今日は
「AIブーム」
というテーマに触れてみたいと思います。
①今のAIブームは3度目
②1度目と2度目の失望
③AIの失望の歴史はあの人と一緒かもしれない
今は
「AI」
という言葉を聞かない日はないかもしれません。
「AIブーム」
といっても良いかもしれません。
このAIブームですが
「今に始まったことではない」
というのをご存知ですか?
実のところは
「3度目のブーム」
になるようです。
これまで
「期待と失望」
を繰り返してきた歴史があります。
第一次ブームは
「1950年代後半~1960年代」
です。
この時期のAIの特徴は
「推論と探索」
というものでした。
これは
「コンピュータがゲームやパズルを解く」
技術のことです。
コンピュータが
「知的な活動」
を行えるようになりました。
しかしその性能は
「パズル・迷路・チェス」
などにとどまります。
「ルールと枠組みが厳格に決まっているもの」
の中でしか動けないというものでした。
「実戦で何も役に立たない」
とされブームが終わりました。
第2次ブームは
「1980年代」
にやってきました。
ここでは現実の問題を解決する
「エキスパートシステム」
が考え出されました。
専門家の知見を
「コンピュータに移植する」
というチャレンジです。
例えば
「専門医の知識を蓄えたコンピュータ」
が患者の症状から病名を特定するといったものです。
頭が痛ければ〇〇や××の病気の可能性が高い
倦怠感が強ければ△△や□□の病気の可能性が高い
こんな診断ができるようになります。
しかし早々に壁に当たります。
それは
「人の矛盾」
です。
人の選択や行動は
「矛盾」
に満ちています。
そうするとルール同士が
「お互いに矛盾している」
ことが起きます。
コンピュータは
「マニュアル通りにしか動けない」
ため、パニックになり止まってしまうことになりました。
このころのジョークがあります。
コンピュータに
「熱が41度あるけれどどうしたらよい」
と聞くとこんな答えが返ってきたそうです。
A 解熱剤を投与する
B 殺してしまう
と2つの回答が出るというものです。
殺してしまえば、熱は下がるという判断です。
体温を下げるという
「知識」
を持っていても
命を救うという
「目的」
を理解できなかったというものです。
「適切な判断」
ができないという結論です。
適切な判断とは
「決まった範囲に使用すべき情報や知識を絞って用いる」
ということです。
このころのコンピュータにはこれが難しかったようです。
ここまでご覧になって、何か気づきませんか?
ルールとゴールが明確なものだけできる
マニュアル通りにしか動けない
というコンピュータの弱点です。
これは
「コンピュータだけの弱点」
でしょうか?
私たちの周りにいる
「人間の弱点」
そのものではないでしょうか?
もしかしたら
「あなた自身」
がそうかもしれません。
AIはすでにこの問題を
「克服」
しています。
人の仕事は少なくともこのレベルを超えていかないと
「仕事が奪われる」
のは確実と言えるでしょう。
それは
「私たちが想像しているレベル以上で起きること」
かもしれません。
コンピュータを上回る
コンピュータを使いこなせる
このような人材しか市場では必要とされなくなりそうですね。
あなたの組織の中に、このような人材はどれだけいるでしょうか?
「これからの市場で求められる人材育成」
は弊社の研修プログラムでも意識している点でもあります。
今起きている
「量の人材難」
は数年で
「コンピュータで解決」
されるでしょう。
その次に来るのは
「質の人材難」
です。
その時あなたは、どちら側にいるでしょうか?
コンピュータを使える側
そうではない側・・・
私も
「本当に質を高めたい」
という企業の方とお会いしたいですね。
はコンピュータを使う側に人材を創出することに役立つプログラムです。
「これからの市場で戦える人材」
について真剣にお考えの経営者、営業責任者、教育責任者へ
「行動創造理論」
がお役立ちになると思います。
ご興味ある方は
よりご連絡を下さい。
内容欄に
「これからの人材」
とご記入を下さい。
今日は
「AIブーム」
というテーマに触れてみました。