思考のスイッチをいれる「2つの質問」

2018.01.19

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は

「思考のスイッチ」

というテーマに触れてみます。

 

 

お店で

ポイントカード

メンバーカード

をもらうことがあると思います。

 

皆さんのお財布の中には

「どれだけのカード」

が入っているでしょうか?

 

また

「カードの種類」

はどんなものがあるでしょうか?

 

 

読み取り式のモノ

アナログな紙のモノ

プラスチックのカード

様々なものがあるでしょう。

 

 

では1つご質問です。

「ポイントカード、メンバーズカード導入の目的」

とは何でしょうか?

お店の立場で考えてみてください。

 

 

 

答えは簡単ですね。

「顧客の囲い込み」

が最大の目的です。

 

 

具体的にはこのお店に

1どんな顧客が

2どんな理由で来ていて

3どれくらい来ていて

4どれくらい売上に貢献しているか

を把握することにあります。

 

 

これが実現できれば

「方法」

は何でもいいはずです。

 

しかしあらゆる組織で

「方法論」

の論議が過熱して、本来の目的を見失う場合があります。

 

 

例にあげたメンバーズカードで

ソフトウェアの問題

POSシステムの問題

などがフォーカスされ実行に移されない。

 

こんなケースは世の中にたくさんあると思います。

 

 

もし季節商材を扱うお店であれば

「顧客情報の取得のタイミング」

というのは重要です。

 

アイスクリーム屋さんであれば

「夏に情報収集できない」

ということになれば致命的ですね。

 

 

消費者の立場から

「カード発行の目的」

を考えれば明確でしたね。

 

しかし

「お店側にまわったとたんに思考が止まる」

ということがよくあるということです。

 

 

今日はそこで

「思考のスイッチ」

を2つご紹介いたします。

 

 

英語で

「Thought-Start-Question」

という言葉があります。

 

言い換えれば

「考えを起動する質問」

という意味です。

 

「思考のスイッチを入れ、思考を特定の方向に向かわせる質問」

という便利なものです。

 

 

1つ目は

「何が問題か」

という質問です。

 

メンバーカードの件でも

「何が問題か?」

ということを自問してみたら違う解釈が生まれるでしょう。

 

「システムやソフトウェアの問題を解決することではない」

という気づきを得られるでしょう。

 

 

もう少し具体的に言うと

「なぜ(Why)」

で掘り下げるということです。

 

3回~5回繰り返せば

「根源的な問題」

に間違いなくたどり着くでしょう。

 

 

私がセミナーでもよく言っている

「Why思考」

です。

 

 

2つ目は

「ある場合と無い場合では?」

という質問です。

 

 

「アイデアを実行した場合としない場合」

「新製品がある場合とない場合」

「行動がある場合とない場合」

 

この違いを考えることで

「やるべきかどうか」

が明確になるでしょう。

 

 

違いを考えてみても

「大差がない」

ということであればやらないほうがいいでしょう。

 

 

この質問は

「プロジェクト推進」

だけでなく

 

「目標設定」

の場面でも使えます。

 

この目的を達成したらどうなるか?

達成しないとどうなるか?

を考えてみると良いでしょう。

 

 

また

「提案の場面」

でも使えます。

 

この提案を採用した場合

この提案を採用しなかった場合

ということを顧客と一緒に考えると良いと思います。

 

 

「足踏みをしているな」

と感じたらこの2つの質問を上手く使ってみてはいかがでしょうか?

 

 

今日は

「思考のスイッチ」

というテーマに触れてみました。

 

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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