おはようございます。
レゾンデートル齋藤です。
1自分が司会をしている、でも周りがうるさい・・・
2話を聞いてもらう魔法
3プレゼンテーションでの応用方法
昨日もトレーニングに登壇してきました。
私のトレーニングは
「基本的にワーク中心」
の内容です。
「ディスカッション」
をするワークでは、非常に盛り上がり終了時間を迎えても、中々議論が終わりません。
こんな感じです。
5~6あるテーブルの島でそれぞれ議論が盛り上がっています。
「時間となりました。話し合いを終了してこちらをご覧ください」
と声をかけても、誰も話しをやめようとしません。
ディスカッションを続けてもいいのですが、次のワークに移行して学びと気づきを深めなければなりません。
そんな時
「参加者を引きつける」
にはどうすればよいでしょうか。
部屋に響く議論の声より
「大きな声で終了を促す」
のが良いでしょうか?
これは余り効果的ではありません。
「威圧的」
にもなりかねないので、その後の進行にも良い影響は与えなさそうです。
一番効果的なのは
「終了です。こちらをご覧ください」
と言って手をあげます。
そして
「そのまま黙る」
ことです。
10秒するほどすれば、
「すーっと」
部屋が静かになります。
前に座っている人は、講師が待っているのに気づきます。
その気づきが広がっていき、自然と話し合いが終了となります。
静かになったところで、落ち着いた声で
「よろしいでしょうか」
と一声変えることで、場面の転換ができます。
このことは普段のコミュニケーションでも効果的です。
人に聞いてもらいたいときには
「まず黙る」
ことです。
「聞いてもらいたいのに黙る」
というのは不思議かもしれませんが、人間は変化に反応する生き物です。
「話す⇒黙る」
この変化に反応し、耳を傾けるというメカニズムです。
「間」という言い方がわかりやすいでしょうか。
「ちょっと聞いてほしいことがあるんだけど」
と言ったあとで、2秒ほど黙ってから話してみてください。
「ん?なに?」
聞き手が前のめりになるのがわかりますよ。
このファシリテーション術は
「プレゼンテーションの場面」
でも活躍します。
「ここがポイントです」
といって2秒黙る。
普段の会話でも、プレゼンテーションの場でも、誰でも使える魔法です。
良いコミュニケーションを作り出すために
「黙る」
こんな魔法を使ってみてはいかがでしょうか。
レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~
齋藤