今日は
「仮説トレーニング」
というテーマに触れてみたいと思います。
皆さんは
「ナンプレ」
を解いたことはございますか?
数字を使ったパズルゲームの一種です。
3×3のブロックで構成された9×9マスの中に、1~9までの数字を置いていきます。
数字が重複せずに全てのマスが埋まるとクリアというゲームです。
■ナンプレができないとビジネスができない?
実はこのパズルゲームでの思考が
「仮説立案力」
につながります。
どういうことでしょうか?
初級編は単なる数字の穴埋めでできます。
ただ上級編となると
「〇と◇には1が入る」
「だから×には1は入らない」
といった仮説が必要になります。
いくつかの仮説を組み合わせてゴールを目指すこととなります。
パズルでは
「全ての数字埋める」
というのがゴールです。
そのゴールを目指して
「数字の状況から仮説を立案する」
という作業です。
ビジネスに置き換えてみます。
ビジネスにおいて
「顧客の課題を解決する」
というのがゴールです。
言い換えれば
「数字の状況=顧客の現在」
です。
そこから
「顕在ニーズ」
「潜在ニーズ」
を考えていきます。
単に数字を入れることができるマスは
「明確なニーズ」
ともいえるかもしれません
ただそれだけでなく
「この数字が入るかも」
という仮説をたてる作業は
「潜在ニーズに触れる」
という作業に近いですね。
「顧客にとっての価値を創出できる」
というビジネスパーソンは
「潜在ニーズに気付かせることができ、改善策を示せる」
ヒトといえます。
■ビジネスのナンプレはセットされた数字が少ない
また
「ナンプレ」
は問題が異なれば答えが違います。
ビジネスにおいても
「顧客が変われば答えが異なる」
でしょう。
そういった点でも共通点があるかもしれません。
ただ難解なのはビジネスでは
「パズル表に数字がほとんど入っていない」
という状況で提案をしていかなければならないということです。
その顧客への正解にたどり着くには
「数字=顧客情報」
をたくさん持つ必要があるということでしょう。
その数字が少なければ
「ゴールにたどり着く」
のは非常に難解となるでしょう。
たかが数字パズルかもしれませんが、結構な共通点があると思いませんか?
そんな視点で見ながらパズルをすると、違った楽しみができるかもしれませんね。
今日は
「仮説立案トレーニング」=「ナンプレ」
というテーマに触れてみました。