習慣のチカラはどれだけ協力か?「1週間放置したポップコーンすら食べつくす!?」

2022.12.01

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

習慣の力は思考と嗜好を簡単に上回る!?

 

 

今日は
「習慣のチカラ」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①あなたの習慣化された行動は何がありますか?

②自動的な意思決定である習慣の力は「まずいものでも平気で食べさせる!?」

③ポップコーンの実験で見つかったのは「行動創造の王様」

 

 

■あなたの習慣化された行動は何がありますか?

 

 

あなたには習慣となっているものはありますか?

ぱっと思いつかなくても、かなりの数であるはずです。

 

 

顔を洗う

歯を磨く

風呂に毎日入る

靴下を毎日取り換える

 

 

当たり前のようにやっていることは
「習慣化された行動」
といって良いでしょう。

 

 

もう少し良い習慣といえば
「定期的な運動」
などがあげられるでしょうか?

 

 

朝の出勤前に
「ウォーキングを行う」
という人もいるでしょう。

 

 

仕事から帰宅中の道の
「ジムで汗を流す」
都に習慣もあるでしょう。

 

 

人の行動は
「習慣化してしまえば、抵抗なく続けることが出来る」
というものです。

 

 

脳に対して
「自動的な意思決定」
となるため、全く不安にならず続けることが出来るということです。

 

 

その為、習慣とさえしてしまえば
「まずいものも食べ続けることが出来る」
ということです。

 

■自動的な意思決定である習慣の力は「まずいものでも平気で食べさせる!?」

 

 

国によって食習慣はかなり異なります。

 

 

日本人は虫を食べるのには抵抗があるでしょう。

しかし生魚に関しては、抵抗はありません。

 

 

生魚は海外の人にも受け入れられましたが、少し前までは理解できない食習慣でした。

 

 

美味しいか、まずいかは習慣によるところも大きいということです。

脳が慣れ親しんだ情報であれば、抵抗が生まれない例としてはわかりやすいですね。

 

 

さらに明確に表した実験があります。

 

 

習慣の研究で知られるウェンディ・ウッドの
「ポップコーンの実験」
です。

 

 

地元の映画館に映画愛好家を集めました。

そして短編映画の評価をして欲しいと頼みます。

そして入場時にポップコーンを配ります。

 

 

映画の評価をするためと思って集まった愛好家は
「ポップコーンはお礼だ」
と思って受け取りました。

 

 

この実験の主役は映画ではなくポップコーンです。

配られたポップコーンは2種類ありました。

 

 

A 溶かしたてのバターをかけた出来立てポッポコーン

B 1週間前に作ってビニールに入れておいたポップコーン

 

 

当然、味の違いは歴然です。

Aの出来立てポップコーンをもらった人は、おいしく食べました。

 

 

Bの1週間たったポップコーンを食べた人は
「まずかった」
と答えます。

 

 

しかしマズイポップコーンを
「全て平らげた人」
も一定の人数いました。

 

 

なぜでしょうか??

まずいはずのポップコーンが全て食べられた理由が習慣です。

 

 

全て食べた映画愛好家は
「普段から映画鑑賞の際、ポップコーンを全て食べる」
という習慣を持っていました。

 

 

味の善し悪しの判断はされず
「習慣で食べ続けた」
ということです。

 

 

「映画館ではポップコーンを平らげる」
という行動が自動的にセットされているので、まずくても食べ続けたということです。

 

 

「映画館×ポップコーン」がスイッチとなり、行動が創られたということです。

 

 

研究室でミュージックビデオを見せるというシチュエーションでも、実験が行われました。

しかし、まずいポップコーンは誰も食べなかったようです。

 

 

■ポップコーンの実験で見つかったのは「行動創造の王様」

 

 

ポップコーンの実験で分かったことは
「普段の習慣は強力である」
ということです。

 

 

セットされた習慣は
「ネガティブな状況でも平気で発動される」
ということです。

 

 

ここに行動変容のヒントがあります。

 

 

「新たに運動を続ける」
というのは身体にはよいことですが、脳にとってはネガティブです。

 

 

なぜなら
「身体に負荷をかけるというのは生命維持に反する行動」
だからです。

 

 

その為、続けさせないような信号を出します。

良い習慣が続かないのは、ある種あなたの脳が邪魔をしていると言っても良いでしょう。

 

 

ではどうしたら良いのか??

 

 

答えは
「普段の習慣のチカラを利用する」
ということです。

 

 

例えば
「歯磨きとセットで腕立て伏せを行う」
ということです。

 

 

普段の習慣と新しい行動をセットで考えて
「セットが慣れるまで行う」
ということです。

 

 

初めの1週間は5回でも10回でも良いでしょう。

慣れさせることの方が重要なので、確実にできる回数で良いです。

 

 

「歯磨き腕立てセット」というメニューが定着したら、好きなだけ回数を増やせばよいでしょう。

 

 

 

新規ビジネスの情報収集をしたければ
「コーヒーを飲む⇒ビジネスモデルの研究を3件行う」
とセットします。

 

 

企画書を作成したければ
「メールチェックする⇒企画書の作成を始める」
とセットします。

 

 

既存の習慣を引き金として
「新しい行動を行う」
というルールを作るだけです。

 

 

これは人の脳の本能を刺激しています。

 

 

人の行動は
「何かを知覚した後に選択される」
ようになっています。

 

 

刺激を受けた瞬間に行動を選択するので、1つの流れにしてしまえば容易に習慣が創られます。

 

 

行動創造の王様ともいわれる
「アクショントリガー」
というアプローチです。

 

 

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今日は「習慣のチカラ」というテーマに触れてみました。

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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