あなたの計画が思い通りにいかない理由「公共事業と同じ失敗をしているから!?」

2022.08.13

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

なぜ公共事業と同様に個人でも計画通りにいかないのか?

 

 

今日は
「計画通りにいかない理由」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①東京オリンピックの費用計画のズレはなぜ生じたか?

②計画通りにいかないのはあなた自身の計画でも起こっている

③計画錯誤に対処する有効な手段はあるのでしょうか?

 

 

■東京オリンピックの費用計画のズレはなぜ生じたか?

 

 

東京オリンピックの当初の予算は覚えていますか?

 

 

日本は
「コンパクト五輪」
という提案で開催を勝ち取りました。

 

 

提案時の予算は
「7,000億円」
という金額でした。

 

 

しかし実際にかかった費用は関連費も合わせると
「3兆円」
とも言われています。

 

 

このような見立ての甘さは
「計画錯誤」
と呼ばれています。

 

 

しかし、計画錯誤は日本のオリンピックだけではありません。

 

 

世界遺産の
「オペラハウスの建設」
も例外ではありません。

 

 

見立てでは700万豪ドルでした。

 

 

しかし実際にかかった費用は
「1億200万豪ドルと16年の歳月」
でした。

 

 

様々な公共事業で
「大規模な計画錯誤」
が取り沙汰されています。

 

 

ほぼすべてに当てはまるので、聞いた人も驚かなくなっています。

ではなぜ、ここまで計画錯誤が発生するのでしょうか?

 

 

■計画通りにいかないのはあなた自身の計画でも起こっている

 

 

計画錯誤が起こるのは公共事業ではありません。

 

 

民間のプロジェクトでも同様です。

もっと言えば個人レベルでも起きています。

 

 

期日までに論文を仕上げ仲ればならない学生

締め切りまで原稿を入稿しなければならない作家

プレゼンまでに企画書を仕上げなければならないビジネスパーソン

 

 

多くの人たちは
「かかる期間を少なく見積もりがちである」
という事実があります。

 

 

計画を立てる際に
「失敗している」
ために計画錯誤が生じます。

 

 

その最大の理由は
「失敗する可能性を洗い出していない」
ことにあります。

 

 

計画を立てるときには
「上手く行くシナリオ」
を考えてしまいます。

 

 

ただし計画通りに物事が進むには
「多くの好ましい状況が揃う必要がある」
ということです。

 

 

しかし実際は
「小さなミス1つ」
によってすべてがダメになることがあります。

 

 

人は計画時に小さなミスの可能性を見落としているのです。

 

最大の要因は
「当事者側からしか見ようとしていない」
からです。

 

 

過去に起こっている
「同様のプロジェクトを振り返る」
ことは決してしていないでしょう。

 

 

どのようなスケジュールと予算を組んでいたのか?

実際に計画遅延や予算超過は発生したのか?

 

 

せっかくのケーススタディを調べようとしないことが問題です。

 

 

■計画錯誤に対処する有効な手段はあるのでしょうか?

 

 

計画錯誤の問題への対処で有効なのは
「外部の視点」
です。

 

 

外部から見るということは、計画している案件を
「類似している事例の1つ」
と考えることです。

 

 

類似した複数の計画は
「参照クラス」
と呼ばれ、過去の結果のデータが参考になります。

 

 

オリンピックの計画であれば
「過去のオリンピックの事例」
が参照クラスになります。

 

 

大規模の建造物もデータは数多く存在しています。

 

 

プレゼンの企画書

プログラムの構築

会議資料

 

 

締め切りが決まっていることに対しては
「計画と結果」
が必ず存在しています。

 

 

自分で立てたシナリオは
「内部視点」
となります。

 

 

一方で過去のデータや客観的な見立ては
「外部視点」
となります。

 

 

多くのケースでは
「外部視点の方が正しい」
という結果を導きます。

 

 

自分自身の転職を考える時

友人の転職を考える時

 

 

どちらが適切にアドバイスができるでしょうか?

友人の転職を考えたときの方が、客観的な判断が出来るでしょう。

 

 

しかし個人レベルの計画では
「内部視点からしか考え無い」
ということで、計画錯誤を発生させてしまいます。

 

 

内部視点は確証バイアスによって
「自分に都合の良いストーリーを組みあげているだけ」
なので、簡単な躓きで振出しに戻りがちです。

 

 

脳のメカニズムをから考えれば
「正しい仕事術」
というものは容易に見つけ出すことが出来ます。

 

 

組織で取り入れれば生産性の向上は簡単に実現できるでしょう。

 

 

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私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


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今日は「計画通りにいかない理由」というテーマに触れてみました。

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行動創造理論第一人者
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