通常の倍以上の原価率で成功するには?

2017.07.28

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は

「成功ビジネス」

について触れてみます。

 

 

まず、1つ質問です。

 

 

飲食店の一般的な原価率は

「30%程度」

と言われています。

 

 

そこで自身のお店の原価率が

「倍以上の70%」

でビジネスを行わなければならないとしたらどうしますか?

 

 

 

まず普通なら原価が70%もあっては

「人件費や店舗の賃料」

を払えば赤字になってしまいそうです。

 

通常は

「原価率を下げる」

という選択をすると思います。

 

 

ビジネスは

「売上-経費(変動費+固定費)=利益」

という計算式が成り立ちます。

 

利益を出すには

「売上を上げる」

「経費を削減する」

ということになります。

 

高すぎる経費であれば

「削減する」

というのは当たり前の話しです。

 

 

 

しかし市場では

「原価率70%のまま」

成功しているビジネスがあります。

 

 

そのお店は

「いきなりステーキ」

です。

 

「高級ステーキが半額程度で食べられる」

というコストパフォーマンスで人気のお店です。

 

 

このモデルで黒字化するために

「売上を大きく拡大させている」

「固定費を削減している」

ということです。

 

 

本当に様々な工夫が積み重なったビジネスモデルです。

 

 

■売上拡大

客数アップ 立ち食いスタイルで回転率を上げる

客単価アップ 最低注文を200g~300gとする

既存顧客囲い込み 電子マネーや会員システムでリピート化

 

■固定費削減

経験のある高齢者のシェフを短時間勤務で採用

店舗スペースを小さく設計し少ない人員で運営

メニューの絞り込み

 

 

このようにして黒字化を実現しています。

記事にまとめてしまうと凄さが見えにくくなってしまいますが、本当に素晴らしいと思います。

 

 

この努力で

「おいしいものを安く食べたい」

という顧客の根本のニーズに応え続けているということですね。

 

 

黒字化するために

「原価率を下げる」

という安易な方法を取ったら、ここまで拡大していないでしょう。

 

 

値段が上がるか

質が落ちるか

量が減るか

いずれかの選択になります。

 

 

 

まず

「顧客が欲しいものありき」

を考えて、実現するために最大限の企業努力をする。

 

経営理念は

「お客様の笑顔、お取引先の笑顔、皆が喜ぶ私の仕事 地域社会も豊かにします」

 

ということです。

 

 

成功ビジネスには

「学ぶべき点」

にあふれています。

 

 

立ち寄ったお店で

「どんなビジネスモデルか?」

と考えるのも良いかもしれないですね。

 

 

今日は

「成功ビジネス」

に触れてみました。

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤
 

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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