ほとんどの企業の「昇格理由のTOP2」は全く不要の要素

2018.08.30

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は

「管理職」

というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

管理職の中でも

「中間管理職」

と言われる

 

「課長」

「マネージャー」

にフォーカスしてみます。

 

 

皆さんの会社では

「課長・マネージャーのポスト」

についている人は何人くらいいますか?

 

 

ではこの人たちが

「管理職のポスト」

についた大きな理由はなんでしょうか?

 

 

私は

「大きく2つ」

あると考えています。

 

 

1つ目の理由は

「しかるべき年齢になった」

ということではないでしょうか?

 

 

皆さんの組織でも

「だいたい管理職になるのは〇〇歳くらい」

というのが決まっているのではないでしょうか?

 

 

例えば

「30歳過ぎたからそろそろアイツもマネージャーを意識してほしい」

「35歳になったから昇格試験を受けたほうが良いのではないか」

 

 

こんな

「ある種の暗黙のルールのようなもの」

が存在している企業が多いと思います。

 

 

しかし

「チームをまとめて成果を出す」

ということにフォーカスを当てれば年齢は関係ありません。

 

こんなことはよく考えればわかることです。

 

 

先進的な企業は

「年齢に関係なくポジションを上げていく風土」

を持っています。

 

 

若くして役職についている人も多いでしょう。

 

 

そんな人と名刺交換をして

「若いのにすごいね」

と言ったり、思ったりした人は思考が硬直しています。

 

 

本来

「成果を出せる実力と年齢」

は関係ありません。

 

 

当然、年齢を重ねていた方が

「経験」

はあるので選択肢は多く持っているはずです。

 

 

ただその選択肢が正しいかどうかわかりません。

緩い仕事ばかりをしてきた人は、特にそうです。

 

 

「年齢」=「マネジメント能力」ではない

と思います

 

 

 

2つ目の理由は

「優秀な成績を残してきた」

ということです。

 

 

営業成績が優秀だった

素晴らしい技術を開発した

ということでしょうか。

 

 

ただこれも

「チームを率いるマネジメント能力」

とは関係がありません。

 

 

むしろ

「マイナスに働いてしまう」

というケースも少なくありません。

 

 

そもそも

プレイヤーに求められるもの

マネジメントに求められるもの

は全く異なります。

 

 

しかし会社からは

「人事査定のやり方」

「目標設定の仕方」

「コンプライアンス」

といった

 

 

「組織を守る知識の研修だけを与えられた」

に過ぎないという人も多く存在します。

 

 

結局マネジメントは

「自分のプレイヤーとしてのやり方を実践させるだけ」

になります。

 

 

当然そのチームは機能しなくなります。

人が違えば特長が異なるし、最適なやり方も異なります。

 

 

私のトレーニングプログラムでも

「プレイヤーからマネージャーへ」

と管理職になる人向けのプログラムがあります。

 

 

ここでは

「組織の行動創造」

徹底的に考え身につけていきます。

 

 

「マネージャーとしての行動基準を明確にする」

というプログラムで、組織のスピードを格段に上げるトレーニングです。

 

 

ここが変わると

「企業のチカラが大きく変わる」

というのも実感しています。

 

 

この経験からも

「管理職の選出」

も変化をしていことが大切だと考えられます。

 

 

年齢

プレイヤーの実績

ではなく

 

「リーダーシップを発揮して、どれだけ周りの行動を創造できるか」

という点にフォーカスることが必要かもしれませんね。

 

 

今日は

「管理職」

というテーマに触れてみました。

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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