「自分たちはできる!」と前向きな組織が、必ず崩壊する理由とは…

2020.06.09

 

組織が前向きになった瞬間崩壊するって??

 

 

今日は
「集団の思考」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①一見前向きな組織だが実際は…

②多くの組織が陥るグループシンク

③無意識の思考から立ち直る「生前葬」とは?

 

 

■一見前向きな組織だが実際は…

 

 

あなたはこのような組織の状態をどう思いますか?

 

 

1)自分たちはできると考え、楽観的である

2)自分たちは正しく、道徳的である

3)自分たちで判断し、その判断を合理的だと考える

 

 

ここまで見てみると
「前向きでポジティブな集団」
と思えます。

 

 

しかし実はこれは
「失敗の兆候」
といえます。

 

 

裏側に失敗の思考が隠れているからです。

それは人の無意識に行う思考です。

 

 

1)自分たちはできると考え、楽観的である

 


この兆候には
「無敵感」
が同時に生まれています。

 

 

2)自分たちは正しく、道徳的である

 

この兆候には
「思い込みが強い」
状態です。

 

 

「自分たちはすごい」
という錯覚が起きやすい状態といえます。

 

 

3)自分たちで判断し、その判断を合理的だと考える

 

 

この兆候は
「周囲からの助言」
を無視するようになります。

 

 

ここまでくるとさらに
「集団の思考」
は凝り固まっていきます。

 

 

4)競合の弱点を過大評価し、強みを過少評価する

5)集団の決定に異論を唱えるものに圧力をかける

6)集団の意見から外れないように、疑問を唱えることを抑制する

7)過半数程度でも全員一致の意見と思いこむ

8)自分たちの都合の悪い情報に目をつぶる

 

 

失敗する集団には、前述の(1)~(3)に加えて
「合計8つの兆候」
がみられるようになります。

 

 

これはアメリカの心理学者アーヴィング・ジャニスの提唱する
「グループシンク(集団浅慮)」
というものです。

 

 

 

■多くの組織が陥る「グループシンク」の正体

 

 

この心理は
「人が無意識に行っている基本的な心理」
でもあります。

 

 

「自分の都合の良い情報しか見ない」
という判断を脳が自動的に行っています。

 

 

それが
「集団でも同様」
に起こるということです。

 

 

人も集団も
「都合の良い情報しか見なくなる」
ことになります。

 

 

こうなると
「組織がどうなるか?」
は容易に想像つきますね。

 

 

こういった集団の会議では一見ポジティブな発言が多くなるが
「独りよがりの検証がされていない戦略」
というものが出来上がります。

 

 

ネガティブな情報には
「目も向けない」
「耳も傾けない」
集団です。

 

 

その戦略で進んだ組織は
「当然下り坂」
を進むことになるでしょう。

 

 

それを避けるためには
「ある仕組み」
を取り入れておくと良いでしょう。

 

 

■無意識の思考から立ち直る「生前葬」とは?

 

それは
「生前葬」
という仕組みです。

 

 

具体的なやり方は以下の通りです。

 

 

一度立てた戦略に対してリーダーが
「この作戦は必ず失敗する」
と宣言します。

 

 

そこから以下の3つのステップを進めていきます。

 

 

・大失敗の要因を個人でそれぞれ列挙する

・特に「リスク」が高そうなものを抽出する

・未然に防ぐにはどうしたらよいか議論する

 

 

こうすることで
「特定の意見に偏りが無くなる」
でしょう。

 

 

私が戦略コンサルティングで
「必ず取り入れる手法」
でもあります。

 

 

失敗への備えは
「思いつく限りの悪いことは必ず起きる」
と想定することです。

 

 

事前にその対処さえしておけば
「悪いことが起きても影響は最小限」
に抑えることができるでしょう。

 

 

組織のための
「転ばぬ先の杖」
ですね。

 

 

人の脳のメカニズムを考えれば
「必ず取り入れるべき仕組み」
となります。

 

 

新型コロナウイルスの影響で
「組織変容」
に取り組む組織は必ず取り入れてください。

 

 

「自分たちはできる!」
という根拠のないモチベーションでは組織は壊れてしまいます。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する「行動創造理論」は
このような脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

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今日は「集団の思考」というテーマに触れてみました。

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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