有名な戦略論 あの商品は「ある視点から作られた」

2017.06.24

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は

「新しいサービスの視点」

というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

自分たちの主力商品、サービスを

「違った形で市場に出したい」

という戦略を考えたことはあると思います。

 

 

私もコンサルティングのテーマで一緒に取り組むことがあります。

 

 

その時には

「どんな視点が有効」

でしょうか?

 

 

この戦略を考えるときには新しいモノを

「ゼロから作る」

というわけではないですね。

 

 

既存のものを別の形にするというわけです。

 

 

 

製品やサービスの

「コンセプトを変える」

といった発想でしょうか?

 

 

例えば昨日の

「サウスウエスト航空」

はどんな視点でしょうか?

参考記事 とある航空会社がお客に選ばれるためにとった方法

 

 

「サービスを取り除く」

という視点です。

 

航空機のサービスは非常にクオリティが高いというのが業界標準です。

 

 

そのサービスを削ぎ落した結果

「格安航空サービス」

これを実現しました。

 

 

その他の視点では

 

「減らす」

「増やす」

「付け加える」

というものがあります。

 

 

例を見ていきましょう

 

 

■付け加える

 

海外の例ですがタクシー会社が

「宅配サービスを行う」

というサービスになるでしょうか。

 

もしかしたら日本でも

amazonの流通にタクシーが使われるかもしれません(笑)

 

 

■増やす

 

カーシェアリングでは

「ベンツやBMWといった高級車」

のラインアップを増やしているのが目立ちます。

 

 

■減らす

 

こちらは

「ミートソース専門店」

というスパゲティ屋さんがその戦略でしょうか。

 

数多くのメニューがある中で、思い切って減らすという戦略です。

味のこだわりがストレートに伝わり繁盛したという例です。

 

 

「減らす」

「取り除く」

「増やす」

「付け加える」

 

 

これらを中途半端でなく

「業界標準から大きく変える」

と新しい市場が見えてくることになります。

 

 

これが有名な

「ブルーオーシャン戦略」

です。

 

欧州経営大学院の

チャン・キム

レネ・モボルニュ

が提唱した戦略論です。

 

 

1つの視点ではなく

「組み合わせて考える」

ことが重要です。

 

 

ある部分では増やす

ある部分では減らす

とすることでより高い顧客価値が創出できるようになります。

 

 

それが

「今までにない市場」

を見つけることにつながります。

 

 

街を歩けばかなりのものが

「この戦略に基づいたもの」

であることに気づけます。

 

まずは

「目の前にあるものはどんな視点で作られたのか?」

と考えてみてはいかがでしょうか?

 

 

今日は

「ブルーオーシャン戦略」

について触れてみました。

 

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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