営業が上手い人と下手な人の違いは「質問の仕方の3つの違い」

2023.11.01

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

齋藤 英人
齋藤 英人
行動創造理論の開発者齋藤です。
 営業研修の受講者がまた一人トップセールスとなり過去最高の売上を出してくれました。

 
営業の上手い人と下手な人の違いは何でしょうか?
 
 
答えはすでに出ていて「質問の仕方」で売上に大きな差が出てきます。
 
 
では営業が上手い人はどのように質問をしているのでしょうか?
営業が下手な人はどんな質問の仕方をしてしまっているのでしょうか?
 
 
もしかしたらとんでもなく古臭いやり方を続けているだけかもしれません。
 
 
営業が上手い人の質問の仕方を解説していきます。
 
 

この記事はこんな風に思っている方へおすすめ!

・営業が苦手でがなかなか売上が上がらない
・営業が上手い人の技術を知りたい
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営業が上手い人と下手な人で質問の仕方がどれだけ違うかを見ていきましょう!
 
 

営業が上手い人と下手な人では質問の仕方が全く違う

 
 
営業が上手い人と下手な人の質問の仕方について触れる前に、1つ記憶を呼び起こしてみてください。
 
 
あなたの小さいころを思い出してみてください。
お母さんから夕飯に関する質問をされたことがあると思います。
 
 
そのとき以下の2つの質問ではどちらが答えやすいですか?
 

A 今日の夕飯なににする?
B 今日の夕飯ハンバーグとカレーどっちにする?

 
あなただったらどちらの質問が答えやすいですか?
 
 
ほとんどの人ががBの質問の方が答えやすいと回答するでしょう。
 
 
理由は単純です。
 

齋藤 英人
齋藤 英人
選択肢が限定されているからです

 
Aの質問は無限に解答が存在しています。
Bの質問に対しては比較して見てどちらが魅力かと考えればよいだけです。
 
 
営業では基本的な質問技術として教えられたこともあるかもしれません。
 
 
小さいころに触れてきた質問によって営業上手い人と下手な人は分かれているのかもしれません。
 
 

営業では拡大質問と限定質問と呼ばれる

営業の質問
 

A 拡大質問
B 限定質問

 
営業技術の基本技術です。
拡大質問と限定質問とに呼ばれることもあります。
 
 
基本的なことなので多くの営業が知っていることです。
 
 
このレベル知識で営業が上手い人と下手な人の差が出るわけではありません。
 
 
もしかしたら営業の基本的なことを知らない方もいるかもしれないので、一応解説をしておきます。
 

【拡大質問のメリット】
相手の意見を大まかにつかむことができる
相手の考えの意外な一面に触れることができる
イエスノーで答えられない想いを聞くことができる
相手に活発に会話に参加させることができる
【限定質問のメリット】
ある特定の事実を確認できる
両者の考えが同じか違うかが明確になる
相手の立場を明確にできる

 
もしあなたが営業で知らなければ、今すぐ覚えてしまってください…。
部下の盛業が知らなければ覚えさせてください。
 

齋藤 英人
齋藤 英人
重要なのは拡大質問と限定質問の組み合わせ方です

 
私の営業研修を受けた方は、その組み合わせを基本技術として使ってくれていることでしょう。
 
 
営業が上手い人は拡大質問と限定質問を正しく組み合わせて使っています。
 
 
質問の仕方1つでお客様の行動が変わります。
 
 

営業の上手い人と下手な人の違いは相手の受け方を見えているかどうか?

