日本人の美徳が失われる理由とマネジメントの失敗が同じ理由だった!?

2022.04.18

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

我慢をするのは良いことですか?それとも悪いことですか?

 

 

今日は
「自由のチカラ」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①日本人の美徳がなぜ失われていくのか?

②我慢は人の意志力を消耗させることと一緒!?

③マネジメントに最も重要な「意志力を維持させる方法」

 

 

■日本人の美徳がなぜ失われていくのか?

 

 

あなたは
「日本人の美徳は?」
と聞かれたら何と答えますか?

 

 

礼儀正しい

謙遜する

我慢強い

誠意ある対応

時間を守る

 

 

世代によっても答えは異なりますが、上記のような答えが思い浮かべられるでしょうか。

 

 

しかし近年
「グローバル化」
が進んできて、美徳にも変化があります。

 

 

守るべき日本人の美徳

捨てるべき日本人の美徳

 

 

両方の視点から語られることも多くなりました。

 

 

今日の記事では
「耐え忍ぶ」「我慢する」
という部分にフォーカスしてみたいと思います。

 

 

■我慢は人の意志力を消耗させることと一緒!?

 

 

この世界で生きていくには
「我慢をする」
ということは絶対に必要です。

 

 

ただし生物学的にみると
「我慢」
というのは身体によい影響を与えないことは知られていません。

 

 

ケース・ウエスタン・リザーブのボーマイスター博士の実験で明らかになっています。

 

 

博士は
「コメディを見た後で握力計を力いっぱい握ってもらう」
という実験を行いました。

 

 

Aグループ コメディを見て思う存分笑ってもらう

Bグループ コメディを見て面白くても笑うのを我慢する

 

 

実験の結果、笑うのを我慢したBグループの方が
「握力計を握る時間が短縮される」
という結果になりました。

 

 

もっと単純にできる方法もあります。

 

A 「6分間タヌキのことを考えて」と依頼される場合

B 「6分間タヌキのことを考えないで」と依頼される場合

 

 

こちらのBの方が
「握力計を握る時間が短縮される」
ということがわかっています。

 

 

ボーマイスター博士の実験では
「我慢すると意志力が消耗する」
ということを明らかにしました。

 

 

自制心や意志力というのは
「脳」
を使うものです。

 

 

身体の筋肉と同様に
「使い続けると消耗する」
ということです。

 

 

日本人の美徳と言われるものも
「自制心によって維持されるもの」
が非常に多くあります。

 

 

あまり見られなくなったと感じている人は
「疲弊する環境にいる人」
が周りに多いのかもしれません。

 

 

■マネジメントに最も重要な「意志力を維持させる方法」

 

 

さてここまで我慢させることで
「意志力が消耗する」
ということを見てきました。

 

 

さてあなたの
「仕事の環境」
はどうでしょうか?

 

 

毎日毎日
「我慢をする時間」
が多いと感じているでしょうか?

 

 

また管理職の方であれば
「部下に我慢を強いている」
ということはあるでしょうか?

 

 

アレをやってはいけない

コレをやってはいけない

 

 

細かく制限をしていると
「従業員の意志力は簡単に消耗してしまう」
こととなります。

 

 

とはいうものの
「すべて自由にさせる」
というのは組織として無理があります。

 

 

「マネジメントのカタチ」
を見直すことが必要かもしれません。

 

 

ミッションリーダーシップ

行動マネジメント

 

 

やってはいけない事を
「大きな枠でとどめておく」
ことがミッションリーダーシップです。

 

 

枠の中では
「自由にやってもらう」
というマネジメント手法です。

 

 

行動マネジメントは
「結果だけの管理をしない」
というものです。

 

 

結果だけにフォーカスをすると
「無駄に見える行動を排除する」
というマネジメントになります。

 

 

結果が出なくなると
「なんでそんなことをするんだ」
というマイナス面のみ脳が見つけるようになるからです。

 

 

結果ではなく
「行動のみ」
フォーカスをしていくマネジメントです。

 

 

当然、人間は
「仕事だけをしている」
わけではありません。

 

 

仕事もすれば
「大切なプライベートの時間」
もあります。

 

 

人の脳は区別はしますが
「同様に消耗をする」
こととなります。

 

 

1ON1ミーティングなどで
「個人的な我慢」
を吐き出させるのも意志力を保つ手段です。

 

 

ただし
「上記をマネージャがやりなさい」
というのでは、絶対に実現しません。

 

 

ミッションリーダーシップ

行動マネジメント

1ON1ミーティング

 

 

上記を
「導入しよう」
というのでは、単なる正論で終わります。

 

 

決して実現はされないでしょう。

また現場のマネージャの力量に委ねられます。

 

 

それこそマネージャーたちの
「意志力を奪い続ける」
こととなります。

 

 

実行し定着させるには
「行動のメカニズムを先回りする」
ことが求められます。

 

 

人の意思決定や行動のほとんどは
「無意識のうちに行われている」
ということはご存じでしょうか?

 

 

無意識の選択の場合
「無理が全くない」
ということになります。

 

 

「無意識に正しい行動を取れるようにする」
ことが組織には求められます。

 

 

営業とマネジメントについては
「行動創造理論」
を用いることで実現できます。

 

 

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今日は「自由のチカラ」というテーマに触れてみました。

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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