本日の記事の見出し
まるで高速道路を逆走しているかのような思考
今日のテーマは
「脳に逆らっている考え方」
について触れてみたいと思います。
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①こんな時、売上を上げるためにはどうする?
②脳のメカニズムに逆らっていると言える理由
③脳のメカニズムを活用する方法「欠点列挙法」
■こんな時、売上を上げるためにはどうする?
事業活動をしている企業のほとんどは
「売上向上」
は追っていることでしょう。
そして今、新型コロナウイルスの影響で
「営業機会」
を失っている企業が非常に多いという現実があります。
このような時
「売上を上げるにはどうしたらよいか?」
と考えるでしょう。
飲食店であったら
「テイクアウト」
を始めてみようと考えます。
製品だったら
「こんな機能を追加してみよう」
と考えます。
これが普通の思考法です。
売上向上のためにやっている仕事でもあります。
しかしあなたのこの思考法が
「間違っている」
としたらどうでしょうか?
実は当たり前と思っているこの考え方は
「脳のメカニズムに逆らった思考法」
でもあります。
この思考で続けている限り
「大きな問題をクリアする」
のは難しいかもしれません。
なぜ、間違った思考法なのでしょうか?
■脳のメカニズムに逆らっていると言える理由
この思考に触れる前に、1つご質問です。
子供が成績表を持って帰ってきました。
(成績は5段階評価とします)
国語 4
算数 1
社会 5
理科 4
音楽 3
体育 4
さてどの教科の成績に目が行きましたか?
そして子供になって声をかけますか?
恐らくほとんどの人は
「算数 1」
の成績に目がいったことでしょう。
そして子供には
「どうして算数だけこんだけ悪いの?」
と声をかけるはずです。
これが
「脳のメカニズム」
です。
無意識に
「算数 1」
に着目してしまうという習性です。
人の脳は原始的な能力として
「マイナスなことに過剰に反応する」
という特性を持っています。
危険が訪れた際に
「すぐに察知できる」
ための優れた能力です。
これは本能レベルで行われるので
「マイナスに目が行く」
というのは無意識で行われます。
つまり人は
「マイナス点を探し出すことには長けた生き物」
ということです。
さて売上をあげるために、考えることは何でしたか?
「〇〇したらよい」
という思考法です。
人の脳の強力な
「マイナス点を見つけるセンサー」
を使っていない思考です。
■脳のメカニズムを活用する方法「欠点列挙法」
具体的なやり方は
「マイナス点を書き出す」
という方法です。
まず現在の
「製品・サービスの欠点」
を列挙します。
例えば自動車であれば
燃費が悪い
加速がよくない
音がうるさい
などと言う点です。
お店であれば
接客がよくない
品ぞろえが悪い
お店が汚い
といった点です。
このように
「マイナス」
を出すことで改善すべき点が浮き彫りになってきます。
この製品をよくするには?
お店の売り上げを上げるには?
このテーマを考えるときに
「脳のアンテナを利用して欠点を列挙する」
ほうが早くて正しい判断を導き出すことができます。
この思考法を
「欠点列挙法」
といいいます。
ご安心ください。
上げた
「欠点」
をすべて変える必要はありません。
「欠点を出したらすべて改善しなければならない」
という発想は捨てましょう。
改善してもしょうがないことはたくさんあります。
まずは
「優先順位」
をつけることが大切です。
そして
「重要度と緊急度が高い点」
から改善していけばよいだけです。
欠点を放置しておくのは
「気持ちが悪い」
という人もいるでしょう。
そんな時は
「リフレーミング」
することで改善することができます。
「マイナス点」⇒「プラスの点」
に発想を転換する方法です
お店でいえば
「接客が悪い」
これをリフレーミングをすると
→最低限の接客
→お客さんのペースで楽しんでもらえるお店
→感染拡大に配慮した接客
このように
「弱みを強み」
に変換するものです。
コンセプトを変えるだけで
欠点ではなくなるかもしれません。
ちなみにこの
「リフレーミング」
も脳のメカニズムに適した方法です。
あなたの脳は
「居心地の良い情報」
を好みます。
脳波ストレスを極端に嫌うので
「プラスの情報で満たすことで活性化」
が促されます。
良い状態を保つことになるので
「行動が創られやすい」
環境づくりにもなります。
営業でも一緒です。
製品情報の整理
提案資料作成
この時は
「良い点・差別化ポイント」
ばかりに目が行きがちですね。
しかし
「選択するのはお客様」
です。
お客様の脳も
「マイナス点」
を見つけることに長けています。
お客様に
「選択される理由」
だけでは準備不足といえるでしょう。
準備段階で
「選択されない理由」
を整理し置くことは重要です。
その視点こそが
「お客様の立場」
で考えるということです。
選択されない理由を
「お客様と一緒にリフレーミングする」
としてみてください。
驚くほどお客様の行動が創られるでしょう。
これは
「脳のメカニズムを先回りした提案」
だからです。
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今日は「脳に逆らっている考え方」に触れてみました。