「競争を科学で見るとどうなる」予測を裏切る驚きの結果が!?

2022.03.29

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

マネージャーが知っておくべき競争に関する研究結果

 

 

今日は
「競争を科学で見るとどうなる?」
というテーマに触れてみます。

 

 

<index>

①競争にはメリットもデメリットも存在する

②どんな時に競争がマイナスに働いてしまうのか?

③ マネージャーがヘルムライク教授の研究結果を知っておくべき理由

 

 

■競争にはメリットもデメリットも存在する

 

 

組織において競争には
「メリットもデメリットもある」
ということは知られています。

 

 

競争がプラスに働く場面

競争がマイナスに働く場面

 

 

あなた自身も経験があると思います。

 

 

今日の記事では競争を
「科学的」
に見ていきたいと思います。

 

 

特に個人パフォーマンスにフォーカスしてみましょう。

 

 

アメリカ・テキサス大学の
「ロバート・ヘルムライク教授」
たちの研究が参考になります。

 

 

ヘルムライク教授は
「モチベーションを3つ」
に分けました。

 

 

1興味・関心・満足

2有能感(自信や自己肯定感)

3競争意識

 

 

上記3つの相関関係で
「どの状態がより大きなパフォーマンスを発揮するか」
というのを分析した研究です。

 

 

■どんな時に競争がマイナスに働いてしまうのか?

 

 

ヘルムライク教授は
「大学生」
を対象に研究を行いました。

 

 

3つの心理が
「成績への影響」
を研究で明らかにしました。

 

 

研究の結果は
「1の興味・関心・満足」と「2の有能感」
は極めて似た傾向を示しました。

 

 

しかし
「3競争意識」
は大きな違いがあることがわかりました。

 

 

ヘルムライク教授の研究は
「非常に興味深い結果」
となりました。

 

 

整理をすると
「結果は4つのパターン」
に当てはまります。

 

 

A 興味・有能感が高く、競争意識が低い

B 興味・有能感が高く、競争意識が高い

C 興味・有能感が低く、競争意識が低い

D 興味・有能感が低く、競争意識が高い

 

 

一番得点が低いかったのは
「C」
です。

 

 

Cが低いことはは研究をしなくても想像がつくと思います。

何せモチベーションが待ったない状態だからです。

 

 

しかし一番得点が良いのは
「1,2,3全てが高い B」
とはなりませんでした。

 

 

むしろCに次いで
「2番目に低い得点」
という結果になりました。

 

 

1位 A

2位 D

3位 B

4位 C

 

 

上記の結果になりました。

 

 

そもそも興味・関心、有能感が高いのであれば
「競争意識はパフォーマンスの邪魔となる」
ということが研究で明らかになりました。

 

 

理由は競争を意識するあまり
「本来の能力が阻害される」
「苦手意識を感じた時、劣等感を感じる」
ということになるのでしょうか?

 

 

因果関係についてはヘルムライク教授たちも言及を避けています。

 

 

ただ、言えることは1つあります。

 


興味、関心、有能感が低いという場合には
「競争意識が有効に働く」
ということです。

 

 

ただ注意すべきは
「男性」
に限った現象です。

 

 

「女性」
にとって競争意識はさほど影響がないという結果が出ています。

 

 

■マネージャーがヘルムライク教授の研究結果を知っておくべき理由

 

 

組織のマネージャーは
「ヘルムライク教授の研究結果」
を知っておくべきです。

 

 

パフォーマンスを上げるには競争を持ち込むより
「興味、関心、有能感を上げる」
ことが重要ということです。

 

 

安易に競争を持ち込むと
「パフォーマンスが落ちる」
という行動科学があるということです。

 

 

ただ組織を運営するには
「競争を持ち込む方が簡単」
なので、安易に競争が用いられます。

 

 

売上を競わせる

行動を競わせる

えこひいきをしてしまう

 

 

正しくマネジメントを学んでいない管理職の人は
「誤った方法」
を簡単に取り入れてしまいます。

 

 

部下の興味関心を高める

部下に有能感や自信をつけさせる

 

 

上記も
「科学を基軸とした方法」
を用いることで簡単にできることはご存じでしょうか?

 

 

モチベーションを高めるたいときも
「部下に励ましの言葉」
を少し変えるだけで飛躍的に高めることが出来ます

 

 

ある部分に着目するだけです。

 

 

私のマネジメント研修を受講した方ならわかりますね。

 

 

行動創造理論によるマネジメント研修は
「大企業から成長企業」
に採用され続けている優秀なプログラムです。

 

 

マネジメント研修をお考えの方は取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

 

チームの雰囲気は大幅に改善され、生産性も飛躍的に上がります。

離職率が大幅に下がった組織もあります。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネージメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。

 

 

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今日は「競争の科学」というテーマに触れてみました。

 

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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