気づきの能力がない人でも、簡単に気づかせる方法

2018.02.22

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は

「気づき」

というテーマに触れてみたいと思います。

 

■成績の上がらないビジネスパーソンに足りないモノ

 

成績が上がらないビジネスパーソンは

「気づきのチカラ」

が不足しています。

 

逆に

・何かの変化に気づく

・いい方法に気づく

・目の前の状況から気づく

 

これらの能力が高い人は

「成績を上げられる人」

と言えるでしょう。

 

このスキルは

「ああしなさい」

「こうしなさい」

と指導しても身につくことではありません。

 

言われたことだけはできても

「自分で気づく能力」

が上がったわけではありません。

 

では

「気づけない人に気づかせる」

にはどうしたらよいでしょうか?

 

 

■「気づき」は自分だけで生まれるものではない

 

それには

「他者の気づき」

が必要です。

 

テーマは何でもいいです。

 

施設見学のような

「フィールドワーク」

でもいいです。

 

企画のための

「ブレーンストーミング」

でも良いです。

 

何かの

「勉強会」

でも良いです。

 

これらに参加した時間での

「自身の気づき」

を上司に報告させます。

 

その気づきの数は

「必ず20個以上」

とします。

 

しかしそんなに

「たくさんの気づき」

は生まれないでしょう。

 

ここで大切なのは

「他者の発表」

ということです。

 

ワークを実施したあとに

「全員で気づきを発表」

します。

 

もし自分の報告数が足りていない場合

「他者の気づきから拝借」

をしても良いこととします。

 

こうすることで

「自分の視点」

 

だけでなく

「他者の視点」

を知ることができます。

 

「自分で見えなかったものが他者からは見えていた」

ということに気づきます。

 

これを繰り返していけば

「気づきのチカラ」

というのは養われていきます。

 

普段の仕事では中々

「気づき」

という観点で取り組むことはないでしょう。

 

そこで特定のワークを通じて

「気づきの観点」

を意識させます。

 

その中で発表をしあって

「自身で気づく」

「他者から気づく」

ということが可能になります。

 

経営者、マネージャーの方は

「気づきの機会」

をいかに創出するかということがポイントになります。

■実行するのはまず1つから

 

最後に

「気づくだけではダメ」

ですよね。

 

その気づきを

「いかに行動に変換させるか」

が重要です。

 

そのために報告時に

「気づきを活かして、どのような行動をするか」

と宣言をさせます。

 

ここで大切なことは

「欲張らない」

ということです。

 

多くの気づきから

「あれもこれもやろうとする」

と人間は必ず何もしなくなります。

 

まず

「必ず実行すること1つ」

を徹底的に行います。

 

これを月に1つ行ったとして

「1人当たり12個の変化」

が生まれます。

 

10人の組織でも

「年間120個のポジティブな変化」

が生まれることとなります。

 

これだけ変化したら

「組織は強くなる」

と思いませんか?

 

「気づきは自分と他者から」

「行動の変化は欲張らない」

 

これで

「気づきと行動」

が創造されることでしょう。

 

今日は

「気づき」

というテーマに触れてみました。

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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