牡蠣店の経営者から聞いた「裏話」が感銘を受ける

2018.01.17

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は

「牡蠣」

をテーマにした話に触れてみたいと思います。

 

 

冬の味覚の1つに

「牡蠣」

があります。

 

 

生牡蠣

焼き牡蠣

牡蠣鍋

カキフライ

 

様々な調理法で美味しくいただける時期です。

 

 

特に生牡蠣は

「産地」

などによって味が異なるので違いを楽しむことができますね。

 

 

そんな牡蠣を昨夜いただく機会がありました。

 

 

その経営者から聞いた

「牡蠣の裏話」

です。

 

 

皆さんは

「牡蠣の味の違い」

というのはどこで決まるかご存知ですか?

 

上記にもあるように

「産地」

によって異なりますね。

 

北海道

広島

三陸

三重

香川

福岡

大分

 

あげていけばキリがないですね。

 

 

しかし牡蠣店の経営者がおっしゃっていました。

 

味の

「一番の違い」

は産地ではないようです。

 

 

それはどこにあるでしょうか?

 

 

 

 

出てきた言葉は

「生産者の質」

によるとのことです。

 

 

同じ産地でも

「1台のカキ筏に何本のワイヤーをつるすか」

などの細かい作業によって違いが出るようです。

 

ワイヤーとワイヤーの間には

「海流」

が流れます。

 

その中に

「牡蠣にとっての栄養」

が含まれています。

 

その海の状態によって

「最適なワイヤーと牡蠣の数」

が決まってくるそうです。

 

 

作業の効率性を考えたら

「1000本のワイヤーを吊るす」

というのが良いのかもしれません。

 

しかし海の状態からみて

「最適なのは700本」

かもしれません。

 

この

「300本」

のこだわりが品質の大きく差として出てくるようです。

 

 

とは言え少なければいいというわけでもないようです。

 

例えば

「昔から600本でやるのがこだわりだ」

という理由で変化をしないというのも最適ではありません。

 

 

「海と牡蠣と生産者の関係」

これは

「自社と顧客の関係そのもの」

という感覚で聞いていました。

 

 

同じ市場

同じ製品

 

それでも1つのこだわりで

「エンドユーザーでも違いが判るものになる」

という気づきがそこにはありました。

 

 

初めて聞いた話だったのですが、凄く感銘を受けました。

 

 

もちろんこれを教えてくれたのオーナーは

「仕入れと調理に対してこだわり」

をもって非常に良い仕事をされる方です。

 

 

もしそのこだわりがなく

「単に知識として伝えていたら」

感じるものはなかったと思います。

 

 

このような

「話をする資格」

もあるのだと私自身、身が引き締まる思いでした。

 

 

 

もう1つ教えてもらったことがあります。

 

 

欧米でも

「牡蠣を食す文化」

というのは定着しています。

 

そのカキの基となる

「種牡蠣」

の7割は日本産ということです。

 

今の日本企業では

「グローバル化への転換」

という課題を抱えています。

 

しかし、牡蠣産業は一足早く

「グローバル化を実現している」

ということです。

 

これも少し驚いた話でした。

 

 

「いろんなところにいろんな気づきがある」

これを美味しい料理をいただきながら、気づかさせていただいた夜でした。

 

 

今日は

「牡蠣の裏話による気づき」

というテーマに触れてみました。

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

 

齋藤

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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