結局、在宅勤務と出社ではどちらが良い!?「生産性向上のために必要なこと」

2023.03.07

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は
「無意識の手抜き」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①結局、在宅勤務と出社させるのではどちらが良いのか?

②人は無意識の手抜きを行うことを証明した「ある実験」

③生産性を上げるためにまず初めにマネージャーがすべきこと

 

 

■結局、在宅勤務と出社させるのではどちらが良いのか?

 

 

新型コロナウイルスの関係で
「働き方」
が大きく変わりました。

 

 

従来の日本の職場では考えられなかった
「家で仕事をする」
ことが普通になりました。

 

 

そして出社をしなくてよくなったため
「居住地の自由」「旅行しながらの仕事」
というものも実現できるようになりました。

 

 

組織によっては元通りの基本出社に戻すところもあるでしょう。

また別の組織では、働く場所は自由というのを続けるでしょう。

 

 

本当に重要なのは
「働き方」
ではありません。

 

 

働き方によって
「どれだけ生産性が上がるのか?」
ということがここ数年議論され続けてきました。

 

 

オンラインによる
「コミュニケーションのロス」
は対面に比べると起こりやすくなります。

 

 

一方では移動時間の拘束から解放され
「自由な時間が増えたことで、作業効率が上がる」
ということもあります。

 

 

コミュニケーションや拘束時間も影響がありますが
「最も重視しなければならないこと」
があります。

 

 

さて、それは何でしょうか?

 

 

■人は無意識の手抜きを行うことを証明した「ある実験」

 

 

何を重要視したらよいかは
「リンゲルマンの法則」
を見ると良いでしょう。

 

 

農業工学者
「マックス・リンゲルマン」
の実験を参考にすべきです。

 

 

ロープを引っ張る実験を行いました。

 

 

1人で引っ張った時

2人で引っ張った時

3人で引っ張った時

4人で引っ張った時

 

 

人数を変え続け
「1人から8人まで人数を変えて、全力でロープを引っ張ってもらう」
ことをしてもらいました。

 

 

普通に考えれば
「人数が変わろうとも、引っ張る力は変わらない」
となるはずです。

 

 

しかし全く異なる結果でした。

 

 

1人でロープを引いた場合「63キロ」

3人でロープを引いた場合「1人あたり53キロ」

8人でロープを引いた場合「1人あたり31キロ」

 

 

つまり
「大勢の人が一緒だと手を抜く」
ということです。

 

 

意図的に手を抜いているのではなく
「誰かがやってくれるだろう」
と無意識に脳が判断し、力をセーブするように指示を出すということです。

 

 

人間は太古の時代から
「集団で生活」
をしてきました。

 

 

バランスを保つことが重要なので
「1人のチカラが暴走する」
ということがあってはなりません。

 

 

そのため、無意識に集団行動では
「チカラを抑える」
ということが行われるのです。

 

 

■生産性を上げるためにまず初めにマネージャーがすべきこと

 

 

さて、働き方よりも
「生産性向上にとって重要なこと」
があることが見えてきました。

 

 

生産性を高めるのは働く場所ではなく
「かかわる人数の設定」
のほうが重要です。

 

 

最近は個のプレッシャーを避けるために
「チーム単位」
で動いたり、予算が定められたりします。

 

 

ただチーム単位のままだと
「リンゲルマンの法則」
が発動することになります。

 

 

そのうえ、働く場所がばらばらだと、余計に強い影響が出るでしょう。

 

 

マネジメントで重要なのは
「1人ひとりの責任範囲を明確にする」
ということです。

 

 

適切に範囲を定めたら
「禁止事項以外は好きにやらせる」
ことです。

 

 

口出しもしない

手出しもしない

ただ、誰も手助けしない

 

 

「強いチームを目指そう」
と耳触りの良い標語があります。

 

 

しかし強いチームなど存在しません。

強い個人が複数いるだけです。

 

 

責任範囲を明確化するのは
「プロセスを細かくすることから始める」
とよいでしょう。

 

 

そして細かくしたプロセスを
「数値化すること」
です。

 

 

人の脳は抽象的な情報の処理が苦手です。

具体的な情報に変換することで、すぐに正しい行動を選択できます。

 

 

私の提唱している
「行動創造理論」
でも基本的なアプローチとしています。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

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上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

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  • 営業研修

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今日は「無意識の手抜き」というテーマに触れてみました。

 

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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