今日は
「やる気無い社員が生まれる原因」
というテーマに触れてみます。
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①えっ?やる気がないのは個人の問題ではない??
②スタンフォード大学の組織経済学者ミルグロムの研究
③そしてやる気の出ない社員が取る行動とは
本日の記事の見出し
■えっ?やる気がないのは個人の問題ではない??
ビジネスを成功に導くためには
「実行可能な戦略と戦術」
が不可欠です。
では戦略と戦術があれば
「成功」
はできるでしょうか?
もちろん答えは
「No」
です。
では何が足りないのでしょうか?
実際に活動する人間がこんな人物だった無理でしょう。
いい加減である
やる気がない
また不正な行為を行う
これではどうしようもありません。
しかしこのような行為は
「個人の責任によるものではない」
とも言われています。
えっ??
と思われた方もいるでしょう。
この原因はキリがないほどあげられます。
それを明らかにした研究まであります。
■スタンフォード大学の組織経済学者ミルグロムの研究
ミルグロムは
「負の行動の原因は」
マネジメントにあることを突き詰めました。
計画を達成しようとする
「計画至上主義」
が従業員に対する負の効果があるとしています。
これを
「ディスインセンティブ効果」
と呼んでいます。
このマイナスの効果はたくさんあります。
—————————————
1確実にできることしか計画しない
2新しい課題や難しい課題を設定しない
3将来を考えればやるべきことでもやらない
4目先の利己的な行動に走る
5数字を操作して帳尻を合わせる
6計画通りに成果上がったようにごまかしが横行する
7計画達成のために手段を選ばなくなる
8計画を上回る成果を出しても見通しの甘さを指摘する
9達成困難な計画に引きあげられるのを恐れ成果を抑えてしまう
—————————————
日本企業では
「当たり前の情景」
といってもいいのかもしれません。
あなたの会社は大丈夫ですか??
これだけではありません。
—————————————
10 計画にあることしか実行しない
11 新たなチャンスやリスクがあっても対応しない
12 計画がうまくいかない理由を他部門や市場に押し付ける
13 収入がないのに支出だけは計画通り行う
—————————————
こんな問題も起きています。
もっと突き詰めていけば
「問題・課題」
は尽きることなく出てくるでしょう。
「計画至上主義」
「結果マネジメント」
これらが招いていることです。
では、こういう状況だと
「個人はどんな行動」
を取ると考えられるでしょうか?
■そしてやる気の出ない社員が取る行動とは
「後半主義」
「8掛主義」
こんな行動を取るようになります。
『後半主義』
月の前半はゆっくり行動する
一生懸命働くのは月の後半だけ
『8掛主義』
いつも全力投球をしない
8割くらいの実力しか出さない
2割はプールしておいて来月に備える
こういった行動に心当たりはないでしょうか?
自身、部下、同僚にいるかもしれません。
ただこれもすべて
「個人」
だけに責任がある話ではありません。
単純に結果だけでマネジメントする
「組織」
に責任があると言えるでしょう。
もしこの状況で
「テレワークが定着してしまったら…」
と想像してみてください。
後半主義
8掛け主義
こんなものでは済まないかもしれません。
今多くの組織に必要なのは
「行動マネジメント」
です。
行動のモニタリングができる
誤った行動を取り除ける
正しい行動が組織に広げられる
これが当たり前にできる
「環境を整える」
ことです。
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脳科学
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心理学
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今日は「やる気無い社員が生まれる原因」に触れてみました。