本日の記事の見出し
あなたはエレベータをどのくらい待てますか?
今日は
「エレベーターで待てる時間」
というテーマに触れてみたいと思います。
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■設計者だけが知っている!エレベータで待てる時間
あなたが
「待つ」
と感じる時間はどんな時間ですか?
また
「よく待たされる場所」
はどこでしょうか?
その1つに
「エレベーター」
があります。
特に大きなオフィスビルのエレベータでは待たされます。
出社時
お昼時
退社時
こんな時は中々エレベータが来ません。
来たとしても
「乗っている人が一杯で乗れない」
こともあるでしょう。
急いでいるときなどは
「本当に長い時間待たされた」
と感じます。
では、人はエレベータはどれくらいまで待てるのでしょうか?
エレベータ設計者はこれを知っています。
人が平気で待てる時間は
「15秒」
だそうです。
そして
「40秒待つ」
となると、かなりの時間に感じるようです。
エレベータで
「待つ」
と感じさせないため、エレベータ周りではいろいろな工夫がされています。
もしあなたがビルオーナーで
「エレベータの待ち時間を解消したい」
と考えたらどうしますか?
■待ち時間間のストレスを劇的に解消するアイデア
これはTVのクイズ番組でも見かける問題です。
ぜひ知恵を絞って考えてみて下さい。
答えは意外ですが、脳科学に基づいたものです。
まず
「エレベータを交換する」
というのはコスト的にもできません。
実際に行われた一番安価な対策は何でしょうか?
答えは
「鏡を設置する」
です。
「待ち時間に身だしなみを整えてもらう機会を創りだす」
鏡を設置することで
「待ち時間を有効な時間」
に変換させました。
人が鏡を見てしまうのは
「脳のメカニズム」
にも起因しています。
人は無意識のうちに
「誰かに見られているもの」
と感じています。
人間という生き物は
「素手で獲物を取る側の動物」
ではありませんでした。
どちらかと言えば
「大型の獣に狙われる側」
です。
その名残が遺伝子に組み込まれているので
「誰かに見られている」
という気になります。
現代ではその心理が
「鏡を見て身だしなみを整える」
となっています。
スポット効果と呼ばれるものです。
身だしなみが気になれば、エレベータの待ち時間はあっという間ですね(笑)
ちなみにかごの中の鏡は
「条例で定められている」
からです。
車いすの方のためのものです。
小さなエレベータでは
「車いすが回転できるスぺ―ス」
がありません。
その為
「後ろに人がいないか」
「ドアが開いたか」
を確認できるように鏡を設置しています。
■もう1つのクイズ!エレベータの中で一番使われている場所は?
最後にもう1つご質問です。
「エレベータのボタンで一番剥げているボタンは?」
ぜひ、今日確認してみて下さい。
おそらく想像通りだと思います。
あのボタンがはげるほど
「我々はせっかちに時間を過ごしている」
ということになるでしょうか。
実は急いでいるからではありません。
人間の脳は無意識に
「状況をコントロールしたい」
という欲求に常にさらされています。
社会心理学で
「認知制御」
とよばれるものです。
自分でコントロールできると思い込むだけで
「ストレスを軽減している」
ことが明らかになっています。
実際にアメリカでは「閉」ボタンは機能していないそうです。
それでも必ず「閉」ボタンはついています。
この記事をご覧いただいたことで
「エレベータ―の待ち時間」
の暇つぶしになればいいですね。
15秒以上待つ場合は
「ここからストレスがかかるから別のことをしよう」
と考えることもできます。
私は閉ボタンを押す人を見たら
「認知制御が働いている」
など考えてしまいます。
ある種の職業病ですね(笑)
ぜひこの記事の内容を
「お客様とのアイスブレイクネタ」
にも使ってみてください。
■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。
脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。
-
脳科学
-
認知心理学
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営業研修
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今日は「エレベータの待ち時間」というテーマに触れてみました。