「百聞は一見にしかず」の続きがあることをご存知ですか?

2017.12.14

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は

「ことわざ」

について触れてみます。

 

 

百聞は一見に如かず

という諺は聞いたことがあると思います。

 

繰り返し他人の話を聞くよりも、実際に自分の目でたしかめてみたほうがよくわかる。

中国では古来有名な成語の一つです

 

 

ではこの諺に

「続き」

があるのはご存知でしょうか?

 

この続きは

「ビジネスの核心」

を突いた言葉だと思います。

 

 

ではみてみましょう

 

百聞は一見にしかず

百見は一考にしかず

百考は一行にしかず

百行は一果にしかず

 

という言葉です。

 

 

聞くよりも実際に見てみよう

見るだけでなく自分で考えてみよう

考えるだけでなく行動をしてみよう

行動するのは成果を出すためである

 

このような解釈になると思います。

 

 

もう少しビジネスに寄せた

「現実的」

な表現に置き換えてみます。

 

 

聞いただけでわかった気になる

見ただけで考えた気になる

考えただけで行動した気になる

行動しただけで成果を出した気がする

 

 

こうすると

「ビジネスの中で思い当たる節」

が見えてくるのではないでしょうか?

 

 

仮説を考えずに検索して得た情報を並べる

計画を立てるだけで行動しない

成果から逆算せずやりやすいことしかやらない

 

具体的に言いかえればこういうことです。

 

 

私も営業のコーチングやコンサルティングに入るとき、依頼主である経営者や責任者から全く同じことを聞きます。

 

「ウチの営業は・・・」

この後に続く言葉は上記の内容です。

 

 

セミナーも含めると多くのビジネスパーソンとお会いさせていただきました。

 

多くの方が今日のテーマの

「〇〇にしかず」

で共通してつまずくポイントがあります。

 

それはどこだと思いますか。

 

 

それは

「百考は一行にしかず」

です。

 

考えるところまでは自分だけでできます。

 

そこから行動を起こすと

「他人」

との関わりが出てきます。

 

〇〇に訪問する

〇〇さんに会う

〇〇を提案する

〇〇さんに相談する

という行動には相手が必要です。

 

 

このように相手を動かすには

「しっかりとした準備」

が必要になります。

 

〇〇さんに会いたい

と思っても中々会えない人もいます。

 

もしかしたらあってくれる人もいるかもしれません。

ただそれはこれまでの

「人間関係を培ってきた準備」

があるからです。

 

 

ここに

「行動の言い訳」

が潜んでいます。

 

「準備ができていないから行動ができない」

という言い訳です。

 

準備をするときは

「完璧なもの」

を用意することではありません。

 

その時できる

「最大限のことをする」

だけです。

 

そもそも相手があることなので

「完璧なもの」

など作れるはずがありません。

 

 

そんなものに思い煩うのであれば

「さっさと行動しましょう」

というのが経営者や責任者が考えることです。

 

 

成果を出すには

「行動」

をするしかありません。

 

具体的な一つ一つの

「行動の積み重ね」

しかありません。

 

ビジネスでもスポーツでも

「成功した人は行動し続けた人」

です。

 

 

 

考えただけで成功した人はいません。

 

 

 

前述のことわざを否定するとすれば

「百行は一果にしかず」

 

ではなく

「百行はかならず成果が出る」

と言いたいですね。

 

 

思うより行動です。

今日は

「行動のことわざ」

というテーマに触れてみました。

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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