なぜあの人はあんなに「自信過剰」なの?そのメカニズムは「〇〇」の働き!

2021.06.18

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

人が自信過剰になってしまうのは「〇〇〇」だった!

 

 

今日は
「自信過剰」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①あなたは自分の能力に自信がありますか?

②投資家の多くが自身の能力を錯覚してしまう理由

③人が自信過剰になるメカニズムは「〇〇」の働き

 

 

■あなたは自分の能力に自信がありますか?

 

 

あなたは
「自分の能力に自信がありますか?」
と尋ねられたら何と答えるでしょうか?

 

 

成績を残している営業

高い収益をあげている経営者

利益を出している投資家

 

 

彼らであればそれこそ自信をもって
「はい!」
と答えてくれることでしょう。

 

 

しかし時折
「自信過剰」
となっている人も見受けられます。

 

 

さて
「優秀な成績を残した」
本当にあなたの実力によるものでしょうか?

 

 

わかりやすい例として
「投資家」
をテーマに掘り下げていきたいと思います。

 

 

■投資家の多くが自身の能力を錯覚してしまう理由

 

 

投資家はアマチュア、プロ問わず
「自分が他の投資家よりもうまくやれる」
と信じていることでしょう。

 

 

その自信がなければ
「市場で戦う」
というのは難しいことだと思います。

 

 

投資家の自信は第一に
「高度なスキルを駆使している」
から生まれてきます。

 

 

経済データ

損益計算書

経営トップの資質

競争状況

 

 

様々なデータを分析して意志決定を下しています。

 

 

当然これらの業務は
「幅広い訓練」「十分な経験」
を要する重要な仕事です。

 

 

しかしこれだけでは
「株価の予測で成功」
をするのは不十分です。

 

 

株取引における情報が
「現在の株価に織り込まれているか?」
を見極めることが重要と言われています。

 

 

この部分が欠けているとしても
「訓練と経験」
をもった投資家は自信過剰となっていることでしょう。

 

 

投資家に対してこのようなデータがありました。

 

 

投資アドバイザーの能力の格差に関するデータです。

このデータは25名の8年分の成績をまとめたものです。

 

 

そのデータを

1年目と2年目

1年目と3年目

 ・

 ・

 ・

7年目と8年目

 

 

このように28組のペアをつくり
「それぞれの成績の相関係数」
を求めました。

 

その結果
「個の相関係数はゼロ」
という数値を示しました。

 

 

つまり
「継続的なスキルを発揮」
したというわけではないということです。

 

 

サイコロを振ったように
「年ごとの変動は運の要素」
が大きいという結果になりました。

 

 

それでも
「難しい仕事をこなす有能なビジネスパーソン」
という認識を強く持っています。

 

 

そもそも
「投資家やアドバイザー全員が正しい」
と言うのであれば市場が成立しなさそうです。

 

 

恐らく
「株式の売り手と買い手」
というのは存在しないでしょう。

 

 

この銘柄は
「ここから下がると予測する人」
が売りに出すという行動を選択します。

 

 

この銘柄は
「ここから上がると予測する人」
が買うという行動を選択します。

 

 

どちらか、もしくは双方のの予測が正しくないから
「売買が成立する」
という仕組みです。

 

 

■人が自信過剰になるメカニズムは「〇〇」の働き

 

 

少しとがった書き方をしましたが
「自信過剰」
をわかりやすくする例です。

 

能力の錯覚は
「脳の仕組み」
から来るものです。

 

 

まず
「良い結果」
が事実として存在します。

 

脳は因果関係を結び付けたがる器官なので
「成功と自分の行動の経験」
と結びつけをします。

 

 

そして
「自分の知識や選択がこの結果を導いた」
と居心地の良いストーリーを創り出します。

 

 

たとえその結果が
「運によるもの」
であったとしても、自分の手柄にします。

 

それも無意識のうちに…。

 

 

人の脳は
「見たものがすべて」
という性質があります。

 

 

つまり
「見えなかった運の要素」
は事実から排除されます。

 

 

本人に見えているのは
「良い結果+自分の行動」
この2つだけです。

 

 

そのため自分能力がこの結果を導いという
「自信過剰」
になるということです。

 

 

しかもそれは
「プロフェッショナルの自覚が強い人ほど錯覚し続ける」
という傾向にあります。

 

 

ただ本当に優秀な人は
「謙遜」
ができる人でもあります。

 

 

結果と自分のチカラと
「それ以外の何か」
がはっきり見えているのかもしれません。

 

 

結果がわかりやすい営業も
「自信過剰になりがち」
なのは脳のシステムが原因です。

 

 

成績の良い営業は
「良い成績=自分のチカラ」
と無意識に結び付けてしまいます。

 

 

この自身過剰の一番の弊害は
「変化が起こりにくい」
ということです。

 

 

私も9000人以上の営業を対象に
「営業研修」「セールストレーニング」
を実施してきました。

 

 

その時の最初の
「受講態度」
は目に余る人も見受けられます。

 

 

半分背中を向けて
「なんで俺がこんなもの受けなきゃいけないんだ…。」
と言わんばかりの姿勢です。

 

 

当然こんな姿勢で研修に参加しても何も変わりません。

 

 

まず初めに講師に求められることは
「受講モチベーションを高めること」
になります。

 

 

有効なのは
「脳のメカニズムを理解したモチベーション術」
になります。

 

 

脳のメカニズムを先回りし行動を創り出す
「行動創造理論」
はこの時にも最大限の効果を発揮しています。

 

 

先ほど触れたように
「目の前の事象と過去の記憶を結び付け」
で人は判断をします。

 

 

その結び付けを変えれば
「モチベーション」
は高めることができます。

 

 

この部分からも
「行動創造理論による研修は成果が高い」
と言いきれる所以です。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネージメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。

 

 

成約率が50%向上した

新規案件数が10倍に増えた

たった1か月で売上が4.6倍になった

 

 

上記の成果を導いたプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。

売上に関する課題はすべて解決できるようになるでしょう。

 

 

【ご連絡フォーム】

 

 

今日は「自信過剰」というテーマに触れてみました。

売上直結型「BtoB」営業研修
無料相談受付中!
売上直結型「BtoB」営業研修ランディングページバナー

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

記事カテゴリー