本日の記事の見出し
あなたも「すっぽかし」を日常的に行っていることはご存じですか?
今日は
「すっぽかしの科学」
というテーマに触れてみたいと思います。
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②行動科学の研究で明らかになった「ほとんどの人がすっぽかす」
■「すっぽかし」は連絡もなく放置する最悪の行為!?
すっぽかしというのは
「仕事や約束をそのまま放置している」
ということです。
すっぽかしをする人は
「忘れてしまうより悪意がある」
ということですしょうか。
またキャンセルの連絡があれあよいですが
「連絡もなく現れない」
というのもすっぽかしです。
いずれにせよ
「人の信用を損ないますし、相手をバカにした行為」
と言っても良いでしょう。
あなたはすっぽかしなどしていませんよね??
「もちろん私は大丈夫」
という人でも気を付けてください。
人はすっぽかしをするのが、実は当たり前であることがわかっています。
■行動科学の研究で明らかになった「ほとんどの人がすっぽかしている」
アメリカの行動科学の研究では、すっぽかしが頻繁に行われる問題に取り組んでいます。
予防接種の接種率が低い
選挙の投票に行かない
親から子供への読み聞かせが少ない
上司が部下の指導を怠る
新年に立てた誓いを守らない
プライベートから仕事において
「いたるところですっぽかしが行われる」
という状況を明らかにしようとしています。
怠惰や不注意が原因であることも明らかになりました。
ただし最も大きな要因で克服できるのは
「忘れてしまう」
ということです。
悪意を持ってすっぽかすのではなく、大半は
「忘れてしまっている」
ということが原因です。
投票をする予定でいる人が行かなかった理由を尋ねると
「忘れてしまっていた」
と答える人がほとんどだったということです。
人の記憶に関して有名な
「エビングハウスの研究」
があります。
人は20分で半分を忘れる
24時間で70%を忘れる
1ヶ月で80%を忘れる
記憶のシステムを1本の曲線で描いた
「エビングハウスの忘却曲線」
はあまりにも有名です。
「やること」=「新しい情報」が少なければ、記憶もそこまで無くならないのかもしれません。
しかし振り返ってみてください。
あなたが朝起きてから、家を出るまでにどれだけのことやっているでしょうか?
朝起きて歯を磨く
着替える
朝食をとる
化粧や髪形を整える
子供を起こす
子供にご飯を食べさせる
子供を着替えさせる
学校への提出物を確認する
子供の歯を磨く
薬を飲ませる
決められた時間の中で
「かなりの数の行動」
を強いられている状況です。
上記の時間の中で
「新しいことや仕事でやるべきこと」
などを熟考する余裕はありません。
だから人は
「ほぼ、何かを忘れる」
ということを日常的に行っているということです。
■「すっぽかし」を防ぐ方法は最適なリマインダーしかない
すっぽかしを防止するためには
「リマインダーの仕組み」
を整えることが効果的です。
ただし、カレンダーに書く程度ではダメです。
対面や電話で思い出させることで
「すっぽかしを平均8ポイントも減らせる」
ということが明らかになっています。
実例を上げておきます。
投票率が低い選挙区で
「選挙の日の少し前に手紙を送る」
ということを行いました。
すると投票率を6%も上げることが出来ました。
しかしリマインダーにも限界があります。
そこで、最大の効果を生む方法に触れておきましょう。
ある行動が必要な際に
「直前にリマインドする」
ことで大幅に効果が増えることがわかっています。
駐車場サービスを使ったある実験では
「25ポイントの差が出た」
という結果になりました。
朝の忙しい時間に
「帰りにパンを買ってきて」
と頼まれても効果は無いでしょう。
しかし電車を降りてコンビニエンスストアに差し掛かるあたりで
「メールの着信音が鳴り、パン忘れないで」
とメッセージを確認したら忘れることは無いでしょう。
いまではスケジュールアプリに入力すれば
「自動的にリマインドをしてくれる」
という機能が備わっています。
リマインドのタイミングを複数設定し
「直前にもリマインドをする」
という設定をしておけば、すっぽかしは25%以上減るでしょう。
行動科学の知見から見れば
「すっぽかしも科学になる」
ということです。
そして、先回りをすることで
「正しい行動が創造される」
ということです。
■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。
脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。
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脳科学
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心理学
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行動経済学
上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。
科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。
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営業研修
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マネージメント研修
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今日は「すっぽかしの科学」というテーマに触れてみました。