不正を働く社員が多い部署は〇〇だった!「誤魔化すために使っていた能力とは?」

2022.06.29

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

あなたの会社にもいるはず!?「不正を働くための優れた能力を持った人」

 

 

今日は
「社員の不正にかかわる最大の要因」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①絶えず報道される社員の不正に関するニュース

②不正を働く人に共通した「ある意外な能力とは?」

③行動メカニズムから見ることで、新たな正解を導き出すことが出来る

 

 

■絶えず報道される社員の不正に関するニュース

 

 

社員の不正に関するニュースは度々報道されます。

例えば下記の不祥事がありました。

 

 

元社員が、元同僚の外部者などと共謀の上、実際は業務をしていない業者に発注

架空請求に対する支払を分け合って金員を騙取した事案

被害金額は7億8,910万円にのぼる

 

 

不正を行ったのは営業幹部の社員です。

だまし取ったお金で、高級クラブ、高級車、ゴルフ会員などの費用に充てていたようです。

 

 

「できる営業マン」と周囲から賞賛されていたようです。

 

 

そのため
「売上、利益に貢献しているのだから、利益の一部を自分のものにできて当然」
という正当化の根拠を与え続けた事件です。

 

 

お金を会社からだまし取ったという不祥事は、良くニュースにもなっています。

 

 

■不正を働く人に共通した「ある意外な能力とは?」

 

 

不正を働く人間の共通点はあるのでしょうか?

 

 

欲が非常に強い

道徳観が無い

罪悪感が薄れている

 

 

様々な共通点があると思いますが、意外な点があります。

 

 

実は
『創造力が高い人間ほど、不正を行いやすくなる』
という事実があります。

 

 

大手調査会社の協力を受け行った研究があります。

 

 

所属部署によって
「ごまかし(不正)がどれだけ行われやすいか?」
を調査したものです。

 

 

大多数の従業員に
「個人レベルのコンプライアンスに関するアンケート」
に答えてもらいました。

 

 

・経費報告書を水増しする可能性はどのくらいですか?

・プロジェクトがはかどっていないのに、進んでいるように報告する可能性は?

・会社の備品を家に持って帰る可能性はどのくらいですか?

 

 

上記のようなアンケートに答えてもらいました。

 

 

そして最後に調査を行った企業のCEOに
「各部署で創造性がどのくらい必要か?」
を聞き出しました。

 

 

全てのアンケートを組み合わせると傾向が見つかりました。

 

 

社員の普段の道徳的傾向

所属部署

要求される創造性の水準

 

 

つまり
「所属部署によって道徳性を曲げる可能性がどれだけあるか?」
を算出されたということです。

 

 

結果は
「創造性が求められる部署ほど、道徳性を曲げやすい」
というものでした。

 

 

クリエイター

デザイナー

営業

 

 

CEOが
「創造性が求められる部署」
と考えている部門ほど、道徳性を捻じ曲げてしまう可能性があるという結果です。

 

 

一方で不正事件に良く上がる
「経理」
は最下位の水準でした。

 

 

ニュースになるのは事件のインパクトが強く、表に出ているだけのようです。

 

 

■行動メカニズムから見ることで、新たな正解を導き出すことが出来る

 

 

あくまで傾向と可能性の研究なので
「創造性を求められる社員が不正をしている」
ということではありません。

 

 

ただ傾向として創造性が高い社員は
「やっちまえ」
と考える傾向が強いということも事実です。

 

 

仕事を進めるにあたって
「創造性は新たなアイデアをもたらす」
重要なスキルです。

 

 

必要不可欠のスキルといっても良いでしょう。

 

 

時に創造力は
「不正の抜け道を見つけるアイデア」
にも使われることがあるということです。

 

 

「ずる賢い」
という言葉がありますが、頭が悪い人の印象は無いでしょう。

 

 

賢さ、創造力はポジティブなものですが
「ネガティブな方向に働く」
ということも覚えておく必要がありそうです。

 

 

もちろん企業を成長させるためには
「創造力があるひとを積極的に採用する」
ことは必要です。

 

 

ただ企業が対策するためにも
「創造力がある人が能力を悪用して不正を考えるようにすることを規制する仕組み」
が求められるということです。

 

 

優れた方法を共有する
「ブライトスポット」
を見つけるためにも、行動マネジメントが必要です。

 

 

1つ1つの行動を言語化することで
「不正の規制」
にもつながる効果も期待できます。

 

 

行動メカニズムから考えると
「普通のことでも違う視点で見た正解」
を見つけることが出来ます。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネジメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。

 

 

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今日は「社員の不正にかかわる最大の要因」というテーマに触れてみました。

 

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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