注目のダイナミックプライシングは信頼を失う?

2019.01.26

 

今日は

「ダイナミックプライシング」

というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

①ダイナミックプライシングとは

②雪かき用シャベルの値段

③根本的に変えてはいけないもの

 

 

ダイナミックプライシングとは

「需給状況に応じて価格を変動させる手法」

です。

 

 

端的に言えば

「人が増えるときは高くする」

「人がいないときには安くする」

ということです。

 

 

古くからは

「ホテルや飛行機」

など観光に関する分野では使われてきました。

 

 

最近では

「サッカーや野球のチケット」

でもAIを活用して採用している分野が広がっています。

 

 

経済論にある

「その価格を払ってもいいと思う全員の手に渡るまで価格は上昇する」

という原理を採用しています。

 

 

この

「プライシングの心理」

について研究があります。

 

 

一緒に考えてみてください。

 

 

 

ホームセンターでは

「雪かき用のシャベルを1500円」

で売っていました。

 

 

大雪が降った次の日

「このシャベルを2,000円に値上げ」

をしました。

 

 

この行為についてあなたはどう思いますか?

次のいずれかを選んでください。

 

 

1全く公正である

2容認できる

3やや不公平である

4きわめて不公平である

 

 

解答の結果は

 

 

容認できる(1番2番) 18%

不公平である(3番4番) 82%

 

このような結果になりました。

 

 

先ほどの経済論では

「必要な人がいたら値段はあがる」

「全員が手にいれるまで値段は上がり続ける」

ということでした。

 

 

しかし

「不公平である」

と顧客は考えています。

 

 

 

別のグループに同じ質問をしました。

 

 

「MBAコースの学生」

です。

 

経済学を学んでいる生徒たちです。

 

 

そうすると結果は

 

容認できる 76%

不公平である 24%

 

 

このように結果が逆転してます。

 

 

このギャップをみて

「何を感じますか?」

 

 

 

経営幹部には

「経済学をしっかりと学んでいる人」

が多い可能性があります。

 

 

その幹部の常識と

「お客様の常識」

が異なる可能性があるということです。

 

 

 

「ダイナミックプライシング」

を別の言葉で言い換えられることができます。

 

 

それは

「便乗値上げ」

です。

 

 

企業の都合をお客様に押し付けた時

「ダイナミックプライシング→便乗値上げ」

となるのではないでしょうか?

 

 

過去にこれまで

 

銀行

飲料メーカー

音楽配信

配車サービス

 

 

これらのサービスで

「需要に合わせて値上げ」

をしたケースで

 

 

「顧客の信頼を失う」

という結果があります。

 

 

 

最も大切なことは

 

「需要がどんなに大きくても、価値を上回る料金を顧客に請求しないこと」

 

ではないでしょうか?

 

 

「売れるから」

「儲かるから」

 

と言って

 

 

本来の価値より高い価格をつければ

「お客様は不満に思う」

のは根本的な心理です。

 

 

今日は

「ダイナミックプライシング」

というテーマに触れてみました。

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤

 

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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