【第23回ショッピングの科学】2025年問題への対応~続編~

2019.09.28

 

今日はシリーズ

「ショッピングの科学」

をお送りいたします。

 

第23回のテーマは

「2025年問題への対応~続編~」

です。

 

<index>

①高齢者への対応は表示方法だけではなかった

②店舗の対応は車いすの人だけでもない

③日本の産業の未来は高齢者によって作られる

 

第22回の記事で

「高齢者のお客様への対応」

に触れてきました。

 

その時のテーマは

「目」

でした。

 

【第21回ショッピングの科学】「2025年問題」でお店に求められる対応

ご覧いただいていない方はこちらもあわせてご覧ください。

 

 

■高齢者への対応は表示方法だけではなかった

 

高齢者に合わせて

「視覚的な世界を変える」

というのはまだ対応が簡単な方です。

 

お店やメーカーは

「構造的な見直し」

を迫られることになります。

 

それは

「身体の動き」

による問題です。

 

元気な年配の方が増えたといっても

「身体の動きが鈍くなる」

ということは変わりはないでしょう。

 

長い恒例の時間を過ごしていく中で

「車いすに頼ったり」

「階段の上り下りが厳しくなったり」

する人が今よりも多くなることでしょう。

 

その時に

・店舗

・道路

・ショッピングモール

はどうするのでしょうか?

 

入口

エレベータ

通路

レジ

テーブル

トイレ

 

少なくとも今以上に広くする必要があるでしょう。

 

あと少しすれば

「複数階の店舗」

というのは人口の1/3の人にとって不便な場所になる可能性もあります。

 

 

■店舗の対応は車いすの人だけではなかった

 

店舗の見直しが必要なのは

「足腰の不自由な人」

だけではありません。

 

元気に歩ける高齢者でも

「かがんだり、背伸びする」

ことが大変かもしれません。

 

私たちでもかがんだりするときに

「イテテ」

と言うくらいです(笑)

 

できることなら

「かがんでモノを取る」

「背伸びしてモノを取る」

ことは避けたいと思うでしょう。

 

さて

「今のお店の棚割り」

はどうでしょうか?

 

この問題に適応しているのでしょうか?

 

 

多くのお店では

「デザイン的な見た目」

にもこだわっているでしょう。

 

例えば百貨店の衣料品店でいえば

「お客様の目に届きやすい位置」

にはどんな商品が置かれているでしょうか?

 

恐らく

「細身でスタイリッシュな服」

が置かれていることと思います。

 

サイズの小さい商品が上

サイズの大きい商品が下

 

このように商品が並べられています。

 

しかし人は

「若い時より年齢を重ねたほうが体重が増える」

ことが多いようです。。。

 

必然的に

「高齢者に必要なサイズは大きなサイズ」

となります。

 

しかし置かれている場所は・・・

 

下にあるので

「かがむ」

という行為を求められます。

 

「それが嫌だ」

と思ったお客様はそのまま売り場を去ることでしょう。

 

高齢者が苦労して身をかがめ

身軽な若者が苦労しない

そんなお店の造りになっています。

 

 

■日本の産業の未来は高齢者によって作られる

 

日本は国土が狭いので

「土地の価値」

が非常に高いという特徴があります。

 

そのため

「施設は横ではなく縦に伸びる」

傾向にあります。

 

これは前述のとおり

「高齢者」

には不向きの環境と言えます。

 

しかしこの不向きな環境で

「高齢者対応」

を成功させたらどうなるでしょうか?

 

これから多くの先進国でも同様に高齢者対応は求められます。

 

その

「ベンチマーク先」

としてビジネスのチャンスが広がる可能性が高いです。

 

 

目の前のお客様に対して

未来のビジネスモデルに対して

 

「向き合うタイミング」

が訪れています。

 

今日はショッピングの科学

「2025年問題への対応~続編~」

をお送りいたしました。

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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