本日の記事の見出し
乾杯のグラスを合わせる行為には何か意味があるのでしょうか?
今日は
「乾杯の効果」
というテーマに触れてみたいと思います。
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①パーティーや飲み会で必ず行われる「乾杯」の由来とは?
②乾杯の効果を示した「レストランの店員を使った実験」とは?
③コミュニケーションの技術でも有名な「ミラーリング効果」
■パーティーや飲み会で必ず行われる「乾杯」の由来とは?
パーティーや会合で飲み物が出された時に、みんなで必ず行うことがあります。
必ず行うことは
「かんぱ~い」
とみんなで同じ声を出して、グラスを合わせたりします。
パーティや飲み会の儀式ですが、なぜ行われるのでしょうか?
あなたは考えたことはありますか?
諸説はありますが
「儀式」
であることは通じているようです。
グラスを合わせるのは
「悪魔を追い払う」
ための儀式といわれています。
酒を飲み干すのは
「貝殻などを使っていたため、すぐこぼれてしまうのを防ぐ」
ことの名残とも言われています。
また同じ飲み物を飲むことで
「毒見」
の意味もあったようです。
パーティや会合で、今でも行われ続けるのは
「ある効果がある」
からです。
■乾杯の効果を示した「レストランの店員を使った実験」とは?
「ある効果」とは何でしょうか?
社会心理学者である
「アダム・ガリンスキー」
の実験です。
レストランの店員さんを使った実験です。
Aグループの店員
「お客様から注文をいただいた際、一字一句たがわず復唱する」
Bグループの店員
「お客様から注文をいただいた際、言い回しを変えて復唱する」
どちらのグループの店員が
「多くのチップをもらえたか?」
という実験です。
チップが多いということは
「良いサービスを受けたと感じる度合いが大きい」
ということです。
結果はかなり顕著なものとなりました。
Aグループの店員の方が
「70%も多いチップをもらった」
という結果になりました。
一字一句、違わず伝えるだけで、なぜここまでの違いが生まれたのでしょうか?
答えは
「人間の進化の過程」
にあります。
人間は進化していく中で
「対人関係について高度な理解が必要」
となりました。
対人関係の理解の中で
「自分と合っている人」
を見つける能力が飛躍的に伸びました。
自分と合っていると
「好感を持つ」
というようになったのです。
■コミュニケーションの技術でも有名な「ミラーリング効果」
コミュニケーションの技術でも
「ミラーリング」
と呼ばれるものがあります。
正に人の
「同調効果」
を使ったコミュニケーション技術です。
売れない営業の中には
「同調効果」
を嫌う人もいます。
同調効果を活用できない人には
「くだらないプライド」
が存在しています。
「相手に合わせるなんてできない」
といって、低迷した成績を続けます。
レストランの実験結果を見てもなお
「同調効果を使わない」
というのであれば、営業はやめたほうが良いでしょう
さて、冒頭に触れた
「乾杯の効果」
についてもご理解いただけたことでしょう。
同じ行動と言葉を発することで
「チームに同調効果をもたらす」
という効果があります。
昔の組織では
「経営理念を唱和させる」
という風習がありました。
恐らくほとんどの人が
「なんでこんなことをやるのだろう」
と思っていたことでしょう。
若い時は私も思っていました(笑)
ただし行動科学の知見から見れば
「組織の団結を創るアプローチ」
であったことがわかります。
ただし、意図的であることがばれると
「相手は馬鹿にされた気持ちになる」
という逆効果があります。
その点だけは気を付けてください。
■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。
脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。
-
脳科学
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心理学
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今日は「省略することで生じるミス」というテーマに触れてみました。