新任マネージャに「浅はかな結論を出させない」正しいマネジメント研修の選び方とは?

2021.06.02

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

無能なマネージャーでも考えているんです!?

 

 

今日は
「新任マネージャーの鍛え方」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①クイズでわかる「あなたの市場を見るチカラ」チェック

②「何も考えていないだろ!」の原因は思考のメカニズム

③正しいマネジメント研修のポイントが明らかに!

 

 

■クイズでわかる「あなたの市場を見るチカラ」チェック

 

 

マネジメントの話の前に
「あなたのマーケティングセンスがわかるクイズ」
をやってみましょう。

 

 

マネジメント能力の1つに
「市場を読むマーケティングセンス」
は欠かせないスキルの1つです。

 

 

【問題】

各店舗の面積と品ぞろえはほぼ一緒

しかし立地条件、競合状況、その他ランダムな要因がある

様々な要因よって店舗の売上は異なる

専任エコノミストの市場予想だと、前年比10%増になる

 

 

上記条件から
「10%増を前提とした、各店舗売上予想をする」
ことがあなたのミッションです。

 

 

予測のために前年の売上データを渡されました。

 

 

【前年の実績値】

店舗1 11億円

店舗2 23億円

店舗3 18億円

店舗4 29億円

合計  81億円

 

 

【今年度の予測値】

店舗1 「   」

店舗2 「   」

店舗3 「   」

店舗4 「   」

合計  89.1億円

 

 

直感的に
「昨年の売上に10%ずつ上乗せすればよい」
と考えたでしょうか?

 

 

しかし、あなたの脳で
「NO」
を突き付けることでしょう。

 

 

この問題を考えるとき
「脳の思考メカニズム」
が非常にわかりやすい動きをしています。

 

 

■「何も考えていないだろ!」の原因は思考のメカニズム

 

 

あなたが問題を見たときに目が行く数字は
「10%増」
という条件だったはずです。

 

 

直感的に
「10%ずつ上乗せすればよい」
と考えることができます。

 

 

脳のメカニズムの1つである
「自動システムによる決定」
です。

 

 

ただしあなたの脳では
「この決定に違和感」
を感じたことでしょう。

 

 

そうするとあなたの脳は
「熟考システム」
に確認をとります。

 

 

熟考システムでは
「統計データ」
などから答えをはじき出すことを得意としています。

 

 

ただこの時
「直感で判断する自動システムの働き」
は止まっていません。

 

 

「今回の問題」+「既知の情報」
の結びつけをどんどん行っています。

 

 

様々な結びつきの中で
「自分がわかりやすいストーリー」
を拾いあげていきます。

 

 

勝手に納得するストーリーを決めている、ということです。

 

 

脳のメカニズムの1つである
「メンタルショットガン」
と呼ばれるものです。

 

 

あらゆる情報に飛びついて
「勝手に自分の納得する答えを出してしまう」
というメカニズムです。

 

 

メンタルショットガンによって
「自分の中では根拠のある数字」
を算出することになります。

 

 

では
「自分にとって居心地の良いストーリーが見つけられない」
としたらどういう選択をするでしょうか?

 

 

それは一番最初の直感に戻り
「10%ずつ上乗せをする」
選択を取ることになります。

 

 

・経験値の少ないマネージャー

・訓練をされていないマネージャー

・無能なマネージャー

 

 

彼らや彼女たちが浅はかな答えを出すのは
「自動システムのメカニズム」
によるものです。

 

 

また
「根拠の薄い予測にも関わらず自身たっぷり」
という態度になるのも、このメカニズムよるものです。

 

 

マネージャーたちが出してきた数字は
「考えていないだろう」
と思うものが多いですが、本人の頭の中では色々情報を結び付けた結果です。

 

 

その為、本人たちは
「自信満々に予測を出してくる」
という行動になります。

 

 

■正しいマネジメント研修のポイントが明らかに!

 

なぜこんな選択をしてしまうのでしょうか?

 

 

理由は
「私たちの脳は因果関係を見つけたがる」
というメカニズムがあるからです。

 

 

ある情報事象が突きつけられた瞬間に
「脳が連想される原因を勝手に探し始める」
という動きを取ります。

 

 

もう少し細かく言うと
「記憶の活性化が自動的に広がる」
「すでに保存されている原因を手当たり次第刺激する」
ということです。

 

 

「考える」=「記憶を結び付ける」
といっても良いでしょう。

 

つまりより正解に近い答えを出すために
「鍛える部分」
は明らかだということです。

 

 

脳の働きの
「連想記憶を鍛える」
ことが効果的です。

 

 

将棋や囲碁の名人は
「素人同士の対極の盤面」
を見た瞬間に勝敗がわかるといいます。

 

 

これは名人の何十万回という
「打ち手の反復」
により連想記憶の領域が鍛えられているからです。

 

 

先ほど触れた熟考システムに頼ることなく
「自動システムで正しい答えを導ける」
ということです。

 

 

同様に
「ビジネスでもトレーニングで解決」
することができます。

 

 

ただし
「単なる情報のインプット」
では鍛えることはできません。

 

 

・情報の捉え方

・自動システムの働かせ方

・熟考システムの働かせ方

・連想記憶との結びつけ方

 

 

脳の中でおきている
「情報の道筋」
を鍛えることが必要です。

 

 

脳のメカニズムを考慮した
「トレーニング」「研修」
でなければ効果は長続きはしないでしょう。

 

 

無駄な筋トレをしているのと一緒です。

間違った研修や、効果のない研修が当たります。

 

 

マネジメント力を高めるには
「連想記憶」
を鍛えることです。

 

 

マネジメント研修では
「様々なケーススタディ」
を行うことが一番良いですね。

 

 

私の提唱する
「行動創造理論」
では脳のメカニズムに沿ったトレーニングを実施しています。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する「行動創造理論」は
脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動科学

 

上記の数多くの研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

行動変革スキルを身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネジメント研修

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と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

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今日は「新任マネージャーの鍛え方」というテーマに触れてみました。

 

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