本日の記事の見出し
人の記憶のメカニズムを知らないと危険かもしれません
今日は
「記憶のすり替え」
というテーマに触れてみたいと思います。
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■あなたの脳はすべての出来事を記憶している!?
人の記憶というのは
「出来事のすべてを記憶している」
ということはご存じでしょうか?
以前は、古くて重要ではない記憶が捨てられるとされていました。
しかし最近の研究では
「脳はすべての出来事を記憶している」
とされるようになっています。
記憶はしていても重要ではないので
「引き出されることはないだけ」
ということです。
必要な情報は引き出しやすくなっているので
「記憶」
としにて認識しているのです。
ただし
「記憶は正確なものではない」
ということも分かっています。
■都合よく解釈をしているあなたの記憶
記憶が正確ではないというのはどういうことでしょう。
出来事を記憶しているのであれば
「正確なもの」
として残されるのではないでしょうか?
カリフォルニア大学の
「認知科学者エリザベス・ロスタフ」
の実験を見てみましょう・
実験の参加者に
「ディズニーランドで観光客がバックスバニーと握手している写真」
をみせます。
もちろんこの写真は
「合成写真」
です。
しかし40%を超える被験者が
「自分もディズニーランドでバックス・バニーに会ったことがある」
と思い出しました。
実際にありえない記憶ですが
「目の前の写真を見て」
思い出したということです。
つまり目の前の出来事に対して
「記憶のすり替え」
が無意識のうちに行われているということです。
ありえない写真ですら
「40%の人の記憶のすり替え」
が行われています。
もしそれが
「自分の出来事」
であれば、さらに都合の良い記憶のすり替えが行われていることでしょう。
■役に立たない正論ばかりか成長機会を奪うことに
人の脳は
「不安なことを取り除こうとする働き」
を持っています。
つまり
「苦手なことを、苦手なままで記憶をしていない」
ということです。
何が起きるかというと
「新しいチャレンジでできなかったことを認めない」
ということが起きます。
自分には合わなかった
もうできている
やっても意味がなかった
自分のスキル不足でできなかったことも
「記憶のすり替え」
によって意図してやっていないとなるのです。
100歩譲って
「チャレンジしてできなかった」
というならまだましかもしれません。
知識だけを手にして
「もうできている気になる」
という人がほとんどです。
成長機会を自ら手放すような人です。
この点について私は
「研修の際に必ず警鐘を鳴らす」
ことにしています。
研修で最も危険な点だからです。
研修では
「新しい知識」
がどんどん入ってきます。
しかしそのまま放置をすると
「知っているだけの状態にもかかわらずできている」
と記憶のすり替えを行うことになります。
「研修で習っただろう?」
と言われても自分には意味がなかったと認識するのです。
もしこんな状態になるなら
「研修はやらないほうがましだった」
ということです。
正直言って
「役に立たない正論だらけの研修」
が市場にはかなりはびこっています。
役に立たない正論だけの研修は
「時間とコストの無駄だけでなく、むしろ成長を奪う機会」
になりかねません。
実際に
「記憶のすり替えが行われる」
ということを認識している研修講師はどれだけいるのでしょうか?
「記憶のメカニズムを先回りするプログラム」
出なければ無駄どころかマイナスになるので気をつけてください。
■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。
脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。
-
脳科学
-
心理学
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行動経済学
上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。
科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。
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営業研修
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マネージメント研修
-
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今日は「記憶のすり替え」というテーマに触れてみました。