素晴らしいアイデアが失敗作に変わってしまうメカニズム

2018.11.29

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は

「素晴らしいアイデアが駄作になる瞬間」

というテーマに触れてみたいと思います。

 

1展示会で見る素晴らしき未来

2素晴らしいアイデアが駄作にあるメカニズム

3アイデアより大切なこと

 

 

数多くある

「展示会」

では様々な新商品が発表されています。

 

 

中には

「開発中」

の展示も数多くあります。

 

 

そのコンセプトに

「すごい」

「素晴らしい」

と感じることも多いですね。

 

 

例えば

「新しい自動車のコンセプトの発表」

は素晴らしい未来を想像させてくれます。

 

 

しかし実際に製品化されたとき・・・

 

 

正直

「残念な感じ」

になっているものが多くあります。

 

 

ぱっと見の

「見た目」

からして残念感があふれて出るものもあります。

 

 

なぜこんなことになってしまうのでしょうか?

 

 

それは

「現場のメカニズム」

にあります。

 

 

設計者が素晴らしいアイデアを思いつく

 ↓

エンジニアに見せる

 ↓

エンジニア「こんなの作れない」

 ↓

製造可能なモノに変更される

 ↓

製造担当者に見せる

 ↓

製造担当者「こんなの作れない」

 ↓

製造可能なものに変更される

 ↓

面白くないものができあがる

 ↓

それがリリースされる

 

 

こんなやり取りが

「製造の現場」

で起きていると予測をされています。

 

 

結局

「自分の都合でできるかどうか」

の判断が繰り返されるということです。

 

 

その都合にこねくり回され

「とんでもない失敗作」

が出来上がるというシステムです。

 

 

恐らく製造メーカーでは

「数多くのアイデア」

が誕生しているはずです。

 

 

それでも

「世の中が待っていた素晴らしいもの」

は中々登場しません。

 

 

大切なのは

「アイデア」

だけではないということでしょう。

 

 

その素晴らしいアイデアを

「必ず実現する」

という組織の強さが必要なのでしょう。

 

 

「出来ない理由」

ではなく

 

「どうしたらできるか」

を真剣に議論できるチームだけがそれに触れられるのだと思います。

 

 

ビジネスのモチベーションで

「一番大切なこと」

なのかもしれないですね。

 

 

今日は

「素晴らしいアイデアが駄作になる瞬間」

というテーマに触れてみました。

 

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤

 

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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