あなたも無意識のうちにミスをしている「省略のエラーを避けるたった1つの方法」

2022.09.15

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

人は誰もが無意識のうちにミスを引き起こしていた!?

 

 

今日は
「省略することで生じるミス」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①省略によって引き起こされるミスとは何か?

②なぜ人はわざわざ失敗することを無意識に行うのか?

③エラーを引き起こす無意識の省略を避ける方法

 

 

■省略によって引き起こされるミスとは何か?

 

「省略することで生じるミス」
と聞いてどんなイメージをお持ちですか?

 

 

省略するということは
「決めるべき決断をしなかった」
ことです。

 

 

恐れ

驕り

迷い

怠慢

 

 

理由は様々であれど、決断を省略した際にミスが起こります。

ミス程度で済めばよいのですが、大きな失敗に要因となる場合も少なくありません。

 

 

ただし本当に怖いのは
「省略を無意識のうちに選択をしている」
ということです。

 

 

■なぜ人はわざわざ失敗することを無意識に行うのか?

 

 

わざわざ失敗する可能性がある選択を
「無意識にする」
というのは一体どいうことでしょうか?

 

 

意思決定者の典型的なエラーというものがあります。

 

 

仮説を疑わない

欠点を探さない

現状維持を選択し機会をつかまない

 

 

 

無意識に上記を行っているということです。

 

 

仮説を疑わないというのは
「自分の仮説を指示する情報しか認識できない」
ということです。

 

 

確証バイアスとよばれるもので
「成功体験が多い人」
ほど引き起こす確率が高くなります。

 

 

欠点を探さないのも同様です。

 

 

自分の仮説を正しいと思い込んでいるので
「そもそも欠点がある」
という意識は生じません。

 

 

確証バイアスによる
「省略」
によってミスを引き起こします。

 

 

慢心、驕りの原因です。

 

 

そして
「現状維持を選択する」
という省略も無意識に行われています。

 

 

現状維持は
「本能による選択」
と言っても良いでしょう。

 

 

「何か変化をすることで危機を招くかもしれない」
という思考は遺伝子に書き込まれています。

 

 

自分の縄張りで
「緊急的な危機を感じない」
としたら、わざわざ縄張りを出る必要はありません。

 

 

むしろ縄張りから出てしまうことで
「未知の危険に遭遇するかもしれない」
という防衛本能が働きます。

 

 

現状維持バイアスと名付けられた
「無意識の省略」
となります。

 

 

指導や研修を行っても
「人は変わらない」
ということの要因にもなっています。

 

 

意識的に省略をしているのであれば対処も見つかりますが
「無意識に省略をしてミスを引き起こす」
のであれば対処は難しそうです。

 

 

■エラーを引き起こす無意識の省略を避ける方法

 

 

無意識の省略を避ける方法は1つです。

 

 

その方法は
「環境を整える」
ということです。

 

 

仮説を疑えないのであれば
「仮説を疑う環境を整える」
ことをすれば良いでしょう。

 

 

私はコンサルティングの際に
「生前葬」
というものを進めています。

 

 

特に目標や計画立案のプロジェクトの際に行います。

 

 

文字通り立てた計画や目標を
「あえて一度葬る」
ことを行います。

 

 

「仮説通りに上手く行かない場合、何が原因か?」
というように反証を行う作業です。

 

 

自ら失敗する理由を考えることで
「確証バイアスから避ける」
ことができます。

 

 

仮説や計画を立てる際には
「自分に都合の良い情報を集める」
のは避けられないでしょう。

 

 

1つの成功の予測が次の成功予測を呼び、数珠繋ぎになっていきます。

仕事において一番楽しい時間かもしれません。

 

 

自分にとって都合の良いことしか考えないわけですから、こんな楽しいことは無いはずです。

しかし、都合の良い仮説通りいくことはほとんどないでしょう。

現実とはそういうものです。

 

 

仮説や計画を立てる際には
「必ず失敗する理由を考える」
というルールを追加すればよいだけです。

 

 

計画シートの最後に
「上手く行かないとしたら、何が原因か?」
という項目を追加するだけでもよいでしょう。

 

 

私たちの脳は
「枠があれば埋める」
ということになれているので、埋めないと違和感を覚えます。

 

 

脳は不一致状態が嫌いなので
「必要な情報をみつける」
という指示をだします。

 

 

枠を追加するだけでも効果があるのは
「省略のメカニズム」
を使っているからです。

 

 

人の意思決定のほとんどは
「無意識に行われている」
ということです。

 

 

何も対処しなければ、今日の記事のようなミスを招いてしまいます。

そして時には重大なエラーとなって、目の前に現れます。

 

 

あらかじめ避けるためには
「脳のメカニズムを先回りする」
ことが大切です。

 

 

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今日は「省略することで生じるミス」というテーマに触れてみました。

 

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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