あなたのモチベーションと能力を著しく伸ばす方法「ただ正しく比較をすれば良い」

2023.02.13

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は
「比較とモチベ―ション」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①あなたも普段の生活から、徹底的に比較をしている

②テストの得点が著しく伸びたのはどちらのチームかわかりますか?

③セルフマネジメントとコーチング「脳のメカニズムを活用する」

 

 

■あなたも普段の生活から、徹底的に比較をしている

 

 

普段の生活でも
「どっちにしようかな?」
と考えることがあります。

 

 

例えばランチでも
「和食にするか洋食にするか」
を考えます。

 

 

カフェでも
「甘いものにするか、シンプルなものにするか?」
と考えます。

 

 

テレビを買おうとしたときも
「A社が良いか、B社が良いか」
と比較をします。

 

 

そもそも大前提として
「人の脳は比較をしないと価値がわからない」
ものです。

 

 

その為、人の行動を創り出すときには
「比較」
をすることが効果的です。

 

 

能力を伸ばすときにも比較が有効です。

とある実験があるので見てみましょう。

 

 

■テストの得点が著しく伸びたのはどちらのチームかわかりますか?

 

 

心理学者
「ルース・バトラー」
の実験です。

 

 

中学生たちを2つのチームに分けて
「テスト」
をやってもらいます。

 

 

Aチームには
「他の学生と比較して評価する」
と伝えました。

 

 

Bチームには
「あなたの成績の上がり具合を基準に評価する」
と伝えました。

 

 

それぞれのチームに意気込みを訪ねてみます。

 

 

Aチームの学生は
「能力を示したい」「ミスを減らしたい」
などと答えました。

 

 

Bチームの学生は
「頭を鍛えたい」「問題解決能力を高めたい」
などと答えました。

 

 

そしてテストを何度か繰り返しました。

どちらかのチームの成績が著しく伸びました。

さて、それはどちらのチームでしょうか?

 

 

成績を著しく伸ばしたチームは
「Bチーム」
です。

 

 

しかも
「テストが楽しかった」
というポジティブな感想も出てきました。

 

 

つまり人の能力を比較するときは
「他人との比較ではなく、自分の成長度合いと比較する」
ほうがポジティブな感情と行動が生まれるということです。

 

 

他と比べてどうか?ではなく
「前と比べてどうか?」
を基準に考えると良いということです。

 

 

■セルフマネジメントとコーチング「脳のメカニズムを活用する」

 

 

ここまで2つの大事なことに触れてきました。

 

 

・人の脳は比較をしないと価値がわからない

・比較をするなら前の状態と比較をする方がよい

 

 

上記2つは
「脳のメカニズム」
から導かれていることです。

 

 

個人差は存在せず、全員が持っている行動のメカニズムといっても良いでしょう。

 

 

なぜ、前の状態と比較すると行動が生まれるのかは
「モチベーションの種類」
にも関わってきます。

 

 

他人と比較で評価されるのは
「客観的なモチベーション」
です。

 

 

客観的な評価をうけるのは
「外発的モチベーションの一種」
となります。

 

 

外発的モチベーションの特徴は
「短期的な効果があるが持続しない」
というものです。

 

 

お客様に認められたい

上司に評価されたい

同僚より上に行きたい

 

 

上記は短期的に行動を創り出しますが
「ある一定の段階で急激に消える」
モノでもあります。

 

 

一方で前の自分との比較は
「主観的なモチベーション」
です。

 

 

自分自身の変化を感じる
「内発的モチベーションの一種」
です。

 

 

内発的モチベーションは自分が目標を失わない限り
「ずっと持ち続けることが出来るモチベーション」
となります。

 

 

燃料に例えるとわかりやすいかもしれませんね。

 

 

ガソリンのように燃料を外から入れるか?

それとも自家発電で賄うのか?

どちらが長続きするかは一目瞭然です。

 

 

セルフマネジメントでもコーチングでも
「比較の対象は前の自分」
とすることで、継続的なモチベーションを引き出すことが出来ます。

 

 

ポジティブな行動と著しい能力の向上を
「脳のメカニズムを活用する」
ことで導く方法です。

 

 

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネージメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

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今日は「比較とモチベ―ション」<というテーマに触れてみました。

 

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