今日は
「水平思考」
という思考法に触れてみます。
「水平思考」
とはどんなものでしょうか?
問題解決のために
既成の理論や概念にとらわれず
アイデアを生み出す方法
として1967年にエドワード・デボノ氏が提唱した思考法です。
対義語に
「垂直思考」
というものがあります。
これは
「論理的思考や分析的思考」
に当たります。
論理を深めるには有効である一方で
斬新な発想は生まれにくいとされています。
「水平思考」
は多様な視点から物事を見ることで直感的な発想を生み出す方法です。
この思考法で市場を捉えるマーケティングが
「ラテラルマーケティング」
と呼ばれるものです。
水平思考で生まれた
「製品やサービス」
はどんなものがあるでしょうか?
例をいくつか上げてみましょう。
1 レッド・ブル
「のどの渇きを潤す」
というニーズに加えて
「エネルギーを補給する」
というニーズを満たす製品
2宅配タクシー
タクシーを宅急便代わり利用できる企業向けサービス
B2Bでは比較的近距離の宅配便を利用するケースが多くあります。
一般の宅配便を利用しようとすると、時間と車両の制限があります。
ただタクシーであれば街中を常に走っています。
「荷物を運ぶ」
という効用を付加したサービスです。
これらは既存のニーズを満たすことに加えて
「別の効用を付加」
した水平思考のマーケティングです。
それ以外にも
「対象者」
を変えた水平思思考のマーケティングがあります。
女性向けのカミソリ
赤ちゃん向けのクラシック音楽
年配向けおむつ
このように対象を変えたヒット商品も数多くあります。
ニーズ
対象
時間
場所
状況
これらの
「範囲を変えて考える」
と新たなサービスや商品が生まれるかもしれません。
一度ご自身の主力製品を
「水平思考」
で考えてみてはいかがでしょうか?
驚くような製品やサービスが生まれるかもしれませんね。
私のセミナーは
「場所」
を変えるだけで新サービスが生まれそうです。
レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~
齋藤