 
 
営業が上手い人の質問方法を知りたいと思いますが、あなたにもう1つご質問です。
 
 
「昨日のランチの値段はいくらでしたか?」
 
 
記憶力が落ちているかどうかはさておき、この質問にもきっと答えられるでしょう。
 
 
「では、なぜその値段なのでしょうか?」
 
 
この質問には、あなたもすぐには答えられないかもしれません。
 
 
「地域の相場だから」
「同じジャンルのお店もこのくらいの値段だから」
「ランチの値段はこのくらいでしょう」
 
 
いくつかの思いつく情報から「価格の正当性」を導き出していくことでしょう。
 

齋藤 英人
齋藤 英人
この思考と質問の仕方が営業の上手い人と下手な人を決定的に分けています。

 
人の意思決定のメカニズムに深くかかわっています。
 
 
人の判断や意思決定は必ず「〇〇と比べて▢▢」という判断をします。
 
 
人の判断は全て相対的に行われているということです。
 
 
営業が上手い人はこの事実を無意識のうちに習得しています。
 
 
先ほどの質問を振り返ってみてください。
 
 
あなたが買った「サンドウィッチの値段がなぜこの値段か?」という質問をすると、必ず別の情報から理由を探ることでしょう。
 
 
原価が〇〇円
利益を〇〇円乗せるから
 
 
こんな情報から回答を導き出すでしょうか?
 
 
「店主はなぜ、そのパンを選んだのか」
「店主はなぜ、その卵を選んだのか」
「店主はなぜ、そのお皿を選んだのか」
 
 
そしてさらに質問を掘り下げるとどうでしょうか?
 
 
恐らく「〇〇の方が▢▢だったから」という相対的判断にたどり着くことでしょう。
 
 
これが人の意思決定のメカニズムです。
意思決定ルールとも言い換えることができます。
 
 
営業が上手い人と営業が下手の人の差は、意思決定のルールに沿っているかどうかです。
 
 
そして人の意思決定は「絶対価値ができない」という点があります。
 
 
全て相対評価で判断をするということです。
 
 
ですから冒頭の夕食の質問で、答えやすさが大きく異なるということの理由にもなるのです。
 
 
人が相対判断しかできない理由も明らかにされています。
 
 
「それは楽だから」
 
 
人の脳は本来、怠けることを最優先にする器官でもあります。
 
 
あなたの脳も一緒です。
自動的に「自分にとって居心地が良いと思える判断」を続けます。
 
 
その結果、人はついつい間違った判断をいつもしてしまうものです。
 
 
ただこのメカニズムを先回りして質問をすれば人を正しい行動を導くことが可能になります。
 
 
齋藤 英人
齋藤 英人
さてこの質問の技術を営業が使えたらどうなるでしょうか??

 
 
営業が上手い人と下手な人の違いは「質問の仕方」ということが想像できるようになったと思います。
 
 

営業が下手な人はまだ使い古された営業テクニックを使っている

 
 
営業が下手な人はお客様に「何が欲しいですか?」「課題は何ですか?」と聞いてしまいます。
 

営業
営業
お客様は何が欲しいですか?
営業
営業
お客様の課題は何ですか?
お客様
お客様
う~ん、何だろう…(はっきりはないけれど正直に答えるべきかな??)

 
営業が下手な質問の仕方です。
営業が上手い人は絶対にこのような質問はしません。
 
 
営業が上手い人は「AとBだったらどちらが欲しいですか?」と尋ねます。(限定質問)
 
 
するとお客様も楽なのでどちらかを必ず選んでくれるでしょう。
 
 
もしかしたら「それよりもCがいかな」と自分の優先順位で考えた答えを出してくれるかもしれません。
 
 
こんなことは昔から「営業テクニック」として語られてきました。
限定質問をして相手に自分の商品に導くという目的で使われてきたものです。
 
 
限定質問の営業テクニックについては、営業歴が長い人は聞いたり、実践したことがあることでしょう。
 
営業
営業
そんなこと既にやっているよ!

