人は誰もが特別扱いをしてほしいと思っている!?
今日は大人気の
「ビジネス寓話シリーズ」
をお送りいたします。
「旅をする男」
どんな教訓があるのでしょうか?
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ある男が旅をして
「川のほとり」
までやってきました。
すると川は洪水であふれています。
旅人が渡れず困っていると、川渡しに慣れた男が来て、向こう岸に渡してくれました。
旅人がその親切に感激しましたが
「お礼もできないわが身の貧しさ」
を改めて感じ、それを苦にして立っていました。
やがて別の人がやって来て、渡れずに困っていると、川渡しの男は駆け寄るなりすぐさまその人も渡してやりました。
すると旅人が川渡しの男に近づいて言いました。
「さっきのことで君に感謝する気がなくなった。君が人を選んでするのでなく、癖でしているだけだと分かったから」
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「旅をする男」はイソップ寓話の一節からアレンジしたものです。
イソップ寓話の原作には
「値打ちのある人にもない人にも親切にすると、善行の聞こえどころか悪評が立つ」
ということをこの話は解き明かしてます。
上記のような教訓を残しています。
ではビジネスではどんな教訓があるのでしょうか?
■本能の感覚では「旅する男」は正しいことを言っている
日本人の感覚からすると
「旅人の感覚」
は少しずれてると感じると思います。
しかし、人の無意識下のレベルで考えると、実は的を射ているのです。
みんなに分け隔てなく平等に親切にされた。
こんな時でも、親切を受けたらうれしいでしょう。
では
「あなただけ、特別に親切にされた」
としたらどうでしょうか?
恐らくは
「もっと嬉しい」
となるはずです。
人の本能は
「特別扱いをされるとうれしい」
という性質を持っています。
もちろんビジネスでも非常に重要です。
では1つご質問です。
どちらの営業のほうが契約を取れるでしょうか?
A いつも同じ資料を使って提案する
B お客様に合わせた提案書を使って提案する
営業スキルの差によっても異なりますが
「同じ営業力であればBのほうが確実に売れる営業」
です。
行動科学では
「特定化の心理」
と名付けられた技法の1つです。
■営業の技術として確立するには、もう1つ掘り下げて考える
もう少し営業で掘り下げていきましょう。
特別扱いをもっと効果的にする方法です。
また、1つご質問です。
どちらのカレーが美味しいと思いますか?
A 30分煮込んだカレー
B 30時間煮込んだカレー
全員Bのカレーを選ぶことでしょう。
では、どちらのカレーに多くお金を払いますか?
こちらも全員Bのカレーを選ぶことでしょう。
時間をかけずに作ったものより
「時間をたくさんかけてできたもの」
のほうが価値を感じるということです。
営業ではかなり重要な技術になります。
あなたも
「自分たちの扱う商材やサービスでどう活用すればよいか?」
を考えてみてはいかがでしょうか?
本当に効果的に使うためには
「トレーンング」
をするのが一番効果的です。
私の提唱する行動創造理論による営業トレーニングであれば、すぐに技術として身に着けることができます。
その結果、9,000人以上の普通の営業が、トップセールスになっています。
「あなただけの特別プログラムを作ってお届けします」
今日はビジネス寓話シリーズ
「旅をする男」
をお送りいたしました。