どんなに汚い部屋でも5分で片づける方法~行動創造理論を使うとこうなります~

2020.04.04

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

行動創造理論を日常で活用すると・・・

 

今日は
「汚い部屋を片付ける方法」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

<index>

①掃除をするとどんどん恐怖になる心理

②私たちは掃除の際に何を怖がっているのでしょう?

③このメカニズムをビジネスでの活用するには?

 

 

■掃除をするとどんどん恐怖になる心理

 

きれいな部屋と汚い部屋だったらどっちが好きですか?

多くの人はきれいな部屋だというでしょう。

 

中には
「散らかった部屋のほうが落ち着く」
と言い出す人もいるかもしれませんが・・・

 

しかし綺麗な部屋は好きでも
「掃除は嫌い」
という人も少なくはありません。

 

 

掃除をしても
「書類の山」
は積みあがってしまいました。

 

洗濯物の量も膨れあがりました・・・

食器棚の埃にも気づきました・・・

 

 

掃除をしても
「問題が悪化していく」
という状態です。

 

その恐怖に
「掃除をしたくなくなる」
というのは人間の自然の心理ともいえるでしょう。

 

 

■私たちは掃除の際に何を怖がっているのでしょう?

 

実際に掃除のときの行動は以下のものです。

 

 

コップを洗い食器棚に戻す

書類を棚にしまう

洗濯物を洗濯かごに入れる。

 

 

いずれの行動も
「恐怖」
が付きまとうものではありません。

 

 

では、なぜ恐怖とは何の縁もない
「なんでもない行動が組み合わさる」
と恐怖が生じるのでしょうか?

 

 

その1つの理由は
「家がきれいになるまで作業し続けなければならない」
と恐怖を抱いているからです。

 

 

「部屋がきれいになる」
という最終状態への長い道のりを想像するからです。

 

クローゼット

食器

カーペット

トイレ

ゴールにたどり着くまでに
「すべてに手を付けなければならない」
ことを思い浮かべます。

 

その瞬間に
「汚れた部屋のドア」
を開けることすら躊躇してしまいます。

 

「手に負えない問題」
と脳が感じているからです。

 

 

■あなたの脳が大好物なものを与えれば行動は創られる

 

人の行動を消していしまう
「長い道のりの恐怖」
です。

 

このままでは
「問題に手がつかない」
状態が続くことになります。

 

 

では少し視点を変えてみましょう。

 

 

あなたは
「老後に貯金をすることに恐怖を感じますか?」

 

恐らく恐怖とは無縁の行動です。

 

しかし
「ゴールに向けて行動を積み上げていく」
というのは掃除をして部屋を綺麗にするのと一緒です。

 

どのような違いを
「脳は感じている」
のでしょうか?

 

 

それは
「今よりも進んでいる」
という実感です。

 

老後の貯金は、口座に入れれば、金額が増えることが見えます。

 

視覚情報として
「先月より進んだ」
ということを確認できます。

 

そのため
「長い道のりでも進み続ける」
ということが可能になります。

 

 

家の掃除も、全てをやろうとするのではなく
「今よりもきれいにする」
とすればよいのです。

 

こうすることで
「あなたの脳は恐怖を感じる」
ということはなくなります。

 

 

実際にこのメカニズムを活用した
「掃除方法」
があります。

 

それは
「5分間お掃除法」
です。

 

部屋の片づけをする前に
「5分間のタイマー」
をセットします。

 

そして
「手あたり次第に掃除と片付け」
を進めていきます。

 

「ピピピっピピピっ」
と5分のタイマーが鳴りました。

 

ここで掃除は終了です。

何の未練も後悔もありません。

 

 

少なくともあなたが5分間手を付けた部分は
「確実に変化」
を創り出しました。

 

この短期の成果というのは
「あなたの脳」
が大好物なものです。

 

大好物なものを与えてあげれば、前に進ませることは難しくありません。

 

 

■このメカニズムをビジネスでの活用するには?

 

ここまで触れてきたのは
「脳のメカニズム」
です。

 

 

掃除や貯金だけに見られる行動ではありません。

当然ビジネスでも同様です。

 

ビジネスではどのように活用するのが有効でしょうか?

 

 

ビジネスでは
「ハードルは高い方が良い」
とされています。

 

 

「チャレンジングな目標を掲げ達成する」
ことが好きな経営者は多いでしょう。

 

そのトップダウンの指示が現場に落ちてきます。

 

しかしこの時点ですでに
「脳は恐れ」
を感じるようになります。

 

長い道のりと困難を想像してしまうからです。

 

 

マネジメントで重要なのは
「ハードルを上げるのではなく、なるべく下げる」
ことです。

 

「5分間の掃除」
といったように細かくすることが大切です。

 

目の前のハードルが低ければ
「人は行動を取る」
ことを無意識に選択をします。

 

走り高跳びのバーを下げ
「跨げる高さ」
にすれば誰もが行動を続けます。

 

 

営業の商談でも同様です。

 

売上をあげたい

ノルマを達成したい

 

これはすべての営業が考えていることです。

なぜならそれが会社から求められる存在理由だからです。

 

この達成に自信がない人が
「営業が嫌い」
となってしまいます。

 

 

こういう人も一緒です。

 

「自分自身が跨げるバー」
を設定すればよいのです。

 

営業で成約するというまでには
「必ず通る道のり」
があります。

 

その1つ1つをクリアしていけば良いだけです。

一流営業は無意識にそれを行っているだけです。

 

 

お客様から聞くことは「〇〇」

お客様から引き出す言葉は「○○」

お客様に想像させる映像は「〇〇」

 

このように細かくポイントを設定しています。

 

 

しかしながら
「ほとんどの営業」
はこれらを行っていません。

 

自分の売上

自分のノルマ

自分の製品

これらだけを考えている人が多いのが現実です。

 

当然そういう人の方が
「成績が悪い」
というのは言うまでもありません。。。

 

行動を創り出すために必要なのは
「脳が大好物な目に見える短期の成果」
を与えてあげることです。

 

そのために
「ハードルを下げ行動を細かくする」
ことが絶対条件です。

 

 

実感するために
「5分間お掃除法」
をやってみてはいかがでしょうか?

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する「行動創造理論」は
このような脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動科学

 

これらの数多くの研究や知見を「営業行動」
に体系的に落とし込んだものです。

それを身につけ飛躍的に売上を伸ばすプログラムをご提供しています

 

  • 営業研修

  • マネジメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムですね。

 

営業で成果を出すというのは
「人の行動を継続的に変化させる仕組み」
を本能の行動に合わせ考えてあげればよいだけです。

 

このようなプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。

ビジネスの課題をすべて解決できるようになるでしょう。

 

 

【ご連絡フォーム】

 

 

今日は「汚い部屋を片付ける方法」というテーマに触れてみました。

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