「ビジネスの世界では相手の意見に乗っかってはいけない」理由は〇〇〇だから…

2023.04.03

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

相手の意見に乗っかった瞬間、手のひら返しをしてきたら…

 

 

今日は
「同調テスト」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①知らないのに知っているふりをすると恥ずかしい結果に!?

②大人になってからもあなたは人に意見を合わせている!?

③ビジネスの場のほうが無意識のうちに意見を変えていた!?

 

 

■知らないのに知っているふりをすると恥ずかしい結果に!?

 

 

あなたは人に話を合わせたことはありますか?

 

 

例えば幼少期のころ教室で
「昨日のあのテレビ面白かったよね!」
と友人が話をしています。

 

 

番組を見ていないのですが、話の輪に入りたいあなたは
「うん、うん、面白かった!」
と話を合わせます。

 

 

すると友人の1人が
「どこが面白かった?」
と聞いてきます。

 

 

あなたは戸惑い
「えーっと、どこかな…」
と答えを探します。

 

 

すると別の友人が
「そんな番組やってないよ」
と言いました。

 

 

あなたは顔を赤くしてすごく恥ずかしい気持ちになるでしょう。

 

 

正直に
「知らない」
と伝えていたほうが恥をかくことはなかったでしょう。

 

 

■大人になってからもあなたは人に意見を合わせている!?

 

 

では、場面を現在に戻してみてみましょう。

あなたは月曜日の午前中の定例会議に参加しています。

 

 

議題は
「事業拡大のために人を増やすかどうか」
を議論しています。

 

 

あなたは
「人数を増やさなくても現場の改善で十分」
と考えているとします。

 

 

会議が始まると
「最初の1人が意見を述べる」
ところから会議が始まります。

 

 

最初の人が
「人を増やすべきだ」
と発言をします。

 

 

イエスである理由を含めて、自分の意見を言うこととなります。

 

 

この1人目が発言した瞬間に
「会議の性質が一気に変わる」
こととなります。

 

 

理由は
「会議の中で比較対象が出来るから」
です。

 

 

1人目の意見に対して、次から発言する人は
「自分の意見がどれだけ論理的か」
ということを無意識のうちに考え始めます。

 

 

本来会議は意見をぶつけ合う場ですが
「直前の情報と比較して〇〇」
という思考に勝手に変化をします。

 

 

そして、次の人は最初の人を上回れないと判断すると
「人を増やすべき」
と少し自分の視点を付け加えて発言をします。

 

 

するとこの会議は
「数珠つなぎでイエスの意見が続く」
こととなるでしょう。

 

 

最終的に
「全会一致」
となり人を増やすことにつながっていきます。

 

 

あなたも幼少期と同じように
「人に意見を合わせてしまう」
ことになるかもしれません。

 

 

■ビジネスの場のほうが無意識のうちに意見を変えていた!?

 

 

子供のころに話を合わせたのは
「仲間と楽しみたい」「仲間外れにされたくない」
という意思をもって、話を合わせていました。

 

 

しかし、社内会議では
「ある部分は無意識に行われている」
ということにお気づきでしょうか?

 

 

最初の発言によって
「会議の参加者の思考が無意識に変わる」
ということが起きています。

 

 

意見に流されないようにする方法があります。

冒頭の子供のころのエピソードをもう一度振り返ってみてください。

意見に合わせたら、友達が手のひらを返してきました。

 

 

ビジネスでも同じように考えるとよいでしょう。

 

 

「もし、突然相手が意見を変えてきたとしても、同じ意見でいるだろうか?」
と考えてみてください。

 

 

行動科学で用いる
「同調テスト」
というものです。

 

 

もし会議であなたが人を増やすべきだと発言した後に
「私たちはわざと別の意見を言った、人を増やすべきではないと考えている」
と言われたことを想像してみてください。

 

 

あなたの持っている意見を出さなかったことに後悔することでしょう。

 

 

人の意思決定は
「目の前の情報」と「記憶の情報」
を組み合わせて行われます。

 

 

多くの意思決定は無意識に選択され、重要な意思決定ですら
「無意識の選択に任せる」
ことを行っています。

 

 

同調テストは
「無意識の意思決定に流されない先回りの予防策」
です。

 

 

無意識の意思決定は便利で大抵は正しいのですが
「間違いやエラーも頻繁に引き起こしている」
ことになります。

 

 

一番怖いのは無意識のため、誰も気づいていないということです。

 

 

ビジネスにおける生産性を高める方法は
「正しい選択をすること」
です。

 

 

さすがに無意識に任せたままでは難しいので、対策が必要ということです。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネージメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。

 

 

成約率が50%向上した

新規案件数が10倍に増えた

たった1か月で売上が4.6倍になった

 

 

上記の成果を導いたプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。

売上に関する課題はすべて解決できるようになるでしょう。

すでに9,816人の営業が飛躍的に向上させました。

 

 

【ご連絡フォーム】

 

 

今日は「同調テスト」というテーマに触れてみました。

 

売上直結型「BtoB」営業研修
無料相談受付中!
売上直結型「BtoB」営業研修ランディングページバナー

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

記事カテゴリー