今日は
「顧客とのコミュニケーション」
をマーケティング視点で見てみます。
これまでのマーケティングは
「モノを売るためのマーケティング」
という考えでした。
しかし、現在はその限界が明らかになっています。
そこでマーケティングを
「顧客とのコミュニケーションそのもの」
と捉えられるようになっています。
これまでのコミュニケーションを整理します。
企業から➡顧客へ
何を買えばよいか正解を教える(発信)
何が欲しいか正解を教えてもらう(調査)
というものでした。
現在では
「どちらもわからない」
ということを前提に、
「一緒に考える必要がある」
というフェーズです。
これをわかりやすく
「ABCDマトリクス」
というものにまとめることができます。
心理学で使う
「ジョハリの窓」
を応用したものです。
企業 知っている、知らない
顧客 知っている、知らない
これをマトリクスで組み合わせたものです。
A
企業は提供すべきものを知っている
顧客も購入すべきものを知っている
➡マーケティング不要
B
企業は提供すべきものを知っている
顧客は購入すべきものを知らない
➡打つべき手は「プロモーション」
C
企業は提供すべきものを知らない
顧客は購入すべきものを知っている
➡打つべき手は「リサーチ」
D
企業は提供すべきものを知らない
顧客は購入すべきものを知らない
➡新しいマーケティングが必要
BとCの領域はこれまでのマーケティングで解決できる可能性があります。
言い方をかえれば、まだまだ突き詰めていく余地があるということです。
ただ広がってきているのが
「Dの領域」
です。
ここは
「未開の市場」
とも言えます。
昨日の記事で取り上げた
もこの領域のものです。
まずは
「自分がこうなったらいいな」
というポジティブな未来を想像してもよいかもしれません。
そうすることで
「Dの領域」
を見る視点が養われていくのかもしれないですね。
レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~
齋藤