昨日は
「営業」
の話をしました。
というテーマで、
「自身の持っている情報の質と量が違うことが要因」
というお話でしたね。
本日も引き続き、
「営業」と「情報」
について触れていきます。
ちなみに
「事前に持っている情報」
が多いと何が増えると思いますか?
話題?
提案内容?
交渉テクニック?
タイトルにもあるので想像できたかもしれませんね。
「意思決定の選択肢の数」
これが増えます。
営業では
「相手の言葉や行動」
でどんなものが出てくるかわかりらないことが多いと思います?
予測をしていても、全然違う言葉が出てくることがあります。
面談予定時間が大幅に短縮することもあります。
いきなり役職が上の方が同席するかもしれません。
どんな状況であれ、私たちは対応をしなければなりません。
そんな時
「事前に持っている情報が多ければ、その対応の選択肢を増やす」
ということにつながります。
例えば飲食店での例を挙げてみましょう
A 経験豊富な店員
B 入ったばかりの実習生
がいるとします。
常連さんが来店した時にどのように反応できるでしょうか?
A 「〇〇さん。いつもありがとうございます。本日も5名様でよろしいですか?」
B 「いらっしゃいませ。何名様でいらっしゃいますか?」
「いつも5名で来る常連さん」
という事前情報をもっていれば、Aさんのように少し特別な対応ができるわけです。
その情報を持っていないと、一遍通りの対応しかできません。
先日行ったお店で、まさにこのシーンを見かけました。
その常連さんは少し気が短いのか、
「5名に決まっているだろ!」
とお怒りの様子でした。
いつも特別な応対をしてもらっているのが、嬉しかったのでしょうね。
普通の丁寧な応対ではご納得いただけなかったようです。
さて、このように事前情報を持っていないと、
「意思決定」
「行動」
に影響があります。
このようなメカニズムです。
■意思決定のメカニズム
1 事前に持っている情報
2 目の前の情報
この2つを組み合わせ、「意思決定」を行う
そして、その意思決定に基づき、「行動」が決定する
営業や販売の場面では、目の前の情報がどのように表れるか予測しにくいですね。
だからこそ
「事前に持っている情報」
が重要です。
意思決定と行動の選択肢を多く持っていれば、目の前にどんな情報があらわれたとしても対応できます。
今日も
「営業と情報」
のお話をさせていただきました。
レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~
齋藤