【ビジネス寓話シリーズ】「旅人とカラス」営業のコミュニケーションの基本

2023.05.21

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

齋藤 英人
齋藤 英人
今日は大人気のビジネス寓話シリーズです。

 
今日の記事は営業のコミュニケーションの基本に触れています。
 
部下の営業力をあげたい責任者と営業メンバー向けの記事です。
 
もしすぐに改善したいという方は、こちらもご覧ください。
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ビジネス寓話の教訓を営業のコミュニケーションの基本に必要な技術をお伝えします。
 

ビジネス寓話シリーズ「旅人とカラス」

あらすじ

所用で旅をする人たちが、片目の潰れたカラスに出会いました。

思わずそちらへ振り向いたが、旅の仲間の一人が「引き返した方がよい、この烏がそう告げている」と勧めました。

ところが別の一人が遮って言いました。

「自分の目を怪我することを予見して防げなかった奴だ、どうしてこいつが我々の将来を予言できるものか」

 
旅人とカラスのお話はイソップ寓話の一節です。
 
 
原文では「自分の問題で知恵のまわらぬ人は、隣人への忠告でも失格である。」という教訓を伝えています。
 
 
営業のコミュニケーションの基本についてみていきましょう
 
 

営業のコミュニケーションの基本的なお話

 
 
「旅人とカラス」のお話にはコミュニケーションの基礎が詰まっています。
 
 

コミュニケーションポイント

・何を伝えるか?
・どう伝えるか?
・誰が伝えるか?

 
営業におけるコミュニケーションの基本は上記の3つです。
 
 
そして「旅人とカラス」のお話では誰が伝えるか?にフォーカスしたお話です。
 
 
わかりやすい例でソムリエの話をしましょう。
 
 
2人のソムリエが「このワインは知りません」と伝えます。

何を伝えるか→「ワインは知りません」と一緒
どう伝えるか→知らないことを率直に伝えるの一緒
誰が伝えるか→新人ソムリエ、50年のベテランソムリエ

 
伝えることと伝え方が一緒でも、伝える人が違えば受ける印象が違います。
 
 
新人ソムリエの場合は「無知」になります。

ベテランソムリエの場合は「希少なワイン」となります。
 
 
全く同じことを伝えても、伝える人が変わると意味すら変わってきます。
 
 
営業でも全く一緒です。
 
 

営業の違い
  1. 業界を熟知した営業
  2. お客様のことをよく知っている営業
  3. 実績が豊富な営業
  4. 製品サービスを知り尽くした営業

上記の営業であれば信用されます。
 
 
業界経験も浅い営業
事前準備もせずお客様のことを知らない営業
実績に乏しい営業
製品サービスも良く知らない営業
 
 
こんな営業の話はお客様には届きません。
 
 
「旅人とカラス」のお話の教訓の1つ目です。
 
 
 

もう1つの営業の教訓はソーシャルプルーフ

 
 
「ソーシャルプルーフ」という言葉は聞いたことはありますか?
 
 
私の提唱している行動創造理論の「営業技術の1つ」です。
 
 
心理学用語で「社会的証明」のことを指す言葉です。
 
 

齋藤 英人
齋藤 英人
自分の考えや行動に妥当性を持たせようとする無意識の反応です

 
 
例えば街を歩いていて「行列」のお店を見かけたとします。
 
 
人気店ということを認識し「さぞかし美味しいのだろうな」と思うのもソーシャルプルーフです。
 
 

人は他の人のマネをすれば上手くいくと信じ込んでいる

 
 
基本的に人の本能では上記の判断をしています。
太古の時代から、上手くいく方法を真似ることで生活を向上させてきた歴史があります。
 
 
誰かが火を使えば真似をします。
誰かが保存法を見つければ真似をします
誰かが良い狩場を見つけたらそこに行きます。
 
 
人は遺伝子の中に「誰かのマネをすれば上手くいく」と書かれているのです。
 
 
もちろん営業のコミュニケーションでも一緒です。
 
 
営業自身が単に実績を伝えたり、特長を伝えてもあまり意味を持ちません。
 

齋藤 英人
齋藤 英人
相手が信頼している人物や機関からの情報として届けるのです

 
これが営業技術としての「ソーシャルプルーフ」です。
 
 
「旅人とカラス」の教訓の誰が伝えるかに触れてきました。
 
 
営業では「営業自身が伝える必要がない」と覚えておくとよいでしょう。
 
 
「〇〇さんが言っている」
「〇〇という機関も言っています」
「〇〇という会社も言っています」
 
 
上記のように伝えれば営業自身の言葉より信頼がされます。
つまり提案価値が勝手に上がるということです。
提案価値が上がれば採用される確率が上がるのは容易に想像できることでしょう。
 
 
最後にもっと売れる営業になるための方法に触れておきましょう。
 
 

脳のメカニズムを先回りした行動創造理論による「営業研修」

 
 
営業で最も重要なのは、脳のメカニズムを先回りすることです。
お客様の脳の先回り出来れば、営業が意図する結果は容易に手にできるからです。
 
 
「ソーシャルプルーフ」もその1つです。
 
 
脳のメカニズムを先回りする営業の成果は私の研修の受講者が示してくれています。
 
 
私の提唱する行動創造理論は「科学を基軸とした営業理論」です。
脳のメカニズムに基づいたビジネスにおける行動を最適化する理論です。
 
 
脳科学
心理学
行動経済学
 
 
上記のノーベル賞を取った研究結果や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。
行動創造理論に触れ、科学を基軸とした営業技術を身につけて、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。
 
 
営業研修
マネジメント研修
能力開発トレーニング
 
 
「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」

「確実に営業力が上がる営業研修はないか」

一度でも思ったことのある営業責任者には、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。
 
 
営業で成果を出すには「人の本能の行動に合わせる」だけです。
 
 
成約率が50%向上した
新規案件数が10倍に増えた
たった1か月で売上が4.6倍になった
 
 
あなたの営業組織の中の普通の営業がトップセールスに変貌していきます。
 
 
行動創造理論による営業研修では、すでに9,816人の営業が飛躍的に向上させました。
そしてその成果が認められ、導入企業からは100%のリピートを維持し続けています。
 
 
あなたの営業組織にも最適なプログラムをお届けします。
 
 
しかし私が登壇できる回数には限りがあります。
研修効果を担保するために年間100回の登壇に限定しております。
 
 
もし売上向上にご興味がある営業責任者、研修担当者は早めのアプローチをお願いいたします。

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