人は誰もが失敗した時には「誰かのせいにする」を簡単に避ける思考法が見つかる!

2023.04.10

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

誰かのせいにしてしまうのは、無意識に行っていること!?

 

 

今日は
「動機ある推論」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①人は誰もが本能レベルで一定の考え方をしている

②差し迫った状況の時ほど「都合の良い判断をしてしまう」

③人は失敗した時には無意識に「誰かのせいにする」

 

 

■人は誰もが本能レベルで一定の考え方をしている

 

 

あなたは下記のように思ったことがありますか?

 

 

「自分の人生は失敗している」

「この世界は恐ろしい場所だ」

「困難を切り抜けることが難しい」

 

 

もしかしたら、上手くいかないときに思ったことがあるでしょうか?

ただ、常に感じているという人は少ないでしょう。

 

 

人間は本能レベルでは
「差し迫った状況では一定の判断を下す」
という性質を持っています。

 

 

希望的観測や合理的な考え方を無意識のうちに用いています。

 

 

人は誰もが
「わずかでも動機のある推論を正しいと思い込む」
習性があるということです。

 

 

 

■差し迫った状況の時ほど「都合の良い判断をしてしまう」

 

 

しかしながら差し迫った状況であればあるほど
「動機のある推論」
に頼ることは判断を誤ることになりかねません。

 

 

危機的状況でも
「希望的観測」「合理的な考え」
をしてしまうからです。

 

 

客観的に見てみれば、間違っていることは想像つくでしょう。

しかし、人は無意識のうちに希望的観測に頼るようになります。

 

 

大海原で遭難したとして、どんな判断ができるでしょうか?

 

 

雨水を飲料水に変える浄水器を創ったので水は足りるはず。

しかし念のため、1日ペットボトル半分の量だけにしよう

 

 

きっと救助の船が近くを通るはず、その時に閃光弾を上げよう。

しかし気づかなかったら…確実な距離の時だけにしよう。

 

 

食料となる魚を捕る水中銃が手元にある。

しかし体力を消耗しているときに使ってバランスを崩したら…

 

 

常にギリギリの判断を求められる状況では
「リスクに対して優先順位をつける」
というのは非常に難しいことです。

 

 

何をやっても正解だと思うし、何をやってもミスになるかもと思います。

 

 

最終的な判断は
「きっと大丈夫」
という推論でしかなくなります。

 

 

また、目の前の情報を都合よくとらえて
「合理的な判断だ」
と言い聞かせてしまうことでしょう。

 

 

■人は失敗した時には無意識に「誰かのせいにする」

 

 

とは言え
「普通の生活で命の危険にさらされる」
ということはないでしょう。

 

 

ただあなたも
「大きなミスをしたときや、意図した結果にならなかったとき」
には同様な考えを導いた経験があるはずです。

 

 

ミスをした時の人の考えは2つに絞られます。

 

 

「自分を責める」

「他人のせいにする」

 

 

例えば営業が提案を断られたとします。

自分では確度が高い案件だと思っていました。

しかし、今回は見送りますとお客様から言われます。

 

 

その時どれだけの営業が
「自分のスキルが足りなかった」
と思考するでしょうか?

 

 

商品が悪かった

そもそも提案する価格が高すぎる

お客側の理解力が足りない

 

 

大抵の場合、上記のように思考するのではないでしょうか?

 

 

失敗や意図した結果にならなかったとき
「動機のある推論」
を用いて正当化してしまうのは、誰もがやってしまうことです。

 

 

そんな思考に流されず
「自分を受け止めましょう」
というの大切なことでしょう。

 

 

ミスを受け止めることで
「自身のスキル向上につながる」
というのも事実です。

 

 

しかし単なる正論です。

 

 

残念ながら
「動機のある推論」
を用いてしまうのは仕方がないことです。

 

 

人が無意識に本能レベルで行ってしまうことだからです。

 

 

動機のある推論はどんどんしてしまいましょう。

ただ、次に1つステップを追加すればよいだけです。

 

 

「失敗をする」→「動機のある推論をする」

 

 

ここまでは本能のまま行ってしまいましょう。

そして次にステップを1つ追加すればよいでしょう。

 

 

「失敗をする」→「動機のある推論をする」→「動機のある推論をしていないかと問う」

 

 

たったこれだけで
「誰かのせいにしたり、自分を責めたり」
ということがなくなります。

 

 

客観的に情報を見ることで
「事後の改善策」
を見つけられるようになります。

 

 

営業が失注した日の報告書には
「製品かお客様のせい」
となる理由が書かれているはずです。

 

 

その隣の枠に
「動機ある推論をしているとすれば?」
という項目を追加するだけで解決します。

 

 

人の脳は
「空いている部分を埋めたがる」
という性質を持っているので、その本能の働きを利用するだけです。

 

 

ほとんどストレスがなく、正しい答えを導くことができるようになります。

 

 

これが私の提唱する
「行動創造理論」
の生産性向上とマネジメント技術の1つです。

 

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネージメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。

 

 

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今日は「動機ある推論」というテーマに触れてみました。

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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