出来ないヤツほど自信過剰なのはなぜ?そこには科学的根拠があった!?

2022.04.09

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

自己評価の結末が驚きの結果となる科学的根拠

 

 

今日は
「自己評価の秘密」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①あなたは自分は他者より優れていると思っていませんか?

②偉大な学者たちによる「2つの偉大な発見」とは?

③「能力が低い人がダメだ」ではなく、対処方法があります

 

 

■あなたは自分は他者より優れていると思っていませんか?

 

 

あなたは自分自身をどのように評価していますか?

 

 

人事評価でも
「自己評価シート」
に記入したことがある人も多いと思います。

 

 

目標達成率

協調性

責任感

計画性

実行力

コミュニケーション

 

 

様々な項目で自己評価をし、人事に提出することになります。

 

 

実は自己評価書き方を少し変えると
「面白い現象」
が発生することはご存じでしょうか?

 

 

この方法は
「人事制度よりもマネジメントで活用できる」
という方法です。

 

 

「あなたは組織の中で平均よりも仕事ができると思いますか?」
と質問を変えてみることです。

 

 

するとどういう結果が生まれるでしょうか?

実際にアンケートを取った結果があります。

 

 

「あなたは世間の平均より車の運転は上手い方ですか?」
という質問です。

 

 

すると90%以上の人が
「自分は平均以上だ」
と自己評価をしているという結果です。

 

 

正規分布から考えれば50%でなければおかしいはずです。

しかしほとんどの人が平均以上の評価をしてしまうという事実があります。

 

 

■偉大な学者たちによる「2つの偉大な発見」とは?

 

 

自分が他者よりも優れているというのは
「レイク・ウォビゴン効果」
と呼ばれる行動特性です。

 

 

作家ギャリソン・キーラ氏が作った作品の
「レイク・ウォビゴン」
という架空の街が由来となっています。

 

 

男性はみんなイケメンで、女性はみんな美人の町です。

 

 

あらゆる地域で実験がおこなれましたが
「全て過信をしている」
という傾向が見られました。

 

 

ではなぜ人は
「正しく自己評価が出来ない」
となるのでしょうか?

 

 

正しく自己評価できない科学的根拠は
「ダニング・クルーガー効果」
によって示されています。

 

 

デイビット・ダニング教授は
「学生に試験でどれくらいの点数が取れるか?」
を見積もらせました。

 

 

その後、実際に試験を受けてもらい
「上位25%と下位25%」
の2つのグループに分けました。

 

 

すると驚きの結果が出ました。

 

 

上位のグループは
「ほぼ正確に見積もることが出来た」
という結果です。

 

 

しかし下位グループは
「自分の点数を過大評価している」
という結果となりました。

 

 

つまり整理するとこういうことです。

 

 

・能力が低い人は能力が低いから、自分を正しく見積もれない

・能力が低い人は、他人も正しく評価できない

・つまり能力が低い人は自己評価を過大評価する

 

 

「出来ないヤツほど自信過剰」
ということです。

 

 

あなたも誰かを想像しませんでしたか?

 

 

ただあなたの想像も
「ダニング・クルーガー効果」
の一種かもしれません(笑)

 

 

■「能力が低い人がダメだ」ではなく、対処方法があります

 

 

「レイク・ウォビゴン効果」

「ダニング・クルーガー効果」

 

 

2つの発見は
「ダメ人間はダメだ」
ということを示すことが目的ではありません。

 

 

人材育成やマネジメントに活用できる偉大な発見です。

 

 

「能力が低い人でも訓練を積めばスキル不足に気づき克服できる」
という点にあります。

 

 

能力が低いのは現時点で未熟なだけで
「成長の余地は十分にある」
ということです。

 

では、あなたの組織では
「気づきと成長の機会」
は創れているでしょうか?

 

 

今日の記事で触れた
「2つの行動特性」
は意識したものではなく、無意識から創られています。

 

 

変化させるためには
「無意識に生まれる過信のサイクル」
をどこかで断ち切る必要があります。

 

 

そのためには
「ありきたりな研修」
などでは役に立ちません。

 

 

新たな知識を目の前にしたところで
「もうこれはわかっている」
と新たな過信を創るだけです。

 

 

必要なことは
「脳のメカニズムを先回りした情報の提示」
です。

 

 

人の意思決定は
「目の前の情報」と「既知の情報」
を組み合わせて行われます。

 

 

既知の情報を書き換えていくためには
「目の前の情報の出し方」
を科学区的根拠に基づいた方法で提示することが効果的です。

 

 

しかし脳科学、心理学、行動科学などは学術にとどまるものがほとんどです

 

 

あまり市場に多くあるサービスではありませんが
「行動創造理論」
は唯一数多くの実績を持ちえたプログラムです。

 

 

自身の成長や部下の成長を通じて
「売上向上を実現したい」
ということであれば、最短距離で進める方法です。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネージメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。

 

 

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新規案件数が10倍に増えた

たった1か月で売上が4.6倍になった

 

 

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売上に関する課題はすべて解決できるようになるでしょう。

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今日は「「自己評価の秘密」」というテーマに触れてみました。

 

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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