【ビジネス寓話シリーズ】「ライオンの皮をかぶったロバ」無能な人の行動とは?

2022.08.14

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

イソップ寓話では愚かな省庁のロバ、あなたも同じことしている!?

 

 

今日は大人気の
「ビジネス寓話シリーズ」
をお送りいたします。

 

 

「ライオンの皮をかぶったロバ」

 

 

どんな教訓があるのでしょうか?

 

 

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ロバががライオンの皮をかぶり、愚かな動物どもを震えあがらせながらのし歩いていた。

 

ロバはキツネを見かけ
「こいつもびっくりさせてやろうと」
と思いました。

 

 

しかしキツネは元よりロバの声を聞いたことがあります。

 

 

キツネはロバに向かって
「いいか、お前の鳴き声を聞いたことがなかったなら、俺だって怖がっただろうがね」

 

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ライオンの皮をかぶったロバのお話は
「イソップ物語」
の一節です。

 

 

教養のない人の中にはまやかしの外見でひとかどの者と思われるものの、自分のおしゃべりで化けの皮が剥がれる者がいる。

 

 

原文では上記の教訓が記されています。

ではビジネスではどんな教訓があるのでしょうか?

 

 

■無能なロバは自己評価が高いのかもしれない

 

 

人の世界であれば
「ライオンの皮」
をかぶっていてもビビることは無いでしょう。

 

 

単なるコスプレですからね。

 

 

しかしロバと同様に
「脅かすことが出来る」
と思う人もいるのも事実です。

 

 

イソップ童話では
「ロバは愚かの象徴」
として描かれることが多いキャラクターです。

 

 

このお話でも
「キツネに見抜かれ馬鹿にされる存在」
として描かれています。

 

 

もちろん私たちの周りにもロバのよう存在もいます。

 

 

能力があるわけでもないのに
「自分が優秀である」
と思っている存在は少なくありません。

 

 

むしろ無能な人ほど
「自分が優れている」
を思い込んでいるケースの方が多いですね。

 

 

その理由は
「無能であるがゆえに、客観的に自分を見られない」
ことです。

 

 

「ダニング・クルーガー効果」と呼ばれる認知バイアスの1つです。

 

 

もしかしたら
「自分のチカラじゃ足りないからライオンの皮をかぶった」
というロバの方が賢明かもしれません。

 

 

認知バイアスの基本は
「自分が優れている」
と思わせるのでしかたが無い部分がありますが、無能な人は顕著ですね。

 

 

■営業であるならば「ライオンの皮をかぶるべき!?」

 

 

とはいえビジネスの世界では
「ライオンの皮をかぶる」
ということも役立つことがあります。

 

 

特に営業の交渉では効果的な技術となります。

 

 

個人レベルでいえば
「見た目の良い営業マン」
の方が成績が良いということです。

 

 

イケメンや美女の方が有利ということです。

 

 

例えば野菜でも一緒です。

 

 

キレイな色の野菜と傷がついた野菜はどちらがおいしそうですか?

またクリスタルのグラスとプラスチックのグラスで飲むワインはどうでしょうか?

 

 

味や中身が一緒でも
「見た目や器が異なるだけで美味しく感じる」
というのは経験があるでしょう。

 

 

営業も一緒です。

身だしなみがしっかりして異例業の方が信頼されます。

 

 

実際に
「イケメンや美女の方が年収が高い」
という研究結果もあります。

 

 

もしあなたが転職を考えたとして
「綺麗なオフィスの会社」「汚いオフィスの会社」
だったろどちらが良いと思いますか?

 

 

人の脳の判断では
「視覚情報」
が非常に重視されます。

 

 

身だしなみを整える

清潔感を出す

オンラインでは良いカメラを使う

 

 

営業であるならば最低限のことです。

しかも能力は関係なく、誰でも出来ることです。

 

 

愚かなロバの方法も
「キツネ以外には成功をした」
部分にもフォーカスをしてみました。

 

 

今日はビジネス寓話シリーズ
「ライオンの皮をかぶったロバ」
をお送りしました。

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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