本日の記事の見出し
「研修をやってもすぐに戻ってしまう」はなぜ起きるのか?
今日は
「研修効果を定着させる方法」
というテーマに触れてみたいと思います。
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①「研修をやってもすぐに戻ってしまう」という課題を抱えている
■「研修をやってもすぐに戻ってしまう」という課題を抱えている
私は普段
「マネジメント研修」「営業研修」
のファシリテーターをしています。
企業が研修を行う最大の理由は
「自社の課題を解決するためのスキルの習得」
です。
しかしながら
「課題を解決するためのスキルを習得する」
というのは決して簡単なことではありません。
経営、人事向けのアンケートで
「人材に関する課題」
というものが各所から出されています。
その中で見られる項目は
「研修効果がなかなか定着しない」
というものがあります。
私自身も研修プラグラム策定をするために
「人事の責任者や対象部門の責任者」
と念密な打ち合わせをします。
その際に
「やりっぱなしではなく、定着させるためのフォローアップが欲しい」
というご要望をいただくケースもかなりあります。
つまり
「研修をやってもすぐに戻ってしまう」
という課題を抱えている組織が多いということです。
■時間とお金をかけてもムダになる研修とは?
ではなぜ、時間とお金をかけているのに
「研修効果が定着しない」
ということになってしまうのでしょうか?
要因はいくつかあります。
研修プログラムそのものに欠陥がある
組織の活動に即していないため使えない
普通の講師が普通のことを話しているだけ
上げていくとキリがなさそうです…。
(効果のない研修プログラムは世の中には結構あるので気を付けてください。)
研修効果が定着しない理由の1つに
「記憶のメカニズムが考慮されていない」
ことがあげられます。
研修を受けた受講者が
「記憶」
として定着させることが出来なければ、スキルとして活用できるわけがありません。
新しい記憶は
「3つのプロセス」
によって作られます。
(わかりやすくするため、単純化してお伝えします)
①情報の獲得
②情報の定着
③情報の想起
上記3つのプロセスで行われるのですが
「①情報の獲得」
だけしか行われていない研修が多いでしょう。
情報だけ与えて
「新しい言葉が短期記憶に残る」
という状態で研修が終了します。
終わった時点のアンケートでは
「学んだ気になり高評価が付けられる」
こととなります。
しかし研修後業務に戻ったとたんに
「元の脳の状態に戻す」
ということを行っています。
「良い研修をやったのに定着しない」
という不思議な現象が起きてしまうということです。
■研修効果を定着させるための方法を公開します
研修効果を定着させるには
「記憶のメカニズム」
がプログラム内に取り入れられている必要があります。
ヘリオット・ワット大学の
「デワール博士」
の研究結果が1つ活用できるでしょう。
70人の実験参加者に
「日常的な単語」
を覚えてもらいます。
日光
駅
専門家
上記のような日常的な単語が15個
「1秒間モニターに表示され覚える」
という作業を行います。
そして15分後に
「記憶の想起テスト」
を受けてもらいます。
中間の15分間の過ごし方を変えて実験が行われました。
Aグループ 電気を消し何もしない(スマホや雑誌等も禁止)
Bグループ 間違い探しに取り組んでもらう
正答率は以下の結果となりました。
Aグループ 平均70%
Bグループ 平均55%以下
1週間後のテストでもAグループは
「50%以上の正答率」
を維持し続けていました。
ぼーっとしているというのは無駄な時間ではなく
「記憶を定着させる脳の活動」
と言い換えることが出来ます。
能動的な作業を行っているということです。
研修成果を定着させる方法の1つとして
「研修終了後15分間何もさせない」
というプログラムを入れると良いでしょう。
また
「カフェイン」
も記憶の定着に効果があるので、休憩時にコーヒーを飲ますのも良いかもしれません。
研修成果を定着させるために
「記憶のメカニズムを活用する方法」
をちょっとだけ紹介いたしました。
実際に私が行っているプログラムでは
「かなりの技法」
を取り入れています。
私の行う研修は
「行動創造理論」
と命名したプログラムです。
文字通り
「正しい行動を創り出すプログラム」
です。
研修成果を定着させ行動を変えるために
「脳のメカニズム」
を最大限活用しています。
研修成果が確実に出せるため
「8年間100%のリピートを継続しているプログラム」
となりました。
研修成果が定着しない
研修を活かしたい
研修を結果につなげたい
上記をお考えの方は行動創造理論に触れてみてはいかがでしょうか?
■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。
脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。
-
脳科学
-
心理学
-
行動経済学
上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。
科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。
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営業研修
-
マネジメント研修
-
能力開発トレーニング
「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。
営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。
成約率が50%向上した
新規案件数が10倍に増えた
たった1か月で売上が4.6倍になった
上記の成果を導いたプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。
売上に関する課題はすべて解決できるようになるでしょう。
すでに8,816人の営業が飛躍的に向上させました。
今日は「研修成果を定着させる方法」というテーマに触れてみました。