【リーダー論】一瞬で部下の意欲を50%以上奪う「あの一言」とは??

2021.04.22

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

優秀そうに見えるリーダーの滑稽なやり取り

 

 

今日は
「リーダー間違った一言」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①あなたならこのリーダーにどうアドバイスしますか?

②あなたの一言で50%以上の意欲がそがれている

③優秀なリーダーは全員を勝者にできる

 

 

■あなたならこのリーダーにどうアドバイスしますか?

 

 

2人のビジネスパーソンが話をしていました。

 

 

1人は元外資系コンサルティング会社のディレクターで
「今は自身がCEOとしてコンサルティング会社を経営」
をしています。

 

Aさんとしましょう。

 

もう一人は
「その男の良きパートナー」
です。

 

Bさんとしましょう。

 

 

2人は
「新規事業の計画」
を話しています。

 

 

Bさんがアイデアを口にすると
「それは素晴らしい」
とCEOのAさんは言います。

 

 

そして続けてAさんは
「でも、こういう風にしたらもっといいんじゃないか?」
と言います。

 

 

なぜならAさんは似たような経験があるようです。

 

 

そのあと
「Aさんが数年前に経験した話」
を続けます。

 

 

この話が終わるとパートナーのBさんは
「元の話題の新規事業について」
に話しを戻します。

 

 

そしてまたAさんが途中で遮って
「自分のアイデアや過去の経験を話す」
ということを繰り返します。

 

 

もしあなたがAさんのの友人で、第三者として同席していたら、何と声をかけますかと??

 

 

恐らく
「少し静かにして、Bさんの話を聞いたほうが良い」
とアドバイスをするでしょう。

 

 

■あなたの一言で50%以上の意欲がそがれている

 

 

CEOのAさんがしていることは
「欲望の変形」
とも言えます。

 

 

Aさんがしていることは
「付加価値をつけようとする欲求」
を相手にぶつけているだけです。

 

 

実はよく見られる傾向です。

 

 

特に
「仕切ることに慣れているリーダー」
によくみられる症状です。

 

 

リーダーは昔ながらの
「トップダウン方式」
を捨てきれずに持っているということです。

 

 

時代が変わりました

情報があふれています

特定分野においては部下の方がよくわかっている

 

 

リーダー自身も
「認識」
はしているでしょう。

 

 

しかし彼らは
「もう知っているよ」
「それよりもいい方法がある」
と口を挟まずにはいられません…。

 

 

ここまでご覧いただいているあなたが
「経営者」
だとします。

 

 

例えば私があなたのもとに
「新しいアイデア」
を持っていったとします。

 

 

そのアイデアは
「あなた自身も素晴らしいもの」
だと感じています。

 

 

そしてあなたは
「素晴らしい!でもこうするともっと良いぞ!」
と答えました。

 

 

あなたのアドバイスによって
「5%」
ほど改善されたかもしれません。

 

 

しかし同時に
「大きく失われたもの」
があります。

 

 

それは何でしょうか?

 

 

アイデアを持っていた私の
「意欲」
です。

 

 

実は研究で明らかになっています。

 

 

アイデアに一言加えることで
「提案者の意欲は50%以上そがれる」
ことがわかっています。

 

 

あなたのコメントで
「私のアイデア」
ではなくなってしまったからです。

 

 

人は自身のアイデアを
「所有」
していたからこそ価値を高く感じています。

 

 

アドバイスを加えてしまった瞬間に
「提案者のモノではなくなる」
ということです。

 

 

人の行動メカニズムの1つである
「所有効果」
です。

 

 

しかし奪われた瞬間
「アイデアに価値が感じられなくなる」
となります。

 

 

もちろん同時に
「推進する意欲」
も失われます。

 

 

こんな状態でビジネスに取り組んだら…。

本当に余計な一言ということです。

 

 

■優秀なリーダーは全員を勝者にできる

 

 

今日の記事でお伝えしたいことは
「リーダーが部下に対して口をはさむな」
ということではありません。

 

 

組織の上に行けば行くほど
「他の人を勝者にすべき」
ということです。

 

 

ポジションが上に行けば
「自分が勝者」
である必要はなくなります。

 

 

まずは部下にかける言葉から
「だが」「とはいっても」
という言葉を取り除く行動が必要です。

 

 

ここであなたがすべき行動は
「素晴らしい!」
といったあとに深呼吸を1つすることです。

 

 

言おうとすることの
「半分以上は価値がなかったこと」
と気づくでしょう。

 

 

リーダーにとって重要なのは
「勝とうとしない方が得るものは大きい」
と気づくことでしょう。

 

 

優秀なリーダーはぜひ
「一呼吸置く」
という行動をとってみてください。

 

 

あなたの一言で
「5%」
は改善するかもしれません。

 

 

しかしメンバーの
「意欲の50%を削いでいる」
という事実を創り出しています。

 

 

改善させるのはリーダーの能力

意欲がそがれるのは、脳の反応です。

 

 

リーダーの能力が
「脳の本能の反応を上回る」
ことはないでしょう。

 

 

脳のメカニズムを知ることで
「間違った行動」
は減らせることができるという話です。

 

 

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「リーダーの本当に余計な一言」というテーマに触れてみました。

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自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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