 
こんな風に思われた方もいるかもしれません。
 
 
しかしこんな古臭いものは現代の営業の場面では全く通用しません。
 
 
もしかしたらこんな古臭いことを、いまだに営業研修で「有効なテクニック」として教えている人がいるかもしれませんが…。
 
 
この手法は情報やサービスの選択肢が少ない時代では有効でした。
 
 
しかし何でも手に入る市場では全く役に立ちません。
お客様はすぐに違和感を感じるでしょう。
 
 
ダメな営業は、変化しているにもかかわらず「過去の営業の成功体験」により間違った手法を取り続けています。
 
 
また指導をする人も変化できていないので、営業力が下がり売上も下がっていきます。
 
 

質問の仕方が営業成績をつかさどっているといっても過言ではない

営業
 
ヒアリング=営業スキルと言っても過言ではありません。
 
 
正しくヒアリングできれば、後はそれに適した情報を出せばよいだけです。
 
 
じゃんけんで言えば相手に何を出すかを聞き出せれば必ず勝てるのと一緒です。
 
 
営業が上手い人と営業が下手な人では質問の仕方1つに大きな差があるのを具体的な例で見てみましょう。
 
 

営業が上手い人がお客様に予算を尋ねる時の聞き方

 

営業
営業
予算はどのくらいですか?

 
この質問の仕方は営業が下手な人の質問です。
営業が上手い人はこんな質問の仕方は決してしません。
 
 
ほんの1つだけ言葉を加えて質問をするだけで、お客様の当初の予算から20%ほどは上げることが可能です。
 
 
同じヒアリング内容でも、営業の上手い人の質問の仕方は全く異なります。
「営業の上手い下手」は質問1つに現れてきます。
 
 
しかしそれは営業センスではありません。
 
 
営業のやっていることが行動科学に沿っているかどうかだけの違いです。
 
 
「営業成績が良い人」の行動や発言は必ず参考になります。
 
 
しかし営業が上手い人は、無意識のうちに行っています。
 
 
無意識だと何が起こるでしょうか?
部下や後輩に指導ができないのです。
 
 
私はその課題を解決するために、売れる営業の言葉と行動を行動創造理論という営業理論で言語化させました。
 
 
行動科学を基軸にさえすれば再現性も実現できます。
決してあの人だからできるということにはありません。
 
 
つまり「誰もが売れる営業になれる」ということです。
 
 
誰もが営業が上手な人になり、売上を向上させたことは、行動創造理論による営業トレーニングを導入した企業様が示してくれています。
 
 
創業以来最高の売上を達成した企業がたくさん生まれています。
 
 

本日のまとめ

 
 
今日の記事では営業の上手い人と営業が下手の違いは質問の仕方が違うという点に触れてきました。
 

限定質問と拡大質問の特徴
限定質問は古臭い営業テクニック
人は絶対評価ができない
誰もが営業が上手い人になる方法がある

 
 
営業の上手い人と下手な人の差は質問の仕方です。
 
 
この記事では書ききれませんでしたが科学を基軸としたヒアリング技術は、コラム内にたくさん記事にしています。
 
 
営業力を少しでも上げて、売上をあげたい人にはお役立ていただけると思います。
 
 
また部下の営業指導にも役立てることができます。
 
 
もっとすぐに売上をあげたいという営業幹部の方向けに、最後に1つ情報をお伝えしておきます。
 
 
行動創造理論の導入方法です。
 
 

脳のメカニズムを先回りした行動創造理論による「営業研修」

 
 
営業で最も重要なのは、脳のメカニズムを先回りすることです。
お客様の脳の先回り出来れば、営業が意図する結果は容易に手にできるからです。
 
 
脳のメカニズムを先回りする「ヒアリング技術」も数多くあります。
 
 
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私の提唱する行動創造理論は「科学を基軸とした営業理論」です。
脳のメカニズムに基づいたビジネスにおける行動を最適化する理論です。
 
 
脳科学
心理学
行動経済学
 
 
上記のノーベル賞を取った研究結果や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。
行動創造理論に触れ、科学を基軸とした営業技術を身につけて、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。
 
 
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齋藤 英人
齋藤 英人
あなたの営業組織にも最適なプログラムをお届けします。

 
 
しかし私が登壇できる回数には限りがあります。
研修効果を担保するために年間100回の登壇に限定しております。
 
 
もし売上向上にご興味がある営業責任者、研修担当者は早めのアプローチをお願いいたします。

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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