本日の記事の見出し
あのことわざは科学的根拠があった
今日は
「ことわざと科学」
というテーマに触れてみたいと思います。
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■きつかった仕事でも「もう一度やりたい」と思う理由は?
あなたはどんな仕事で
「大変だったな~」「きつかったな~」
と思う仕事がありましたか?
大きなクレームの対応した仕事
大型プロジェクトに参画したこと
厳しい予算を乗り越えたこと
お客様とトラブルになり裁判まで行ってしまったこと
人によってさまざまだと思います。
大変だった仕事でも
「感想」
は2種類に分かれます。
A「2度とやりたくない」
B「もう一度やってもいい」
上記のように分かれることがあります。
その違いはどこにあるのでしょうか?
この心理は行動科学が証明をしています。
■ノーベル経済学者 ダニエル・カーネマンのあの実験
アメリカの行動経済学者
「ダニエル・カールマン」
の実験で証明がされています。
カーネマンの実験では
「2つのグループ」
に分かれてもらいます。
それぞれにヘッドフォンで
「不快な音を大音量で一定時間聞いてもらう」
という実験です。
Aグループは
「実験の最後まで不快な音を流し続けた」
Bグループは
「実験の最後で少しだけ音量を下げた」
たったこれだけの違いです。
しかし感じ方に大きな変化が生まれました。
Bグループのほうが
「また実験に参加してもよい」
と答えた率が格段に上がったということです。
ダニエル・カーネマンは
「ピークエンドの法則」
と名付けました。
日本でも同様の言葉があります。
「終わり良ければすべてよし」
です。
有名なことわざですが
「科学で効果が証明されている」
ことのようです。
■ビジネスでもオンライン商談でも終わり方が重要
商談や会議でも同じことが言えます。
「最後の印象がその商談や会議の印象になる」
ということです。
話のクライマックスや最後に
「10の力で話す」
ことを意識してみましょう
最後の時間が
「相手の印象」
です。
相手の記憶に残らなければ
「また話を聞いてみよう」
という行動は生み出されません。
残念ながら人の記憶は
「20分で42%失われる」
ことが明らかになっています。
(エビングハウスの忘却曲線)
商談の終わり方
会議の終わり方
人との別れ際
上記のタイミングの行動や言動については
「相当に気を付ける必要がある」
ということですね。
人の脳のメカニズムで成立しているものです。
あなたが
「もう一度やってみたい」
「もう一度会ってみたい」
と思ったことは、終わり方が良かったからです。
オンライン商談に切り替わった人は、特に重要です。
ただでさえ熱量や想いといった
「非言語情報」
が伝わりにくくなるので、印象がほとんど残りません。
対面営業よりもより
「終わり方」
に工夫が必要です。
またここに気づいている人も少ないので
「やればすぐに成果が出る方法」
と断言できます。
ぜひチャレンジしてみてください。
どんなやり方が良いかわからない方は、ご連絡いただければご紹介いたします。
■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
私の提唱する「行動創造理論」は
脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。
-
脳科学
-
心理学
-
行動科学
上記の数多くの研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。
それを身につけ飛躍的に売上を伸ばすプログラムをご提供しています。
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営業研修
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マネジメント研修
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能力開発トレーニング
「売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムですね。
営業で成果を出すというのは
「人の行動を継続的に変化させる仕組み」
を本能の行動に合わせ考えてあげればよいだけです。
このようなプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。
ビジネスの課題をすべて解決できるようになるでしょう。
今日は「ことわざと科学」というテーマに触れてみました。