猫のお医者と営業の共通点とは？？

今日は大人気の
「ビジネス寓話シリーズ」
をお送りいたします。

「猫のお医者と鶏」

どんな教訓があるのでしょうか？

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「鳥小屋で鶏が病気になっている」
と猫が聞きつけました。

猫は医者に化けて、診察に必要な器具を取り揃えると出かけていきました。

猫は鳥小屋の前に立ち
「どんな様子だい？」
と尋ねます。

すると鶏たちは
「良い調子だ、お前があっちへ行ってくれれば」
と答えました。

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このお話はイソップ童話の一節です。

原文でも結末までは書かれていませんが
「治すふりをして食べてやろう」
という魂胆を持った猫の話です。

どんなに見た目を取り繕っても
「悪いことはバレてしまう」
という教訓です。

もしかしたら頭が良くない相手なら騙せたのかもしれません。

しかしこのお話では簡単に見抜かれてしまいました。

さて、ビジネスの視点ではどんな教訓があるのでしょうか？

■営業はなぜネガティブなイメージが強いのか？

このお話は
「営業」
に当てはまるのかもしれません。

営業のイメージは昔からネガティブなままです。

ほとんどの営業は
「誠実な人」
なのですがイメージは良くありません。

「上手いことを言って高額商品を売りつける」
というイメージはあるでしょう。

しかし
「詐欺まがいの営業」
というのは聞いたことがある人もほとんどです。

悪い情報は記憶から引き出しやすいため
「営業はお金を奪っていく人」
と無意識に認識されているのは仕方がありません。

営業をやっている人からも
「ノルマがキツイ」
というネガティブな言葉が出ることも多いのも要因です。

「営業」＝「ポジティブ」
というのは売れている営業マンだけ持っていることなのかもしれません。

もしかしたら
「猫の医者」
というのも物語の世界ではマイナスのイメージだったのかもしれませんね。

あなたが初対面の人に営業するときには
「お金を奪っていく人と思われているかもしれない」
という前提で準備をすべきですね。

相手がそれほどネガティブに思っていなければ
「その分も信頼を得る商談ができる」
ということにつながるだけです。

猫のように身だしなみを整えるだけではだめですね￥。

■「顧客志向」という言葉の正しい意味は分かりますか？

もう1つは
「営業の顧客志向」
という点に触れておきましょう。

あなたは
「顧客志向とは何ですか？」
と聞かれたらどのように答えますか？

「お客様のために考える」でしょうか？

残念ながらこの考えは間違いです。

想像してみてください。

先輩や友人に
「お前のためを思ってやっているんだ」
と言われたらどう思いますか？

「余計なお世話だよ」と思うことでしょう。

私も昔から営業研修ではお伝えしてきました。

私自身も営業時代から大切にしてることです。

顧客志向とは
「お客様の立場で考える」
ということだと思います。

お客様に説明をするのではなく
「課題が解決されるイメージと手順を示す」
事が営業の役割です。

そのために必要なのは、ストーリーを構築したり、視覚情報で伝えたりすることです。

脳のメカニズムを先回りして
「お客様の正しい行動を創り出すこと」
です。

あなたのノルマを達成するために、お客様は存在しているのではありません。

あなたの営業で
「お客様の笑顔がこの世界に増やすことができる」
となれば素敵な仕事ではないでしょうか？

そんな営業たちで市場が満たされたら
「お金を奪ってく人」
というイメージは無くなるのかもしれません。

もしかしたら物語の猫の医者も、鳥たちに受け入れられるのかもしれませんね(笑)

今日はビジネス寓話シリーズ
「猫の医者と鶏」
をお送りしました。

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