。
楽観主義者
悲観主義者
あなた自身はどちらに入りますか?
そして組織の人間はどちらが多いでしょうか?
組織では経営幹部に近づくほど
「楽観主義者が多くなる」
傾向があります。
経営幹部に楽観主義者が多いのは
「成功体験が多いから」
です。
成功体験が多ければ、物事がうまく進んだ記憶が多くあります。
そのため、目の前の困難も上手く行くと考えられるからです。
そして楽観主義者の方が
「ビジネスで成功する」
という研究結果が出ています。
最大の理由は
「楽観主義者はリスクをとる行動を選べる」
という点にあります。
ビジネスで成功するには
「一定のリスク」
を取る必要があることは想像できるでしょう。
成功体験のある楽観主義者は
「躊躇することなくリスクをとれる人」
が多いため、成功数が増えるということです。
もちろん、私たちが見聞きするは成功例のみです。
成功の陰に多くの失敗があることを悪れてはいけません。
では悲観主義者はビジネスで成功するのは難しいのでしょうか?
■悲観主義者がビジネスで成功することは難しいのか?
悲観主義者は
「目の前に出来事に対して、上手く行かない想像」
を無意識にしてしまいます。
上手く行かない想像をすれば
「リスクを取らない安全な方法」
が真っ先に思い浮かびます。
マイナスは無いけれど、大成功はしにくそうです。
しかし悲観主義者の成功を裏付ける研究もあります。
事前の性格テストで
「いつも最悪の結果を想像し、毎日不安を抱えている」
と答えた悲観的な人を集めました。
そしてダーツを投げてもらう実験に参加してもらいます。
参加者を3つのグループに分けました。
そして、ダーツを投げる前に、それぞれ違うルーティーンを経て投げてもらいます。
Aグループ リラックスできる音楽を聴いてから投げる
Bグループ 真ん中に当たるイメージを思い浮かべてから投げる
Cグループ ダーツの矢がとんでもない方向にいくイメージをしてから投げる
あるグループだけ
「30%も命中率がアップした」
という結果を導きました。
どのグループか想像がつきましたか?
結果は
「Cグループの命中率が高くなる」
というものでした。
この実験で分かったことは
「悲観的な人は期待値を上げない方が成功率が高まる」
ということです。
■マインドを入れ替えようとしても難しいこと、それならば…
とりわけビジネスの書籍などでは
「前向きなマインドを持つように」
とあります。
ただマインドは選定的な部分も大いに関係しています。
幼少期から周囲の声が悲観的な環境で育ってきた人が、いきなり変わるのは難しいでしょう。
ただ多くのリーダーやマネージャーは
「前向きな姿勢」
を評価しがちです。
なぜならば、前述のように
「前向きに成功してきた人が多いから」
です。
改めて言いますが
「マインドを変えることは出来るが、時間がかかる」
という現実があります。
難しいのであれば
「悲観的でもパフォーマンスや生産性を上げる方法」
で指導すればよいのです。
悲観的な予測から入るのも
「戦略の1つとして有効である」
ということが実験で示されました。
メンバーの性格を見て
「難しいと認識させる」
ことから始めるのも有効だということです。
多くの人は
「計画や目標を立てたときに、上手く行っている姿ばかり想像する」
ことでしょう。
一般的な脳のメカニズムでは
「情報が成功した姿」
しかないために、あたかも成功したような気になります。
小さな目標や行動であれば問題ありません。
ただしプロジェクトのようなものでは、成功のイメージだけで進むと失敗します。
仮説の検証を行う必要があります。
その際に
「上手く行かない理由は?」
「失敗するとしたら何が要因か?」
と事前に考えることが重要です。
私はコンサルティングの際に
「生前葬」
を言うアプローチで多くの組織で指導をしてる方法です。
楽観主義者が成功しやすいのも事実ですが
「悲観主義者でも成功できる」
ということです。
脳のメカニズムを先回りする事で
「多くの人が成功の道筋を手にできる」
ということです。
具体的な方法については
「行動創造理論」
によって示されています。
■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。
脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。
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脳科学
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心理学
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営業研修
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今日は「悲観的な人がビジネスで成功する可能性」というテーマに触れてみました。