「愚かな男と愚かな営業」周りから見ればひどい理屈が本人には正しく見えている

2023.03.17

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

傍から見れば理屈が破綻していますが、本人はいたって真面目です

 

 

今日は
「愚かな男と愚かな営業」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①「なぜ自分はもてないのだろう」と考える愚かな男の思考回路は?

②「売れない理由は製品と価格が悪いから」といっている営業も一緒

③マネジメントで成果を導くためには、脳のメカニズムの先回りが必要

 

 

■「なぜ自分はもてないのだろう」と考える愚かな男の思考回路は?

 

 

初めに「ある男」についてみてみましょう。

 

その男は
「自分はこんなにイケているのに、なぜ女性にもてないのだろう」
と考えています。

 

 

そして男は
「女性たちが見る目がないからだ」
と考えます。
(こんな考えを持っている時点で持てないのでしょう)

 

 

ただ周りからは
「あなたが思っている以上、女性は男の価値を見抜くものだ」
と諭します。

 

 

ネットの情報でも同じようなことが書かれているのを目にします。

しかし男の考えは変わりません。

 

 

そう言っているのは通説で
「みんなは受け売りで言っているだけだ」
と考え自説を曲げようとしません。

 

 

傍から見れば
「愚かな男だ」
と思うかもしれません。

 

 

少し極端な例なのでそう考えるのも仕方がありません。

ただし、人は誰もが同じような思考を無意識にしています。

 

 

■「売れない理由は製品と価格が悪いから」といっている営業も一緒

 

 

人には自分の考えを支持しない情報は
「脳はキャッチしない」
という性質があります。

 

 

上記の例では
「女性は思っている以上に価値を見抜く力がある」
といっても、受け入れずに否定をします。

 

 

しかも根拠が
「通説だから」
と意味の分からない正当化です。

 

もちろんビジネスでも普通に起こっています。

 

 

営業の商談の前には
「必ずアイスブレイクをしなさい」
と新任の営業が指導されました。

 

 

ただその営業はあまり得意ではなく
「アイスブレイクをやりたくない」
と考えています。

 

 

すると営業の脳では
「本題と関係ないことを話しても、相手の時間を奪うだけだ」
と正当化を始めます。

 

 

いつしか
「営業にアイスブレイクは不要だ」
と固定観念を持つようになります。

 

 

そうしてその営業は成績が上がらない日々を送るようになります。

 

 

さらに成績が上がらない理由についても
「製品が悪い」「価格が高い」
として、自身の営業力の無さに目を向けることはないでしょう。

 

 

ちなみにアイスブレイクを雑談と考えていては大間違いですよ。

商談の成約率を左右する重要なプロセスです。

 

 

■マネジメントで成果を導くためには、脳のメカニズムの先回りが必要

 

 

自分にとって都合の良い情報しか見えないのは
「確証バイアス」
によるものです。

 

 

いったん動き始めると数珠つなぎのように続きます。

1つのウソをつき始めると、どんどんウソを重ねていく様に似ています。

 

 

また都合よく考えるのが
「現在」
だけならまだよいかもしれません。

 

 

人は簡単に
「過去の事実を歪曲する」
という性質も持っています。

 

 

「過去の自分は全然ダメだった」
と現在に影響がない安全地帯の情報を悪く言います。

 

 

過去を否定することで
「現在のポジションを高める」
という自己防衛機能の1つです。

 

 

なぜ、人に上記の機能がついているかというと
「自己肯定感を高めるため」
になります。

 

 

自己否定ばかりを続けると
「動けなくなる」
ことを脳は本能で知っているからです。

 

 

ストレスがかかると身体的に影響が出て動けなくなります。

生物が動けなくなるというのは、死に直結するので避けようとします。

 

 

正当化を解くためには
「安全地帯」
を用意することが効果的です。

 

 

また
「正当化することで強い損失がある」
と認識させることです。

 

 

マネジメントにおいても重要です。

メンバーの行動を創るには脳のメカニズムを先回りしておかなければなりません。

 

 

私の提唱する
「行動創造理論」
では科学を基軸としてマネジメント技術をお届けしています。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

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「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
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今日は「愚かな男と愚かな営業」というテーマに触れてみました。

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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