本日の記事の見出し
習慣の力は思考と嗜好を簡単に上回る!?
今日は
「習慣のチカラ」
というテーマに触れてみたいと思います。
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②自動的な意思決定である習慣の力は「まずいものでも平気で食べさせる!?」
■あなたの習慣化された行動は何がありますか?
あなたには習慣となっているものはありますか?
ぱっと思いつかなくても、かなりの数であるはずです。
顔を洗う
歯を磨く
風呂に毎日入る
靴下を毎日取り換える
当たり前のようにやっていることは
「習慣化された行動」
といって良いでしょう。
もう少し良い習慣といえば
「定期的な運動」
などがあげられるでしょうか?
朝の出勤前に
「ウォーキングを行う」
という人もいるでしょう。
仕事から帰宅中の道の
「ジムで汗を流す」
都に習慣もあるでしょう。
人の行動は
「習慣化してしまえば、抵抗なく続けることが出来る」
というものです。
脳に対して
「自動的な意思決定」
となるため、全く不安にならず続けることが出来るということです。
その為、習慣とさえしてしまえば
「まずいものも食べ続けることが出来る」
ということです。
■自動的な意思決定である習慣の力は「まずいものでも平気で食べさせる!?」
国によって食習慣はかなり異なります。
日本人は虫を食べるのには抵抗があるでしょう。
しかし生魚に関しては、抵抗はありません。
生魚は海外の人にも受け入れられましたが、少し前までは理解できない食習慣でした。
美味しいか、まずいかは習慣によるところも大きいということです。
脳が慣れ親しんだ情報であれば、抵抗が生まれない例としてはわかりやすいですね。
さらに明確に表した実験があります。
習慣の研究で知られるウェンディ・ウッドの
「ポップコーンの実験」
です。
地元の映画館に映画愛好家を集めました。
そして短編映画の評価をして欲しいと頼みます。
そして入場時にポップコーンを配ります。
映画の評価をするためと思って集まった愛好家は
「ポップコーンはお礼だ」
と思って受け取りました。
この実験の主役は映画ではなくポップコーンです。
配られたポップコーンは2種類ありました。
A 溶かしたてのバターをかけた出来立てポッポコーン
B 1週間前に作ってビニールに入れておいたポップコーン
当然、味の違いは歴然です。
Aの出来立てポップコーンをもらった人は、おいしく食べました。
Bの1週間たったポップコーンを食べた人は
「まずかった」
と答えます。
しかしマズイポップコーンを
「全て平らげた人」
も一定の人数いました。
なぜでしょうか??
まずいはずのポップコーンが全て食べられた理由が習慣です。
全て食べた映画愛好家は
「普段から映画鑑賞の際、ポップコーンを全て食べる」
という習慣を持っていました。
味の善し悪しの判断はされず
「習慣で食べ続けた」
ということです。
「映画館ではポップコーンを平らげる」
という行動が自動的にセットされているので、まずくても食べ続けたということです。
「映画館×ポップコーン」がスイッチとなり、行動が創られたということです。
研究室でミュージックビデオを見せるというシチュエーションでも、実験が行われました。
しかし、まずいポップコーンは誰も食べなかったようです。
■ポップコーンの実験で見つかったのは「行動創造の王様」
ポップコーンの実験で分かったことは
「普段の習慣は強力である」
ということです。
セットされた習慣は
「ネガティブな状況でも平気で発動される」
ということです。
ここに行動変容のヒントがあります。
「新たに運動を続ける」
というのは身体にはよいことですが、脳にとってはネガティブです。
なぜなら
「身体に負荷をかけるというのは生命維持に反する行動」
だからです。
その為、続けさせないような信号を出します。
良い習慣が続かないのは、ある種あなたの脳が邪魔をしていると言っても良いでしょう。
ではどうしたら良いのか??
答えは
「普段の習慣のチカラを利用する」
ということです。
例えば
「歯磨きとセットで腕立て伏せを行う」
ということです。
普段の習慣と新しい行動をセットで考えて
「セットが慣れるまで行う」
ということです。
初めの1週間は5回でも10回でも良いでしょう。
慣れさせることの方が重要なので、確実にできる回数で良いです。
「歯磨き腕立てセット」というメニューが定着したら、好きなだけ回数を増やせばよいでしょう。
新規ビジネスの情報収集をしたければ
「コーヒーを飲む⇒ビジネスモデルの研究を3件行う」
とセットします。
企画書を作成したければ
「メールチェックする⇒企画書の作成を始める」
とセットします。
既存の習慣を引き金として
「新しい行動を行う」
というルールを作るだけです。
これは人の脳の本能を刺激しています。
人の行動は
「何かを知覚した後に選択される」
ようになっています。
刺激を受けた瞬間に行動を選択するので、1つの流れにしてしまえば容易に習慣が創られます。
行動創造の王様ともいわれる
「アクショントリガー」
というアプローチです。
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「行動創造理論」
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脳科学
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今日は「習慣のチカラ」というテーマに触れてみました。