本日の記事の見出し
やめたことを評価しない組織がダメになる
今日は
「やめること」
というテーマに触れてみたいと思います。
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①あなたもしらないピータードラッカーの格言・名言
②あなたはどれだけできていますか?「やめるという選択」
③「やめる」という行動創り出す簡単な方法
■あなたも知らないピータードラッカーの格言・名言
ピータードラッカーは
「数多くの名言」
を残しています。
『21世紀に重要視される唯一のスキルは、新しいものを学ぶスキルである。
それ以外はすべて時間と共にすたれてゆく。』
『自分が得意だと思っていることに溺れるな。
物事の「本質」を鋭く透察する心を持て。』
あげていけばキリがないですね。
本当に刺さる言葉が多いですね。
ビジネスパーソンとして学ぶべきことが多いですね。
そんなドラッカーの言葉で有名ではない
「ある言葉」
があります。
有名ではありませんが
「本質」
をとらえた言葉があります。
「今まで出会ったリーダーの半数は何をすべきか学ぶ必要はない」
リーダーである人は
「すでに十分な知啓を持っている」
という評価でしょう。
さらにこの言葉には続きがあります。
『彼らが学ぶ必要があるのは、何をやめるべきかだ』
という言葉です。
やることではなく
「やめることを学ぶ必要がある」
ということを伝えています。
「やめることを学ぶ」
とはどういうことでしょうか??
■あなたはどれだけできていますか?「やめるという選択」
企業研修やチームの合宿などで
「取り上げられたテーマ」
を振り返ってみてください。
生産性向上
新サービスの戦略
チームビルディング
様々なテーマがあります。
ではその中で
「幹部社員が今すぐやめるべきことは?」
というテーマが掲げられたことはあるでしょうか?
経営幹部が
「自分自身の短所を認め、それをやめる努力をしよう」
などと言うシーンを想像できるでしょうか?
組織は
「前向きな雰囲気」「前進しようとする意欲」
を維持しようとしているはずです。
会社の仕組みのすべては
「ポジティブな行動をとる」
ことを前提にできています。
同様に評価も
「完璧にこなしたときに評価する仕組み」
になっている組織がほとんどです。
単純に言えば
「良いことをすれば評価される」
ということです。
逆に言えば
「悪いことをやめても評価されない」
ということです。
営業でいえば
「高い利益率」
の案件を獲得すれば評価される。
しかし交渉の途中で
「売れば売るほど不利益になる」
と気づき取引を中止し、損失を回避したとしても評価されません。
数値だけ考えれば
「損失を回避したとき」
の方が会社に対しての貢献は大きいはずです。
サラリーマンで
「うちの会社でやめるべきこと」
を同僚と愚痴のように語っている人は少ないでしょう。
しかし
「やめるべきこと」
に気づいている人も多いのではないでしょうか?
それならば
「やめるように上司に提案」
をすればよいのですが、仕組み的に進言できるようになっていません。
例えば
「タバコをやめる」
ことに成功したら喜ぶでしょう。
周りの人も
「よくやった」
とほめてくれるでしょう。
この常識が
「組織の仕組みの中で失われている」
のが日常です。
もっと単純なことで言えば
「時間を守ること」
は評価されます。
しかし
「遅刻しないようにする」
ことで信用を得ることはないでしょう。
組織の当たり前の
「評価を変える」
というのはそんなに難しいことでしょうか?
■「やめるマネージメント」に簡単に変える方法がある!?
私の管理職研修の中で
「やめるマネージメント」
というプログラムがあります。
そこで触れている止めるべきことを、いくつか挙げておきます。
まず毎日書き出す
「TODOリスト」
をやめましょう。
TODOリストの中には
「やめるべき行動」
がたくさん含まれています。
あなたが作ったリストの中には
「重要ではないがやるべきこと」
がたくさん並んでいるはずです。
研修で伝えているのは
「TO STOPリストを作成してみてください」
ということです。
「やることリスト→やめるリスト」
を作成してもらいます。
かなり多くの無駄が浮き彫りになります。
ワークを通じて可視化することで
「やめる」
という行動が創り出されるプログラムです。
ただしやめる理由は
「ポジティブ」
である必要があります。
もしあなたが
「面倒くさいから」
と思っているだけでははポジティブな理由ではないでしょう。
人の脳のメカニズムで
「昨日と同じことを繰り返す」
ことにものすごいチカラを発揮するというものがあります。
しかし
「何かを変えること」
に関しては極端に抵抗をします。
これが脳のメカニズムです。
人の行動は
「脳によって創られる」
ことはあなたも知っているはずです。
しかし
「脳のメカニズムを考慮している」
という人はほとんどいません。
何かを変えるには
「脳のメカニズムを先回りする」
事で容易に達成できます。
行動のメカニズム沿って行うだけで
「負荷はほとんどかからない状態」
で新しいチャレンジに進むことが出来ます。
その1つが
「TO STOPリスト」
を作成し、視覚情報として認識させるというものです。
実はこの記事の内容は
「新任マネージャートレーニング」
で徹底的に行っているプログラムです。
多くの新任マネージャーは
「プレイングマネージャー」
がほとんどです。
就任したとたんに
「新しくやること」
に一瞬であふれ、やろうとしたことが潰されてしまいます。
すぐにマネージメントが
「こなす」
という業務に変わっています。
まず大切なのは
「やめる」
ことを徹底することです。
「新任のマネージャーの教育」
でお困りの方はご連絡をください。
市場が急激に変化している今こそ手を付けるべきは
「やめること」
ではないでしょうか?
やるべきことより優先しないと
「組織が崩壊する」
可能性があります。
その前に救うためにも
「行動創造理論」
に触れてみてください。
■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。
脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。
-
脳科学
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認知心理学
-
行動経済学
上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。
科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。
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営業研修
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マネージメント研修
-
能力開発トレーニング
「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。
営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。
成約率が50%向上した
新規案件数が10倍に増えた
たった1か月で売上が4.6倍になった
上記の成果を導いたプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。
売上に関する課題はすべて解決できるようになるでしょう。
今日は「やめること」をテーマに触れてみました。