会話の時にマスクの下に隠されたものとは?「正しいコミュニケーション術」

2022.06.01

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

会話のとき聞いているのは、相手の声だけではなかった!?

 

 

今日は
「コミュニケーション」
について触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①マスクの下に隠されたものとは?

②音声の認識は聴覚だけを使っているわけではない

③では、仕事でのコミュニケーションはどうすればよいのか?

 

 

■マスクの下に隠されたものとは?

 

 

マスクをするのが日常となり、かなりの時間が経ちました。

 

 

お互いの口元が見えないことが
「どのような影響を与えているのか?」
を見ていきたいと思います。

 

 

影響はまず見た目にあります。

 

 

マスクをした顔は目より上しか見えません。

下半分は隠された状態です。

 

 

すると人の脳は
「足りない部分の情報を補う」
事を始めます。

 

 

この時に少しばかりのエラーが起きます。

 

 

どんなエラーかというと
「理想の情報を当て込んでしまう」
ということです。

 

 

つまり相手の顔の下半分を
「自分の好みのパーツに当てはめる」
ということをしています。

 

 

この脳のメカニズムは
「ファッションの世界」
ではかなり前から取り入られているものです。

 

 

意識的に見せたり隠したりを変えることで
「良いスタイルに見せる」
というテクニックで使われています。

 

 

マスクで口元が見えないことは
「耳」
にも大きな影響があることはご存じでしょうか?

 

 

■音声の認識は聴覚だけを使っているわけではない

 

 

以前、音声知覚は
「聴覚による情報処理による」
と考えられていました。

 

 

しかし疑問を持った研究者たちがいました。

そこで幼児、児童、成人を対象とした実験を行いました。

 

 

実感では
「ある言葉を繰り返して話している女性の動画」
を見てもらいます。

 

 

ただし実験に使われた動画は
「音声だけ別のものに変えてあるもの」
を見てもらいました。

 

 

そして実験参加者に2つのパターンに触れてもらいました。

聞こえ方が変わるかどうかを調べるためです。

(説明の補足で聞こえ方の例を挙げておきます)

 

 

A 音声のみ

(「バ・バ・バ」という音)

 

B 音声付き映像

(「バ・バ・バ」という音を後に乗せるが口は「ガ・ガ・ガ」)

 

 

結果は
「Aの音声のみでは正しく聞き取り、映像付きだと間違って聴き取る」
というものでした。

 

 

しかもBの場合は
「バ」でも「ガ」でもなく『ダ』と聴き取る
という人が多かったのです。

 

 

実験で全く存在していない音が聞こえたといいます。

 

 

この実験から明らかになったことは
「脳は人と話すとき言葉以外の情報も利用している」
ということです。

 

 

口のカタチや音を組み合わせて
「情報を統合したものが聞こえてきた音声」
となることがわかりました。

 

 

■では、仕事でのコミュニケーションはどうすればよいのか?

 

 

話をするときに活用しているのは
「音声情報だけではない」
ということに触れてきました。

 

 

しかし今は口元が見えない状況で
「コミュニケーション」
を取る必要があります。

 

 

人類の本能とは異なる形のコミュニケーションといって良いでしょう。

 

 

脳のメカニズムから考えても
「視覚情報が無いコミュニケーションができるように作られていない」
ということです。

 

 

文字より電話の方が伝わる

電話よりも合って話したほうが伝わる

これらはマスクをつける前から知っていたことです

 

 

現在はビジネスでも
「マスクをつけたコミュニケーション」
が中心となります。

 

 

さらには
「オンライン」
でコミュニケーションをとる必要もあります。

 

 

オンラインでは遅延や解像度の問題で
「さらに情報が欠落した状態のコミュニケーション」
と言っても良いでしょう。

 

 

コミュニケーションの環境が変わった中で
「これまで以上の成果を求められる」
という状況であなたも仕事をしているわけです。

 

 

今までと同じようにコミュニケーションをとっていては上手く行かないでしょう。

 

 

口元が無い状態や遅延が存在する環境で
「正しいコミュニケーションをとる」
というのは新しいテクニックです。

 

 

実際にオンラインになってからの方が活躍する人もいます。

 

 

活躍できている人は
「相手の脳の情報処理に関する別の回路を動かしている」
ことが理由です。

 

 

実はオンラインの方が
「伝わる情報が少ないため、正しく行えば効果が出やすい」
という側面もあります。

 

 

もちろん情報が少ないので
「エラーが出た場合カバーできずに影響が大きい」
ということもあります。

 

 

オンラインやマスクをしたままのコミュニケーションは
「今まで以上に脳のメカニズムを先回りする必要がある」
ということになるでしょう。

 

 

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今日は「コミュニケーション」というテーマに触れてみました。

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